@マナです。

巷では「リップル社のXRPは最大のスキャム(詐欺)なのでは」という批判が以前からあり、私も「XRPはリップル社がxCurrentを世界に広めるための資金源で、XRPはまともに使われるかはまだ分からん。もしかしたら個人投資家らからお金を調達するための噛ませ犬かも」と疑っていた。

だが、最近そんな見方もちょっと変わってきた。

なぜなら、アメリカ・ニュージャージー州でSend Friendというプラットフォームがローンチされたからだ

xRapid,XRPを用いた送金プラットフォーム「Send Friend」とは

xRapid,XRPを用いた送金プラットフォーム「Send Friend」

Send Friendを使えば、ニュージャージー州在住のフィリピン人労働者が、短時間で安い手数料で故郷にお金を送る事が出来る。手数料削減率はなんと65%だそうだ。

xRapid,XRPを用いた送金プラットフォーム「Send Friend」

利用方法は簡単で、SendFriendアカウントと銀行口座にリンクするだけ。もっと分かりやすく書くと、PayPayやLinePayのアカウントに本人確認の為に銀行口座情報を紐づける作業があるが、これと同じことだ。

従来ではアメリカからフィリピンに送金しようとすると、5日ほどの時間がかかるうえに、手数料は安い送金方法でも約25ドル~だったようだ。だがsend friendを使う事で、時間は数秒、手数料も大幅に削減できる。

手始めはニュージャージー州からの開始だが、今後他の州でも利用できるようにしていくとのことだ。

Send Friendの出資者

xRapid,XRPを用いた送金プラットフォーム「Send Friend」

SendFriendの出資者を見たところ、MITメディアラボ、国際金融グループのバークレイズなども名を連ねているのが気になった。出資ソースの規模が大きいからだ。乗り遅れまい、としてるんだろうな。

感想

この国際送金にxRapidを絡めた分野、もしかしたら数年以内に大きく華開くような気がしないでもない。銀行アカウントと紐づけられているから、KYCの問題も簡単にクリアできる。

ちょっと気になるのは、銀行さんの既得利権を守りたい連中によるひと悶着や圧力。

だが、世界的に国際送金のコストダウンは加速していくだろうし、この流れは止まらず、将来的には銀行の役割は減っていくようにも思う。「銀行マンの給料はタクシードライバー並みになる」と予測している人もいるが、本当にそうなるのでは。

私はリップル社のやり方とXRPについてはずっと疑心暗鬼だったが、今回のニュースで報じられている通り、実需増へ期待が持てるようになった。

XRPへの期待感が増してきているが、ブリッジ通貨という役割上、相当な金額の実需期待を織り込む事態にならなければ、相場は敏感に反応しないのでは、とも思っている。

今後のリップル社の動向には注目していきたい。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。