どーも@マナです。自営業者にとっては悪夢のGWが終わり、ようやく一息付ける状況になったので久々にこちらのブログ更新を。ちょっと前に、妹がビットコイン手にした時のお話し。

 
私の妹の環境から解説する。年齢は35歳。高卒。生まれ育った人口1万人に満たない、絶賛過疎化中の田舎町で結婚し、そのまま同じ土地に住んでいる。

職業は基板作成の工場勤務で、給料は安い。月額手取りで15万いかない。旦那も同じ職場で同じ職種、同年齢。手取り18万円くらい。世帯年収は手取りで400万前後。子供は2人。

夫妻でタバコも酒もやるし、家ではバラエティ番組かYoutube三昧。スマホはゲームとゴシップ記事閲覧の道具。本はまったく読まない。

通信費が苦しいと言うので、格安SIMの事を5年前レクチャーしたんだが、「難しくて分からん」「調べても意味が分からん」と言い、結局ソフトバンクの高い通信料を支払い続けているままだ。先日帰省した際も、「格安SIMにしたいけど、やっぱり調べても難しくて分からん」と言ってるだけだった。

そして、2000万の借金を抱えて、過疎化中で未来の希望はほとんど無い土地にマイホームを買った。田舎町の電子部品の工場だと、1年先も不透明すぎるうえに夫妻で同じ職場。倒産したら収入激減で持家が最大の負債でどん詰まりになるリスクを考えなかったんだろう・・。貯金も常に100万あるか無いかだ。

妹がビットコインを手にした時の会話

家族の卓球大会をする機会があり、私はビットコインペーパーウォレット3000円分を景品として提供し、これを妹夫妻が手にすることになった。

その場は解散し、妹からLINEが来た。


妹:
「ねーー、ビットコインって何よ?」

俺:
「電子マネーみたいなもんだ。(本当は違うけど)今の価値でそのビットコインは3000円くらいある。価値が上がったり下がったりする。詳しくはネット見て調べてみろー」

妹:
「ふーん、分かった。」


そして数日後。


妹:
「ねーー、ネットでビットコイン調べたけど、全然分からなかったよ。どうしてこれがお金になるのさ?どうやって使うのさ?」

俺:
「それもネット調べりゃ書いてるだろーー。今は親切にいろんな人が分かりやすく解説してる。分かるまで何回も読んで調べてみろーー。」

妹:
「私には難しくて分からないよー。とりあえず、無くさないようには頑張る。」

俺:
「あーー、それでもいいかも。とりあえず無くすな!無くさなければ何とかなる!(笑)」

妹:
「分かったーー。んじゃね。」


ビットコイン、ブロックチェーン、スマートコントラクト、分かりにくいよね

・・・とまぁ、こんな感じだ。

相変わらずビットコイン、ブロックチェーン関連、スマートコントラクト関連の情報は分かりづらい。初見で理解できる人はどれだけいるのだろうか。

だいぶ分かりやす表現で解説されるようになっているが、相変わらず小難しい用語と仕組みで解説されているものが多い。こういったレイトマジョリティ~ラガードの層にはチンプンカンプンの代物である。

年収と知性の関係

私は年収と知性は相関関係にあると考えている。

年収が低い世帯ほど、答えが無いような問題解決に取り組む姿勢、情報収集力、分かるまで何度も反芻して覚えようとする力、状況を自力で変えていこうとする力、建設的な意見を生み出せる力が小さい傾向があると感じている。

悲しきかな、我が妹夫妻が当てはまっている。ちょっとややこしい情報を目にすると即座に思考停止する。周囲と時代に流され、世帯の消費と負債はどんどん増え続けるばかりの生活習慣だ。私の両親も近いものがあり、私が帰省する度に、妹夫妻や両親と話が噛み合わないのを感じていて、これがなかなか辛い。帰省したくなくなってきている。

世帯年収分布図

ちなみに厚生労働省が調査した日本の世帯年収分布を見ると、妹夫妻が該当する300万円台の層が13.8%で最多である。そして300万円台以下が全体に占める割合は、何と45%にも及ぶ。日本人のほぼ半数の世帯年収は300万円以下である。(高齢者も多く含まれてるんだが)

というわけで、もうちょっと幅広く浸透して利用されるとしても、誰もが何も考えずにパパッと使えるようになるような段階に発展するに至る必要があり、それは10年以上先の未来のことだろうと思った。

秘密鍵の管理は最大の課題だろう。

私は現在240万円分ほどの仮想通貨は保有しているが、10年くらい寝かせるつもりである。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。