@マナです。
昨日コイン神社さんが興味深い海外ニュースを紹介していた。リップル社のXRPに関するもので、元社員の発言である。
その中で、「XRPはリップル社の成長の為の資金調達手段」であることを強調している。
以下、ソースである。
“XRP is not looking to replace Bitcoin. The main purpose of XRP is facilitating xRapid and international transfers. XRP is not supposed to be a decentralized store-of-value like Bitcoin. XRP was created for liquidation.”
-「XRPはBitcoinに代わるものではありません。XRPの主な目的は、xRapidおよび国際送金を促進することです。XRPは、ビットコインのような分散型の価値の蓄積であるとは考えられていません。XRPは清算のために作られました。」-
The employee again stressed on the fact that Ripple and XRP weren’t excessively related and that the main motive of XRP was to deliver liquidity for xRapid and “funding growth for Ripple,” apart from which the two were completely distinctive entities.
-元従業員は、リップル社とXRPは関係がなくXRPの主な動機はxRapidの流動性と「リップル社の成長のための資金調達」を提供することであることを改めて強調しました。-
XRPを購入するのであれば、これは事前に知っておいて頂きたい事実である。特に仮想通貨初心者の場合、ビットコインとXRPを同じもののように考えているケースがあるが、まったく違う。
ビットコインは設備投資とマイニングするための電気代により生み出されていて、それと同時に台帳への作成と保管が成される仮想通貨・・今や暗号資産とも言われている。
だがXRPはリップル社の前身が生み出した仮想通貨であり、1000億XRPをプログラム上で一気に作り上げた。
目的はブリッジ通貨(他の通貨同士のハブ用途)である。これを使用して、「将来は世界中のお金の橋渡し役にしよう」と考えビジネスを展開しているのがリップル社。
発行済XRPの半分以上をリップル社が保有し、これを毎月手放して会社運営の資金調達のための役割にもなっているのがXRPである。
XRPは証券のようで証券ではない
これだとまるでXRPが証券のようであるが、残念ながら違う。個人がXRPを持っていてもほとんど役に立たず、発言権や配当などの権利は一切無い。自分以外の誰かがXRPを買って値上がりを待つだけのものである。
証券はしっかりと別に存在していて、SBIグループなども株主である。リップル社が儲かれば株主も大きな利益が得られるが、その時にXRP価格も値上がりしているかは未知である。
XRPはブリッジ通貨、購入されてもすぐに売却される
XRPはブリッジ通貨であり、国際送金に用いる場合は市場で一旦購入されても、即座に同量が売却される。その間の時間は1秒以内であるし、焼却されるXRPも微量である。
こういう仕組みであるため、XRPがちょっと国際送金に使われただけでは相場に影響はない。もし世界中で使われることになって、一瞬で数十兆円もの国際送金用途をカバーする必要が出てきた場合はXRPの価格が高騰する必要があるが、仮にリップル社のビジネスが成功してそのような状況になるのは遠い先の未来のお話しである。
なので、現在のXRP相場は人々がXRPの未来に対する期待を織り込んだ相場となっている。おそらく仕組みを勘違いして購入している人も多いだろうが、そのお金はリップル社運営の資金に化けていることを覚えておくべきである。
前から書いているが、私なら10円台になるまで買わない。XRPが数年以内に私に利益をもたらしてくれるとすれば、XRP相場がジワジワと下がっていき、ホルダー全体に悲壮感が蔓延した時に購入した場合だからである。
リップル社もXRPの未来も信じていない。大事なのは自分の資産である。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。