@マナです。

リップル、米送金会社マネーグラムに出資 仮想通貨XRPを使うxRapid利用でも合意のニュースについての雑感を書く。

私の記憶では、1年くらい前からマネーグラムの会社使って、xRapidの送金テストパイロットをしていたニュースが流れていた。なので個人的には今さら感・・・である。

マネーグラムについて

私が1年前に調査したとき、マネーグラムは既に国際送金事業を行っていて、提携店(コンビニとか)に書類を出せば、別の国の知人が自分宛に送ってくれたお金を安価な手数料で受け取れるサービスだったはずだ。

xRapidを使う事でランニングコストが大幅に安くなる可能性はあるが、現状では大赤字の会社で、決算書を見ると純利益は2015年7700万ドル赤字、2016年1600万ドル黒字、2017年3000万ドル赤字、2018年2400万ドル赤字という結果だ。営業利益率も1~2%台であることが多い。

xRapidを使って送金コストを下げることが出来れば、営業利益率と純利益の改善は期待できると思う。

個人的に気になったのは、マネーグラムの公サイト群全てがSSL化されていないことだ。送金を扱う金融関係会社のサイトが未だにSSL化されていないものがあるのは、はっきり言ってヤバイと思う。

マネーグラムの株価

株価も悲惨な状態が続いていたが、今回のニュースを受けて1.5ドルから突然3.88ドルまで上昇している。+167%である。リップル社が1株約4ドルで買い取ったらしい。

XRP相場は2~3円ほど上がっただけで、また元に戻ろうとしている。

これは考えてみれば当然のことで、今回のニュースはマネーグラム社の利益が上がる事案だからだ。

XRPは現状の相場のままでも国際送金パイロットには特に問題無いだろうし、ブリッジ通貨の役割という性質上、送金需要で一瞬買われたとしても、一瞬で売却される。相場は元のままになる。

それよりも、今回のリップル社の出資金の出所はどこだろう?と考えると、リップル社が保有するXRPを売却したお金だろう。

今後リップル社がビジネスを展開していくうえでは、まだまだXRPを売却して資金調達する必要がある。

XRPを個人投資家が持つ場合、超人ハルク並みの握力が必要だと思う。

【余談】久々にTwitterを覗いたら

昨日、久しぶりにTwitterを覗いてみた。

金融関係、仮想通貨関係のツイートラインは相変わらずで、表現するなら「欲望のジャングル」といったところだろうか。

それぞれが猛烈なポジショントークを繰り広げ、独自の未来予想を語っている。その根幹にあるのは「儲けたい」、「マネーゲームに勝ちたい」なんだろうな。

中でもXRPホルダーらのツイートを見るのは、目が痛い。
様々なことを独自理論を交えてXRPやリップルにつなげてツイートしている。一見もっともらしい意見ゆえ、仮想通貨初心者がこれを見たら頭がやられてしまう人も少なくないだろう、と思った。

仮想通貨は貧者の税金という側面もある

仮想通貨全般に言えることだが、初心者が購入する場合は高確率で損をすると思う。

選ぶ銘柄も少ないし、100円台という少額から買えるし、操作も初心者にやさしい。投資している気分にもなるし、値上がりを期待して熱狂してしまう。誰にでもとっつきやすい。

ポインさんの著書では帯に「貧者に与えられた武器」と書いてあるが、仮想通貨売買は取引所や販売所に高い手数料を支払うマイナスサムゲームであることを考えると、期待値は50%未満だし、「武器になった」というほどの利益が得られるのは少数である。

初心者は大口の経験豊かなトレーダーや古参保有者らに狩られやすいため、「貧者の税金」になっているという側面もあるということをお忘れなく。

利益を得るには、運と無限の努力が必要である。

※貧者の税金の語源・・宝くじ

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。