@マナです。
NEM(XEM)は、カタパルトは今どうなっているのか、軽く調べてみたので書いておく。
カタパルトの開発遅れが凄まじい
私が最初の仮想通貨を保有したのがNEM(XEM)で、今でも思い出深い仮想通貨だ。コミュニティも人柄が良い人が多く、健全さがあったので見てて心地よいものを感じていた。
2017年からいろんなところで「カタパルトが~~、期待大!」という発言を見かけてきたが、2019年6月現在でも未だ開発中である。遅い、遅すぎる。
テックビューロ側は市場関係者に期待を持たせる発言を行い、その都度相場もパンプしていたが、いったいあれはなんだったのか、と落胆する。
だが、まだ開発する気はあるらしく、2019年3月29日にNEM財団によるカタパルトのロードマップが公開された。
「おいおい、今さらロードマップか」と突っ込みたくなる展開である。私には中身が全て理解はできないが、真新しいものはなさそうだ。救いなのはBTC、ETHとのチェーンスワップが出来ること、mijinのサポートに国内企業が絡んでることくらいか。
2019年中には一連の機能はローンチされる予定になっているが、今後のNEM(XEM)には全く期待できない状態だ。
NEM(XEM)の今後にまったく期待できない理由
NEM(XEM)の今後にまったく期待できない理由は他にもたくさんあって、まず最大の理由はEthereum、EOS、Tronなどの他のスマートコントラクト資産の開発スピードが圧倒的に速いこと。
なにげにTronのdAppsはかなり多くリリースされており、ダービーゲームなんかはそこそこ人気になっているらしい。(相場はあまり反映されていないが)
また、NEMの出来高は現在約30億円くらい。Ethereumは1兆円以上と300倍の出来高がある。おまけにNEM(XEM)のトランザクションは今でもスカスカで、空ブロックが出るくらい需要が無い。
さらに、先日はFacebookがスマートコントラクトに参入を発表したし、こういった大資本を保有した企業が続々とスマコン事業に参入してくると思われる。
NEMは相場も伸び悩んでるし、財団側がスーパーノード報酬を提供して身銭を切って運営されている状況だ。これもいずれは尽きる。
このように、スマートコントラクト競争では、NEM(XEM)が他のスマートコントラクトプラットフォームに対して勝ち目があるとは思えない。
NEM(XEM)の強み
私がNEM(XEM)唯一の強みだと思うことは、日本の代表的な仮想通貨取引所であるコインチェックとZaif(ザイフ)に上場されていること、日本の取り扱い銘柄が少ないことだ。
日本の仮想通貨市場関係者は、選択肢が少ない。NEMを購入して自由にNEM(XEM)を宣伝してくれるだろうし、開発キットを利用してdAppsを作るだろう。細々とだが生き残る余地はある。
だが、取引所の本音を予想すると、取引所が手数料で儲けられるから上場しているだけであり、金融庁から銘柄上場許可がされるなら、EOSやTronなど他の銘柄の方が良いはずだ。
なぜなら、取引所は手数料で儲けているので、出来高の多い銘柄上場を好むからである。今後金融庁が他の仮想通貨銘柄上場を許可してくのであれば、NEM(XEM)の存在感はさらに下火になるかもしれない。
NEM(XEM)相場は5円弱を底値として、現在ジワジワと安値を切り上げている最中である。今はビットコイン祭り中ゆえ、いずれアルトコインに資金が流れてくるかもしれないが、前回高値の220円には遠く及ばない・・・いや、一生そんな相場にはならないのでは。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。