@マナです。

私は仮想通貨はほとんどの現物を手放したわけですが、将来的には資産のポートフォリオのうち10%程度は仮想通貨資産にしたいなと思っています。

そこで、”今から「いつ」「どの」仮想通貨を買うのか”を考えてみたいと思います。

まずは株の場合

仮想通貨について考える前に、まず株式相場の傾向を見てみようと思います。

上場株の場合は既に各国の規制が厳しく整っていることで、世界中のいろんな投資家が安心して市場に参入できる環境が整っています。

で、長期的な相場を見ると、

株式相場のチャート

途中で暴落しながらもインデックス投資の場合は右肩上がり。資本主義の世界においては、経済の発展を目指す力が働くから上値を目指す。
だからインデックス投資における長期ではそこそこのリターンが得られやすい・・と言われています。

ただこれ、あくまで”(1)規制が整っていて、(2)株を発行している企業が経済活動に参加していて、(3)投資家が安心して市場に参加できる”という前提のもと成り立っています。

仮想通貨市場の場合

では仮想通貨市場の場合はどうか。

ICOの乱発により2000種類に膨れ上がった仮想通貨プロジェクトは、4分の3が詐欺か死滅しています。にもかかわらず、それらのトークンや仮想通貨は取引所では現在も売買されている状況。

各国の規制はバラバラなうえに整っていない。さらに仮想通貨を購入しても投資家が保護される制度も無い。ICOプロジェクトは運営状況や会計状況を報告する義務も無い。透明性が無い。

こういう状況で、いったい「いつ」「どの」仮想通貨を買えば自分の資産が損する可能性が低いのか。

・・・と考えると、現時点では現存する仮想通貨のほとんどは超リスク資産かつ超投機だと思いますよ、私は。
だから、「仮想通貨は捨て金で買え」と言われている言葉は現時点では正解なんじゃないかな。

ホリエモン著「これからを稼ごう~仮想通貨と未来のお金の話」では『「仮想通貨は投機だ」なんて言ってる人は金融の素人なんだろうと思う』と仰っていますが、

仮想通貨は投機

先述した点から考えてまだまだ大部分が投機だと思いますよ。詐欺かどうか見分けつきにくいんですもの。

ICOプロジェクトの中でも個人的には「これは期待できる」と感じているのもいくつかありますけどね。そういった”優良と思われるプロジェクト”でインデックス投資すれば将来大化けする可能性も考えられますが、自分が優良と予測したプロジェクトで固めたポートフォリオでも今後半数は死滅するような気がしています。予測なんて当たらないので。

なので、もし中央集権型通貨やICOトークンを資産運用目的で買うなら、”(1)規制が整って、(2)詐欺・草コインが死滅淘汰されて(3)投資家が安心して市場に参加できる体制が整ってから”でも遅くは無いように考えています。

もし「乗り遅れるな~」と思ってたら危険。焦る必要は全く無いと思う。運よく当たれば大儲けできるだろうけど、大損する方向に進むこともあります。判断はご自由に。

非中央集権型仮想通貨の場合

ですが、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムなどの非中央集権型仮想通貨においては中央管理者・中央発行体が存在しない。証券型とは異なる。規制で縛りにくいうえに会計報告の義務もない。

この”新しいモノ”については過去の歴史上では前例が無いので、これからどうなるのか未知。長期的にみて右肩上がりになるのか、右肩下がりになるのかは誰も分かりません。

とはいえ、非中央集権型仮想通貨は開発が早いスピードで進んでいるし、大手法人マイニング事業者も増えているゆえ、資金面では間接的には株式の影響も少しは受けている。機関投資家が注目しているのも事実ゆえ、中期的には右肩上がりになる可能性は高いように思いますが・・・

まぁどうなるかは誰にも分からない。ですが現時点ではICOトークンよりはマシだとは思います。

まとめ

ということで、もし今から仮想通貨買うなら、


 
・非中央集権型の仮想通貨で銘柄と買う時間を沢山分散
・中央集権型の仮想通貨を買うなら規制が整ってから
・捨て金で


が良いんじゃないかな。
私はまだビットコインはちょっと残してるので、手持ちが少ないイーサリアムをZaif(ザイフ)を積み立て購入してますよ。イーサリアムは非中央集権型です。

仮想通貨の未来を信じるのは自由ですが、特に中央集権型仮想通貨やICOトークン発行したプロジェクトなんかは事業が危なくなれば簡単に裏切ると思いますよ。

仮に仮想通貨を購入して資産が減った時に「これくらいの損はまったく問題ないよ」と精神的に割り切れる額に留めておく方が良いと思います。

最後に。
今回のエントリーで紹介した「これからを稼ごう~仮想通貨と未来のお金の話」は、仮想通貨の技術や将来性についてそんなに突っ込んだ話は書いてません。

1年以上仮想通貨の世界に触れている人であれば知ってる事がほとんどの内容+堀江節。2018年になってから仮想通貨を触りだした人にとっては勉強になるかもしれませんね。

ではでは。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。