@マナです。
ここでは、私の経験則を元に「仮想通貨を購入しない方が良い市場の状態」について書いておく。
具体的に言えば、「こういう市場の状態の時に買うと、短期では大きな含み損をかかえるリスクが高い状態」のことだ。
市場にはいろんな見方があるので、本エントリーの内容はおっさんがひっそり語っている一意見として受け止めて頂ければ幸いである。
【1】仮想通貨グローバルチャートが怒髪天を描いている時
仮想通貨グローバルチャートが怒髪天を描いている時は危険である。
こういう時は、全ての仮想通貨は購入しない方が良いと判断している。
上記チャートは仮想通貨市場全体を表したチャートだ。(coinmarket capのTotal Market Capitaliztion)
このチャートが90度に近いラインを描いている最中は、市場全体が完全に過熱している状態である。
大勢が含み益の状態になっているため、歓喜し「もっと上がる。もっと上がれ。乗り遅れるな。まだまだ伸びるかもしれないぞ。買わなきゃ!」と思っている。
次はリップル(XRP)チャートを見てみよう。400円まで上昇している部分に注目。
この時はTwitter上でもお祭り騒ぎで、大勢が狂っていた。「次は1000円!」「5000円だ!」「1万円までいくんじゃないか?」など言い始める人も多数。ほとんどの人が暴落することも疑わず、楽観し歓喜していた。
当然、どこまでも上昇する相場は無い。誰かが利益確定の為に仮想通貨を売って、また一人、また一人、次々に市場からお金を抜いていく。相場が下落する恐怖が連鎖し、結果、暴落。
”利益確定”という椅子取りゲームで負けた人は市場に取り残され、短期間で大きな含み損を抱える。2017年の仮想通貨バブルでは、大勢の投資初心者が資金を食われた結果となった。
大勢歓喜の時は遠くから眺めている方が良い
ジワジワと安値が切り上がっているようなチャートを描いている時は、買っても良いかもしれないと判断しているが、本エントリーで紹介したような怒髪天チャート描画中の時は、歓喜する人々を遠くから眺めている方が良い。
「乗り遅れた」と悔しがることもあるかもしれないが、短期間で急上昇した相場はたいてい暴落する。黙って動かず、次の機会を伺っていれば良い。
そして大勢が悲観しはじめ、「仮想通貨は電子ゴミだ」など言われ始めて、相場の値動きが落ち着いて、高値を切り上げる形で上昇を始めた時に買いを検討するべきだと思う。
【2】市場にマイナスのニュースが頻発している時
市場が少しでも盛り上がっている時、「〇〇取引所がハッキングされた」「〇〇国がビットコインを禁止した」など、マイナスのニュースが報じられた時に仮想通貨を購入すると、その後暴落に転じる可能性が高くなる。
仮想通貨取引所のハッキングについて
仮想通貨取引所のハッキングニュースは割と日常茶飯事で、数十億レベルのハッキングでは市場は反応しなくはなっている。
だが、数百億レベルのハッキングだったり、世界的に大きな取引所(Binance(バイナンス)、Coinbase、コインチェック、大手出資取引所のディーカレット
など)がハッキングされた場合はインパクトが大きい。
市場からお金が抜ける可能性が高くなることも考えられるので、注意が必要である。
国の規制報道ニュースについて
仮想通貨は現在各国が規制枠組みづくりの最中だ。2以前と比べればビットコインは市民権を獲得してきていると感じているが、匿名性が高い部分については未だ解決がなされていない。
匿名性が高いから使われている面もあるので、この部分が完全に規制された場合、匿名利用者が市場からごっそり抜ける可能性も考えられる。
【3】有名人が勧めている仮想通貨はリスク大
Twitterでフォロワーが数万人以上、または有名人が勧めているような仮想通貨の購入は、いつであれ危険である。
具体的に考えてみよう。大勢が知る仮想通貨市場での有名人が「〇〇コインは将来性あると思ったから、300万円買ってみた」とブログやTwitterで発信したとする。
それを見た読者やフォロワーが興味を持つ。さらに、お金の嗅覚が優れた短期トレーダーも「初心者が群がりそうなら、短期トレードでお金が抜けそうだ」と考え相場に参加する。
相場はどんどん上昇し、大勢が含み益の状態になる。歓喜のツイートやブログ記事を投稿し、それを見た人がさらに買い群がってくる。怒髪天チャートを描き始める。
短期トレーダーが利確売りを始める。相場が下落しはじめ・・・結果はお察しの通り。
2017年中はこの現象が実際に多発した。かの有名なジョン・マカフィーまでもがこういう事をやった。おまけにハッカーがマカフィーのアカウントを乗っ取って、特定の仮想通貨を名指しで「次は〇〇コインが来る。買おう!!」とツイートしたこともある。
このように、有名人がブログやSNSでポジティブに紹介する仮想通貨の購入、特にマイナーなアルトコイン購入は、大きなリスクが伴う。
【4】暴落中の時
購入しようと思っている仮想通貨が暴落中の時は、下手に手を出さない方が良い。どこまで下落するか分からないからだ。
これは全ての相場に言えることだが、何かがきっかけとなり暴落が起こる。暴落が始まると、どこまで落ちるか分からない。
チャートを眺め続けていると、一旦暴落が止まることがある。我慢できない人はそこで手を出して購入してしまうが、現実は厳しく、そこからさらにもう1段、2段と下げ続ける事はよく起こる。
「落ちるナイフは掴むな」という口伝があるように、暴落中のものを掴もうとするとケガをする。だから、ナイフが落ちて、バウンドも落ち着いたのを確認するまでジッと我慢する。購入するのは、値動きが落ち着いてからで十分だ。
暴落中に購入せず、暴落後に購入を検討する。
値動きが落ち着くのを我慢していると、大底の値段を買い逃す事も多いが、その代わりに大ケガをするリスクを減らすことが出来る。
さいごに
さいごに、仮想通貨市場を5年~10年スパンで考えた場合、今までのバブル中や暴落中に購入した単価でも10年後は「あれでも安かったんだね」という結果になる可能性もある。ビットコインは実際そうなって現在に至る。
だが、どうせ買うなら暴落後に購入した方が枚数は多くなるので、やはり暴騰中、暴落中、マイナス材料ニュースが出た直後などは買い向かわない方が無難だと思う。
以上、ご参考頂ければ幸いだ。
【当ブログでお勧めする仮想通貨取引所】
ディーカレット

コインチェック

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Liquid by QUOINE

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。