@マナです。
昨日ふと「今後仮想通貨バブル再来はあるのかな?」と疑問に思ったことについて書いてみたいと思います。
2017年~2018年1月までのバブル
まずは記憶に新しい、2017年~2018年1月までの仮想通貨バブルについて振り返ってみよう。
このバブルでは、主に「ブロックチェーン」「次世代の新技術」「貨幣の非中央集権化」「銀行口座を持たなくても世界中どこでも気軽に送金できる」などの言葉が飛び交っていたと思います。
1999年頃に起こったインターネットバブルの時も「新しい技術だ」と湧いていましたが、それと似たような状況です。
バブルの最中、多くの人が「今回は違う、バブルじゃない」と言っていたのを覚えていますが、まぁバブルでしたね。
ハワード・マークス著の「市場サイクルを極める」から引用します。
「”今回は違う”はビジネス界でもっとも危険な五文字だ。とりわけ危険なのは、よくあることだが、過去において極限と呼ばれていたところに何かが到達した際に使われる場合である。」
仮想通貨も例外ではありませんでした。マーケットに長く関わっている人は2017年8月頃から見抜いていましたね。
仮想通貨バブルは再来するのか?
では本題。仮想通貨バブルは再来するのかを考えてみよう。
次に仮想通貨バブルが起こるためには、何らかの起爆剤が必要になるでしょう。
さて、それは何なのか・・・・・と一晩考えましたが、私はスマートコントラクト関連以外に思いつきませんでした。とりあえず現時点でのビットコインは御終い。
ビットコインの問題点
ビットコインは個人が自由にウォレットを保有できて、世界中どこにでも低い手数料と10分程度の短時間で送金できる点は魅力です。「特徴が金と似ている」など言われていました。
ですが、価値の乱高下が激しい為、金と比較すれば安全資産として考えることは出来ませんよね。そしてビットコインの相場が高騰すれば、手数料も高騰して送金も混雑していきます。ライトニングネットワークの開発も進んでいて送金スピードや手数料の面では改善されるかもしれませんが、価値の乱高下の課題はクリアできる見込みがありません。
もう「新技術」「ブロックチェーン」というキャッチコピーではバブル起爆剤になり得ませんね。
じゃぁETFに承認されたら?
SNS見てると「いずれETF承認されるはず」という意見を見かけますが・・・マネロン対策が完全にクリアされない限り承認されると思えないし、仮に承認されたとしてもバブルの前例があるので、10倍達成できるようなバブルは起こらないんじゃないかな。
そしてマーケットにおけるギャンブル玩具としての使い道から抜け出せず、永久的に価値の乱高下は続くんじゃないかな。
イーサリアムの将来性は疑問
次の仮想通貨バブルが起こるとしたら、私は起爆剤になり得るものは「スマートコントラクト」というキーワードだと思い込んでいます。(あくまで思い込み)
仮想通貨におけるスマートコントラクトで先頭を突っ走っているのがイーサリアムですよね。
SNSでは「イーサリアム信者です!!」という人を見かけるし、まだ少数派だから伸びしろもあるかもしれないな、と思っていましたが、昨日1つの疑問が生じました。
カスタマーファーストで考えると、イーサリアムって不便じゃないかなぁ・・・??
イーサリアムプラットフォームを利用すれば、いろいろなアプリケーションを作ることができます。ですが、これらのアプリケーションをカスタマーが使うためには、イーサリアムやトークンを購入する必要があるんですね。
例えばSNSアプリ
ここで考えてみる。例えばイーサリアムプラットフォームを利用したSNS。開発が進められていますが、そもそもイーサリアムとトークンを購入してまでこのSNSを使いたい人ってどれくらいいるんでしょうね。
また、そのSNSで使えるトークンが高騰したら、新利用者は高騰したETHやトークンを購入する必要があるわけで、暴落したら「なにこのクソアプリ!」って思いませんかね。
現在はFacebook、Twitter、Instagramなどの便利なアプリが存在しているし、無料で使えますよね。イーサリアムプラットフォーム上のSNSを使わなければ、ETHウォレットや秘密鍵の管理は不要。イーサリアムプラットフォーム上のSNS利用者がいるとしても、熱烈な信者とかごく少数なんじゃないかな。
ゲーム
次にゲームで考えてみる。
最近イーサリアムプラットフォームを利用したゲームが登場し始めてますが、このゲームをするにもイーサリアムウォレットやイーサリアム、そのゲーム内のトークンを購入する必要があるんですね。
ゲームをすることで、ゲーム内のトークンが手に入って取引所で売る事も出来るようになるでしょう。トークンの相場が高騰すればゲームで大儲けできるかもしれないという夢がある分、SNSよりはマシかもしれません。
その他
その他、クラウドストレージ、保険、医療などいろんなICOが行われてトークンが発行されてますが、どれも価値が乱高下する問題がクリアできないと、カスタマーファーストで考えれば利用者はそんなに多くないんじゃないのかなぁ・・と思うのは私だけでしょうか。
私なら使いませんよ。法定通貨決済できるアプリを探した方が良いと判断してしまう。
ということで
ということで、イーサリアムも最近は微妙な気がしております。天才ヴィタリック氏が開発に携わっていて技術は素晴らしいんですが、カスタマーが簡単に無料で使えるようにならないと。
それに、イーサリアムが高騰したらスマートコントラクトを実行したり送金するための手数料も高騰する問題があるんですね。価値の乱高下も避けられません。実利用に向けてはまだ課題だらけでは。
EOSなら?
仮想通貨では時価総額5位のEOSというものがありますが、目指しているものとしてはEOSの方がイーサリアムよりマシかもしれませんね。
EOSプラットフォームを利用する開発者側がEOSを保有する必要がありますが、EOSプラットフォーム上のアプリを利用するカスタマーはEOSを保有する必要が無いそうなんですね。
開発が無事に進んでいくか分かりませんが、個人的には注目株の一つ。
今後まったく別のスマートコントラクト技術が出現するかも
ですが、今後まったく別のスマートコントラクト技術が出現するかもしれないんですね。
先日ヤフーニュースでカルダノ絡みの新しいスマートコントラクト技術が紹介されていましたが、今後こういうものがどんどん世に出てくるかもしれませんし、それが市場を席捲するかもしれません。
もしトークンや仮想通貨を必要としない場合は、そのスマートコントラクトを開発している会社の株価が高騰するんじゃないかな。
もしかしたら将来的に株のマーケットで「スマートコントラクト関連銘柄」という項目が登場するかもしれないし、株の方でバブルが起こるかもしれないなぁ・・・・。そうなったら、仮想通貨マーケットはずっとマイノリティな存在のままなんじゃ・・・
などなど、考えた昨晩でした。
今の状況を考えると、自分にとっては仮想通貨に大きなポジションを割く気にはなれません。突っ込んでも100万円以内ですかね。
イーサリアムは好きですが、資産を築きたければ惚れて買っちゃいけない。上がったら適度なところで売って利確。売って法定通貨にしないと資産は築けないのですよ。自称専門家たちの発言・サロン・レポートなどはあくまで参考程度にとどめておく方が良い。どんな人の予想も外れる方が多い。バブルから学びました。
まっ、未来はどうなるか分からないんですが、儲けられる機には怖がらず積極的に投じていきたいですね。敵は自分の感情と勝手な思い込み。
最後に、投機のバイブルとしてマネーの公理はお勧めです。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。