@マナです。
先週土曜日、仮想通貨に興味を持っている知人からリップル社のリップルネットとXRPについてこんな質問を受けた。
知人A:
「リップルネットって本当に使われてるんですか?仮想通貨のXRPって使われてるんですか?」
シンプルな質問だ。だが確かに一番気になる部分だろう。
これに対する回答は、現在”Yes”であり、大まかな詳細は以下。
- 2017年6月からSBIレミットでリップルネット(xCurrent)を利用し、タイの銀行やマネーグラムで送金業務を行っている。
- 仮想通貨XRPはSendFreindをリようしてニュージャージー州からフィリピンへの送金に使用されることが決まっている。その他、Catalyst Corporate Credit Union、MercuryFX、Cuallix、MoneyGramも採用決定。
- IDT、Cambridge Global Payments、Currencies Direct、ViamericasはXRPを利用した送金の試験運用中
こんな感じで、既に実需はあり拡大もしている。
SBIレミットでxCurrentを利用したタイへの送金
今回はSBIレミットがxCurrentを利用している件について解説しようと思う。
タイへの送金業務はリップル社のxCurrentというシステムを利用している。XRPは使わないが、送金スピードを向上させ、手数料の削減が可能になっている。これをリップル社は「RUNS ON ripple」と表現することもある。
SBIレミットのアプリを利用して日本からタイの銀行か、MoneyGram代理店へ送金できる。
送金手数料と着金までにかかる時間
手数料は上記画像の通り、最大1,980円。銀行口座受取の場合、1回の送金上限額は100万円。xCurrentを利用送金コスト削減の恩恵は、ユーザーにまだ無関係のようだ。
着金までにかかる時間は、銀行口座の場合は最短で10分、通常1~2営業日。MoneyGram代理店のコンビニで現金受け取りをする場合は、1時間~半日以内らしい。
【比較】日本の銀行から海外へ送金する場合の手間
ちなみに、日本の銀行から海外送金を行う場合、手間はこれくらいかかる。
↑これを見ただけで普通の人はウンザリするだろう。海外送金手数料も、銀行ネット経由だと3000円~3500円。窓口の場合はさらに500円プラスされるので、SBIレミットのシステムを利用する方が圧倒的に簡単で安く済む。
実際に在日タイ人の方がSBIレミットを利用して現地へ送金したレポートがripple insightで公開されているので、興味がある人はソースを読んではいかがだろうか。
日本でレストラン経営をしているタイ人の娘さんが、兄弟の教育費を現地に送金しているストーリーだ。
今まで銀行から送金していた時は「手続きメンドクサーー!!!」だったのが、SBIレミットを利用してから「速くて簡単、安い」と喜んでいる様子がうかがえる。
xCurrentのシステムアカウントでXRPネットワークも利用可能
xCurrentはXRPを利用した送金システムではないが、このアカウントアクセス権を利用することで、仮想通貨XRPを利用するxRapidのネットワークも利用可能になる。
なので、xCurrentの利用者は、XRPも利用できる状態にある、ということだ。
その他
SBIホールディングスの代表取締役は北尾社長で、2019年にはRipple社の取締役にも就任した。
SBIはリップル社の株を保有していることから、リップル社の価値を上げようといろんな試みを継続していくことと思われる。
XRP実需については、SendFriendなどの記事を参照。
質問の続き「XRPの相場って上がるんですか?」
上記通り回答したところ、予想通りこの質問がきた。
知人:
「XRPの相場って上がるんですか?」
ん~~。こればっかりは分からん。
私が最初XRP見た2017年3月の時は1XRP=0.6円だったから、既に80倍くらいに上がってる。
保有者の多くはXRPの将来性を期待してる人だろうから、今の相場価格にはそれが織り込み済みだろう。
おまけにバブルの時に高値掴みして「±ゼロくらいにしたい」と思って凍死塩漬けしてる人も多くて、そういう人は相場が伸びたら売ってくるだろうし、市場が盛り上がる時は短期トレーダーも群がってくるから・・・。
私には今後XRP相場がどうなるかなんて分からない。そもそも仮想通貨市場は長半博打みたいなもんだ。
自分で調べて、自分の頭で考えて買え。売る時も自分で決めろ。取引所はディーカレット、コインチェック
、bitbank
の3社どこでもいい。初心者ならbitbankじゃない方が良い。
この市場は全てが自己責任の世界。私が言えることは以上。
というやり取りをしたお話し。
取引所の口座開設をしたようだが、温かい目で見守ろうと思う。
私は、もし10円台になることがあるなら買いを検討するかも。仮想通貨に夢は見ちゃいけない。夢見てる人ほど損をしているように思う。
この市場で安全の担保になるものは、「大型銘柄が暴落した時に買い向かうこと」「順張りして高速の逃げ足を備えていること」「超人ハルク並みの握力」のどれかだと思う。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。