@マナです。

仮想通貨XRPはどういう状況になれば高騰するのか、ふと考えてみた。メモ書き程度的に書き残しておくことにする。

1:金融リテラシーの無い素人が大勢参戦する時

1つめ。金融リテラシーの無い素人が大勢参戦する時である。

2017年は仮想通貨市場が大いににぎわい、投資初心者が大勢押し寄せ、メジャーで安い通貨を買い漁る現象が起こった。

当時買っている人達の理由がとても興味深く、「銀行で使われるから」「名前がかわいいから」「名前をよく見るし、有名だろうら」「安いから」というものが多かった。

買っている人間の多くは鼻息を荒くし、ホルダーがブログやSNSに書いたリップル社とXRPの未来の分析に、さらに華を盛り付けて誇らしげに堂々と語る様子がたくさん見られた。

それを見た素人の方がXRPを買い、おまけに短期トレーダーが乗った結果、

仮想通貨XRP相場がどうすれば高騰するのか考えてみた

XRP=400円まで高騰するバブルが起こった。
また同じような状況が起これば、ファンダメンタル不感症のXRPであれ高騰する可能性が考えられる。

2:リップル社が期待煽りマーケティングを仕掛けた時

2つめ。煽りマーケティング。

リップル社は過去に、「この日に重要な発表があります」という予告をする期待煽りマーケティングを行ったことがある。

具体的にはSWELLでの発表をカウントダウンしたのだが、2年連続でSWELL前にXRPは高騰を見せている。今後も同様のマーケティングが行われれば、高騰する可能性は考えられる。

当然、発表の直前には暴落するので注意するべきである。

3:膨大な量の実需が現実となる時

リップル社がやろうとしている事と市場関係者の期待は、既に現在の相場に織り込み済である。

リップル社はゴールを明確にしているがゆえ、それを信じて期待してる人が購入しホルダーとなっている。それに対して、疑心暗鬼になっている市場参加者も多い。
ゆえに、ゴールが現実のものになるか、または想定したゴールを大幅に越えるような発表でもあれば、買いが増えて相場は高騰する可能性は高いと考える。

だが、リップル社はやろうとしている事が大きく長い時間がかかる。リップル社が保有しているXRPを市場で売って、それを糧として会社を運営している状況だから、相場は上がりにくいのは当然である。

とはいえ、2017年3月にはまだ1XRP=0.7円だったことを考えると、今は大分高騰したものだ。多くの人がリップル社とXRPの将来に期待し、ホルダーとなっている状況であることが分かる。

番外:XRPは現状ではホルダーにとってお金を生み出す状況じゃないから高騰しないのでは

私が思うに、XRPは現状ではホルダーにとってお金を生み出してくれないデジタルアセットだと思う。

株の場合と比較してみる。株の場合は議決権もあるし、配当を貰える場合だってある。サービスを売って黒字化を目指している。株主の為に会社の為に努力する。

ではXRPの場合はどうか。

まず、現状だとXRPはリップル社の運営資金である。宣伝広告費・人件費などが大きいだろう。年収も凄まじいだろう。これらがXRPを市場に放出したお金で賄っている。

そしてXRPホルダーには何の権限も無い。配当もない。個人投資家らにとって利用価値が無い。現状ではホルダーに利益をもたらす状況ではない。

XRPが無ければ、現状ではリップル社は大赤字状態だろう。XRPを売らなければ、リップル社は運営できない。利益を生み出していないのだから、当然XRPホルダーにお金を生み出してはくれないるような状況ではない。

XRPが大成したらホルダーに利益をもたらすかもしれないが、それが何年先になるのか、途中で空中分解するのか、誰にも分からない。

こんな状況だから、XRPを買ってもその人が利益(キャピタルゲイン)を得られるかどうかは、長半博打に近いと思う。

投資・投機・ギャンブルの違いを踏まえてXRPを考える

次に、投資と投機とギャンブルの違いを踏まえてXRPを考えてみる。
 
まず投資について。
これは、リスクを受け入れてお金を経済的生産活動に投じる行為である。メジャーなのは株式投資、エンジェル投資。自分のお金を会社に投じて、このお金を元にその会社が経済的生産活動を行うものである。

 
次に投機について。

これの本質はゼロサムゲームである。ゼロサムゲームとは、例えば自分はビットコインの値上がりに賭けている時、同一市場内では他の人がビットコインの値下がりに賭けている。この両者の損益の合計はゼロ。得をした側の利益は、損をした側が支払うタイプのものである。

だが、取引所や証券会社を利用する場合は必ず手数料がかかるため、この場合はマイナスサムゲームであると言える。
 
最後にギャンブル。

ここで言うギャンブルとは、胴元が存在するタイプのこととする。プレイヤーはそれぞれ非対称の結果に賭けるが、胴元はマーケットから必ず手数料を奪う。胴元が損をすることはない。

 

ではリップル社とXRPについて考える。

リップル社が発行したXRPを市場に放出し、それを購入するようマーケティングを行う。
個人投資家らは将来への期待感を抱き購入。個人投資家らがマイナスサムゲームを行う。
500億XRPを保有するリップル社は個人投資家らにXRPを売りつけ、それを資金として経済的生産活動を行う。
リップル社のシステムが成功し、大きな需要を生み出すかは誰にも分からない。既存のビジネスでは成功事例も無いため、判断不可能。

これはまるで、投資と投機と胴元存在型ギャンブルの3つのハイブリッドのようである。

が、個人投資家らは現状ではマイナスサムゲームを繰り返すという性質上、損をする可能性は、50%を超えていると考える。

ゆえに、短期トレード目的以外で購入する場合は、「リップル社とXRPが大成功する方に賭け、心中覚悟で長期ホールドするかどうか」という覚悟と判断が必要になると思う。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。