ディーカレットが34億円増資
@マナです。

大手企業らが出資した話題の仮想通貨取引所であるディーカレットが、パートナー企業拡大により34億円の増資が決定した。7月11日にプレスリリースが出ている。

増資したパートナーは名だたる有名企業揃い

今回増資した企業は12社で、株式会社インターネットイニシアティブ、KDDI 株式会社、コナミホールディングス株式会社、住友生命保険相互会社、大同生命保険株式会社、明治安田生命保険相互会社、中部電力株式会社、阪急阪神ホールディングス株式会社、松井証券株式会社、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ、綜合警備保障株式会社(ALSOK)、凸版印刷株式会社。

元々50億円ほどあった資本金が、これで86.3億円まで増加した。かなりの規模である。有名なコインチェックでも資本金が1億円。多くの企業らがディーカレットに期待を寄せて投資していることが分かるだろう。

ディーカレットは何を企んでいるのか

ディーカレットとパートナーがなぜここまで仮想通貨交換業に入れ込んでいるのか。

これはプレスリリースによると、以下の通り。

  1. 仮想通貨が新時代に入り、関心も高まっている。
  2. ディーカレットはデジタル通貨のメインバンクを目指している。
  3. 仮想通貨からデジタル通貨へサービスの範囲を拡大。
  4. デジタル通貨の世界を実現。
  5. デジタル通貨の新しい決済プラットフォーム開発を加速する。
  6. トレーサビリティに優れ、リアルタイムでダイレクトな価値交換は、社会コストを低減し経済の活性化が期待できる。
  7. 。出資企業様との協業も含め、デジタル通貨を活用した事業展開を加速するとともに、「取引と決済の融合」の実現を目指す。

ん?「仮想通貨からデジタル通貨へのサービスの範囲を拡大」という記述が気になる。

どうやら将来的なターゲットは仮想通貨交換だけでなく、他のデジタル通貨を利用したビジネスに範囲を拡大する予定らしい。仮想通貨ビジネスは第一段階であり、第2段階があるようだ。

公式サイトのロードマップには、決済サービスを開始する予定とあり、さらに最終的には様々な価値とデジタル通貨をシンプルに交換できる「価値交換サービス」のローンチと記載されている。

「価値交換サービス」と聞けば、リップル社が提唱した「IoV(価値のインターネット)」を思い出す。価値のインターネットとはなんだろうか。インターネットは現在データのやり取りや表示がメインの媒体であるが、そこにリアルタイムで価値移動可能にしたもの、という意味らしい。XRPはそのためのブリッジ(橋渡し役)となることを目指している。

ディーカレットが今後推進していこうとしているのも、プレスリリースの記述を見る限りこれに近いのかもしれない。出資者が日本国内の様々なビジネスを牛耳っている大手企業であり、これらのパートナーで新しい経済圏を構築していこうとしているのではないか。

いずれにせよ、これから仮想通貨を含めて新しい事が起ころうとしている。今後が楽しみだ。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。