コインチェックを利用する場合の注意点
※当記事内容はコインチェックさんの状況に合わせて随時更新しております。

こんにちは、@マナです。

コインチェックさんは2017年6月6日に出金セキュリティに2段階認証設定が加わったことで、当ブログでもご紹介できる仮想通貨取引所の1つになりました。

ですが、登録・取引を始める前に事前に知っておいて頂きたいことがありますので、注意点を挙げておきます。

コインチェックを利用する場合の注意点

使いまわしパスワードはNG、強力なパスワードを使う

  • 他のサイトで使っているパスワードを使わない
  • 20文字以上の英数記号の3種混合パスワードを使う



2017年5月11日から、パスワードや2段階認証入力を一定回数間違うとロックがかかり仕様になりましたが、だからと言って安心してはいけません。

使いまわしているパスワード情報を盗まれたらログインされる可能性がありますし、ハッキング技術の進化で短いパスワードが破られる可能性もあります。

私は取引所に使うパスワードは、パスワード生成サイトで最強モードの40文字設定にして作っています。
もちろん、取引所ごとに全て異なるパスを使っています。

SNSアカウントで登録しない

コインチェックを利用する場合の注意点フェイスブックアカウントで登録しない

コインチェックさんはSNSのフェイスブックアカウントで簡単に登録できますが、これはNGです。

必ずメールアドレスと、複雑なパスワードを別に用意して登録しましょう。SNSのアカウントが知られれば、その情報を元にハッキングされる可能性があるからです。

ブラウザにパスワードを保存しない

新しいサイトでIDとパスワードを入力すると、「パスワードを保存しますか?」と聞かれますが、保存してはいけません。

ハッカーはあなたが予想もしないような技術を持っていますので、グーグルアカウントをハッキングしてから取引所のパスワードデータなどを盗みにかかったりします。

実際に、2段階認証をしてパスワードを複雑なものにしていても、ブラウザ保存していたことが原因(と思われる)で、資産を盗まれた例があります。

これはどの取引所サイトやウェブウォレットを使う場合でも同じです。お金が絡むIDのパスワードはブラウザに保存しないことが鉄則です。

2段階認証必須

いろんな人が注意喚起していますが、2段階認証設定は必須です。

取引所に登録したら1番最初にやるべきことと思ってください。
2段階認証をしていない状態は、大金を置いている家に鍵をかけずに外出しているようなものです。

コインチェックを利用する場合の注意点2段階認証設定

「設定>二段階認証」から設定できますので、まだやっていない人は今すぐ行動しましょう。1分くらいで出来ますので。

チャット内のリンクは踏まない・見ない

チャット内に貼られたリンクは基本的に踏まない・見ないこと。

コインチェックを利用する場合の注意点チャットのリンクを開かない

先日はチャット内で中国製と思われるコインチェックのコピーサイトURLが大量に貼り付けられていて、そこからパスワードを盗もうとする事件が起こりました。いわゆる”フィッシングサイト”です。

困ったことに、コインチェックのチャットはPCから閲覧するとチャット内に貼られたリンクは1クリックで閲覧することが出来る仕様です。これはとても危ない状態ですので、とにかくチャット内のリンクは踏まない・見ないこと。

あなたのパスワードや個人情報は常にどこかで狙われています。

入出金ができない仮想通貨はできるだけ買わない

仮想通貨取引所は、通貨を売買するところであって、保管しておく場所ではありません。基本的には外部ウォレットに移動させて保管するべきだと思います。

仮想通貨を取引所から移動させるには、取引所のシステムが入出金できるようになっている必要があります。

コインチェックを利用する場合の注意点3入出金できない通貨は買わない

コインチェックさんは2017年6月6日時点で、12通貨を購入することができますが、

コインチェックを利用する場合の注意点3入出金できない通貨は買わない

入出金に対応しているのはずっと8種類の通貨になっていました。(2017年6月25日時点)

2017年4月に購入通貨種類を5つ増やしたのですが、その通貨は2か月以上入出金に未対応だったのです。

コインチェック入出金対応通貨

2017年6月26日からはようやく全種類通貨の入出金に対応になりました。


このように、もし購入した仮想通貨が外部のウォレットなどに入出金できない状態だと、取引所に保管せざるを得ないことになってしまうので、購入する前に、その通貨が入出金に対応しているかを調べてから決めるべきだと思います。

今は問題ないのですが、これからコインチェックさんが取り扱い通貨を増やしていく可能性があります。
購入する前に、必ずその仮想通貨が入出金できるか確認することをお勧めします。

nem(XEM)の購入はZaifで!

