ビットコインチャート

@マナです。

ようやくBakktによるビットコイン先物がローンチされた。2017年のCBOEビットコイン先物ローンチの時と同様、蓋を開けてみれば取引数量は8時間でたったの26BTCしかなかった。

「Bakktローンチで、もしかしたら機関投資家が一気に参入するかも?」と考えていた市場参加者が多かったようだが、完全に出鼻をくじかれた。

昨日の市場の雰囲気をみて、「全体的に一気に下がりそうだな」と思った。雰囲気どおり一気に下がった。ビットコインは約100万円でほとんどすべて売っておいて良かった。

これは、以前の記事でも書いた通り、予想通りの展開だ。

日経や各種メディアを見てれば想像付く。技術革新分野においてはどこもブロックチェーンについての話題は乏しく、ほとんどがAIや5Gについてだ。こんな状況じゃぁ、今回の相場の上昇はたかが知れている。

また、仮想通貨市場でのインフルエンサーが最近「ビットコインは4万ドルくらいになるだろう」と強気発言が目立っていたのも気になっていた。この市場では市場参加者による強気発言が増えると、その後は高確率で下がる。

経験豊富なトレーダーのある御方は、Bakktローンチ前に「今回はビットコイン相場上昇が鈍く、多くの人が下がると思っているだろう。ビットコインはいつも逆を行くので、私は上がると踏んで大量に買った」と言っていたが、その賭けは失敗に終わった。市場経験豊富な人でも、このように読み違えることもある。

だから、誰も信じてはいけない市場である。

ビットコイン上げ相場、バブル相場チャートの軌跡

ビットコインチャート2

さて、今回のビットコインの上げ相場の最高値からの軌跡を見てみよう。良い感じに下がり続けている。上手な人は150万円付近で半分売り抜け、今回のBakktローンチ後でほぼ全て売っただろう。

ビットコイン暴落チャート

次は2017年のビットコインバブルから今までの軌跡チャートだ。2019年の上げ相場も、バブルチャートの様相を呈している。このままいけば、1BTC=60万円~70万円ほどまで一旦下がりそうに思う。

9月初旬まではアナリストらがメディアで「2万ドル回復」「5万ドルへ」などと発言していたが、昨日~今日にかけてコロッと態度を変え、「サポートラインは8000ドル」などと言い始めた。

アナリストの発言なんざそんなもので、アナリストは、アナライズすることが仕事であり、これを糧として生きている人間だ。誰も市場の未来を当てることはできない。

また、仮想通貨については現在はほんの一握りの一部の人間が騒いでいるだけで、もしかしたら、このまま永久にマニア路線を歩むことにもなりかねないな・・と思い始めている。

時代はAIと5Gだ。他に考えられるとしたら、ブロックチェーンゲーム+5G。グローバリストゲームユーザーによる、ブロックチェーンゲームでのお金稼ぎの隆盛だと思っている。

ビットコインはまだまだ買わない

これも前々から言っているが、ビットコインは1BTC=50万円~60万円ほどになるまで買わない予定だ。

この市場では焦って買った人が損をすると学習している。誰もが悲観し、相場の上下も小さくなり、値動きも落ち着き、地を這うようなチャートになるまで静かに待つことにする。

XRPチャート

ついでにXRPについても書いておくが、これは改めて買う気も起きなくなったデジタルアセットだ。2017年からのチャートを見れば明確で、手を出してはいけないことは一目瞭然。

230億の資産を作った@cis氏は「下がり続ける株は下がる」と言っているが、XRPはぴたりと当てはまる状況だ。

おまけに大量保有者のリップル社による、XRPばら撒き&市場への売り圧。コロコロと変わってきたXRP用途。信者らを増やす作戦。XRPがこけても責任はゼロ。有価証券でもないので、XRPを買った人が損をしてもリップル社は何もダメージは無い。単純に市場参加者を食い物にしているように見える。

元々市場参加者らの勘違いによって、1XRP=0.7円時代から相場上昇が始まったアセットだ。2018年~2019年に仮想通貨市場に参入した人たちにとっては、なぜXRPが上昇したか分からない人も多いだろう。

正体を書いておくが、XRPが日本、世界の銀行で使われると勘違いした人が大勢いたからだ。

2017年3月末のSBIホールディングスの四半期報告会及び報告書で、リップルのシステムが日本の銀行で採用されると報告された。当時はxCurrentとxRapidの区別を付けられる人が少なく、0.7円から一気に相場が上昇した。おまけに取引所でもXRPを「Ripple」と称して販売していたことも相場上昇理由の一つだ。

私も当時は勘違いした。リップル社も巧妙に分かりにくくするマーケティングを行っていたし、売り煽りもやっていた。市場参加者らは、リップルの成功がXRPの成功と思い込んでしまったのである。

勘違いが勘違いを生み、創造サクセスストーリーが生み出され信者を増やした。さらに2017年は仮想通貨バブルだった。買えば誰でも含み益を得られ、熱狂した。

その末路が現在である。勘違いによる相場の歪みはいずれ修正され、適正になると思う。適性がいくらなのか分からないが、私の予想では1XRP=10円ほど、と言っておこう。

ホルダーらは大きな含み損を抱えていても、まだXRPを信じている。

マーケットの世界においては、信じる者は救われない。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。