@マナです。
2018年以降に突っ込んだキャッシュで大幅な損を出したことを機に、先人の知恵や歴史を学ぼうと本を読みまくっています。
そんで最近読んだ一冊が「バブルの歴史~最後に来た者は悪魔の餌食~」。
読んだ感想をかるく書いておきます。
Kindle版買ったんですが、やたら長くて読むのが大変でした。
読んで分かったんですが、「ペペラのバブル物語」のソースはこの本でした。
「本買って読むのかったり~わ!」という人は、ペペラさんのコンテンツを読めば今まで起こったバブルの歴史はだいたい学べます。
ちなみにペペラコンテンツの作者は以前に一緒にお仕事したことがある人で、とてもユニークです。面白いんでぜひ読んでみてください。
バブルは例外なくはじける、中央集権は失敗する
で、過去のバブルの歴史を学んで分かったのは2点。
1:「短期間で異常な値上がりをしたバブルは例外なくはじけて大幅に下がる」
2:「中央集権はいずれ失敗する」
ってことです。
3大バブルの一つだったチューリップバブルは非中央集権ではありましたが、共同幻想に投機熱が過熱した結果とんでもないバブルが起こりました。このバブルが起こっている頃の人々は「チューリップは素晴らしい価値がある」と信じて疑わなかったのですが、熱から冷めればただのチューリップです。
さて、ビットコイン及び仮想通貨はどうか?
共同幻想と投機熱という点でチューリップバブルと共通していますが、チューリップバブルには無い技術革新が組み込まれているので、行く末はちょっと違うと思います。イーサリアムなどのスマートコントラクトが日常的な需要を獲得する未来が来れば、今後価値は上がっていくかもしれませんね。
ですが、ミシシッピバブルと南海泡沫事件で起こったバブルは中央集権によるものでした。「詐欺により起こったバブル」という人もいます。最初から際どい方法で値を釣り上げていったので、このバブルははじけて当然と言えます。そして詐欺で思い浮かぶのが仮想通貨の世界ではICOです。現在まで2000以上のプロジェクトが誕生していますが、うち半分のプロジェクトは既に死滅しているとのこと。大部分が詐欺だったんですね。
仮想通貨の世界と100%同じではありませんが、今までのバブルの特徴が部分的に組み込まれています。
「Rise and fall of some famous asset bubbles」というサイトにて、過去のバブルとビットコインバブルの比較をしているチャートがあったので引用しておきます。歴史上では例外なく急転直下しています。
そしてビットコインはチューリップバブルを抜いて歴史上最大のバブルとなりました。
ビットコイン、この先どうなるんでしょうね。
仮想通貨の場合は「非中央集権」かつ「新技術」が礎(いしずえ)ですので、今までのバブルに当てはまる前例がありません。
将来的に大幅な伸びにはなると思いますが、目先1年でどこまで下がるかは分かりませんね。
ドットコムバブルとの比較
過去のエントリーで書きましたが、2017年~2018年に起こった仮想通貨市場のバブルは1999年頃に起こったドットコムバブルの状況と多くの共通点があります。
技術革新・新プロジェクトの乱発・「ドットコム」と名が付けばすぐに上場して株価が数倍に上昇・・・というお祭り騒ぎでした。
【関連ページ】
仮想通貨はドットコムバブル(ITバブル)と似ている?
2017年の仮想通貨市場はバブルだったのか
ですがこのバブルも2000年を境に終了し、大幅な下落となりました。その後はアマゾン、フェイスブック、PayPalなどの企業が生き残って過去のバブル指数を上回る結果となっています。
仮想通貨市場も同じような道を辿るかもしれませんが、まだしばらく先の事になるんじゃないかな。仮想通貨の世界では各国のルール作り、詐欺の撲滅、技術的な問題をクリアするのはこれからです。
過去のバブルの歴史を見てから仮想通貨市場グローバルキャップを見れば、「これからどうなるかなぁ・・」といろんな意味で楽しみです。
我々は世界最大のバブルを見た歴史上の生き証人になれると思います。
【このエントリーで紹介した書籍・外部サイト】
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。