ビットコイン相場

@マナです。

一昨日のFRBによる金利下げによる影響か、ビットコイン相場はちょっとした上昇を見せた。

おそらく一時的なものだろうと思っていたが、トランプ大統領が中国製品にさらに関税をかけると発表。ダウはさらに下げ、日経平均も下げた。リスクオフの方向に動いている。

安全資産である円が買われると同時にビットコインの需要も伸びたらしい。これからドル円相場や株式相場がどうなるか分からないが、これらが下げ続けるのであればビットコイン相場は上昇し続けるかもしれない。

ビットコインは逃避資産としても見られるようになっている

中国でビットコイン取引が盛んな頃からであるが、ビットコインは逃避資産の一つとしても見られるようになっている。

人民元不安が蔓延していた頃は中国人が沢山ビットコインを買っていた。最近は株安・円安・ドル安が起こるとビットコインが一時的な逃避資産として需要を獲得するようになっているらしい。

極端な例では、ジンバブエでの通貨不安。ビットコインの方が遥かに高い信用を獲得していいて、日本で1BTC=100万円だった時にジンバブエの取引所では1BTC=150万円というすさまじいプレミアムを獲得していた。

ビットコインは安全資産ではない

だが、ビットコインが安全資産か?と考えれば全くそんなことは無い。価値の裏付けが明確ではないからだ。ビットコイン相場に触れている人ならご存じだろう。最高値220万円から35万円に下落した過去を持つ。

「マイニングや取引所のマイニング投資費用が価値の裏付けだ」という説も一理あるが、この説が正しいのなら相場が1これほど上下するがずはない。投資費用に応じて相場は右肩上がりになるはずである。

「なるほど!」と思わせられるようなビットコイン価値の裏付けの有効な説を私は聞いたことが無い。おそらく、ビットコインがどうして価値を持っているか誰も言語化できていないのではないか。

今のところ、世界中の人間による共同幻想のみで現在の価値が成立している不思議な貨幣だと思う。

ちなみにSNSではトレーダーがポジションを持つと「ビットコインガチホ一択」「ビットコインのみを信じる」と叫んでいるが、彼らは上昇トレンドが終わるとみると態度をコロッと変えて「さよならビットコイン」「次はアルトコインの春がくる!」など言ったりするから注意が必要である。市場では誰も信じてはいけない。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。