もしnem(XEM)を購入するならZaif(ザイフ)さんで。
入出金に対応していますし、売買手数料が50倍くらい安いので絶対お得です。(コインチェックの手数料5~7%、Zaifの手数料0~0.1%)

取引所に仮想通貨を保管するリスクを知っておきましょう

ではここで1つ問題を出しましょう。

あなたがコインチェックさんで仮想通貨(暗号通貨)を買ってそのまま保管していたとします。
ある日コインチェックさんが大規模なハッキングに遭って、仮想通貨のほとんどを盗まれたらどうなるか?

答えは、倒産、または、あなたの保有資産がゼロになる可能性は非常に高い。

2014年に起こったマウントゴックス社が破綻した前例があるので、どうすればいいかを学んでよく考えるべきです。
だから取引所に保管せず、外部のウォレットに移動させること。

「面倒だなぁ」「難しそう」と思う人は、何か事件が起こって資産がゼロになっても後悔しないこと。
「自分の資産は自分で守る」という考えと行動力が無いと、仮想通貨売買をやっていくのは難しいと思います。

コインチェック取り扱い通貨の移動先は、後でご紹介します。

販売がストップする可能性があることを覚悟する

現在のコインチェックさんは取引所というよりは”販売所”という性質を持っています。自社で保有しているオルトコインを円建てでユーザーに販売している形態なんですね。

ゆえに、相場が高騰して一部の通貨に購入者が殺到すると、ここ一番の局面で売れ切れになって通貨が売買できなくなる事もあります。

コインチェックの仮想通貨売買ストップ

2017年5月は、リップル社のXRPの高騰中に買いが殺到して、取引を一時中止したことが2回起こっています。
この間、相場が上がるか下がるか分からないのに、チャートの上げ下げを黙って見ているしかありません。この間は買うことも売ることもできません。

このようなことが起こった場合、基本的には相場で損すると思った方が良いでしょう。
こういうリスクがあることを覚えておいてください。

スマートフォンのセキュリティは強力にする

コインチェックさんはスマートフォンアプリにも対応していて、外出先でも気軽に仮想通貨の売買ができます。

しかし、通貨の売買や出金時はパスワードを求められない仕様ですので、スマートフォンが第三者に渡ってしまえば資産を簡単に盗まれてしまいます。

ですので、スマートフォンのロックは厳重にかけること。紛失した際のデータ消去手段をあらかじめ学んでおくこと。
また、フリーWiFiはデータを抜かれる可能性もあるので、そのまま利用しないこと。

外泊先のホテルのWiFiでは、小型の無線LANルーター経由で使うこと。特に海外での利用は必須です。(私は重宝してます)

仮想通貨を購入したら外部ウォレットに移動させる

仮想通貨を購入して中長期間持っておくつもりなら、外部のウォレットに移動させることです。
私は1日後に売るかもしれない場合でも必ず外部ウォレットに移動しています。購入して数時間後に取引所が倒産したら資産がパァになりますからね。

コインチェック取り扱い通貨の移動先外部ウォレット



なお、セキュリティが高いものはTREZORやLedgerNanoSなどのハードウェアウォレットです。特にリップル(XRP)はLedgerNanoSへの保管をお勧めします。

ウェブウォレットはハッキングされるリスクがあることを認識しておきましょう。

保有資産を一括でチェックしたい人は、「Blockfolio」アプリが便利です。

それでも外部ウォレットに移動させたくない人は、コインチェックさんと心中する覚悟を持ちましょう。

私からの意見

以上、コインチェックさんを利用される場合の注意点のご紹介でした。
2017年6月6日に仮想通貨の出金時セキュリティがアップグレードされて、盗難されるリスクが激減しました。

全通貨の入出金も対応となり、ユーザーへの対応がどんどん良くなってきています。

コインチェックさんは手軽にオルトコインを購入できることが魅力です。セキュリティの甘さを指摘してきて、ようやく本腰を入れてアップグレード頂くことができました。以前はお勧めできない取引所でしたが、当ブログでもご紹介できる取引所の1つになっています。

ですが、利用方法によってはリスクが高くなることもありますので、今回のような「予め注意しておいてください」という趣旨の記事を作ってみました。

ご参考頂ければ幸いです。


【この記事で紹介した取引所サイト】
コインチェック
Zaif(ザイフ)

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。