当ブログ管理人の@マナです。
このエントリーでは、これから仮想通貨を購入される方向けに、私が「こんなところに注意して、自分に合う取引所を選んで登録したらいいと思う」という視点で書いています。
皆さんの大事なお金に関することになりますので、ちょっと長くなっています。お時間がある時にお読み頂ければ幸いです。
適当に取引所を選んでしまうと、せっかく購入した仮想通貨(暗号通貨)が盗まれたり倒産してゼロになってしまうリスクがありますので、十分に注意してください。
目次(各見出しにジャンプできます)
仮想通貨取引所を選ぶ前に注目するべきポイント
私が仮想通貨取引所を選ぶポイントをまとめると、以下の通り。
チェックするべきポイント
- セキュリティ体制はどうか?
- どんな仮想通貨を取り扱っているか?
- 売買手数料は?
- サーバーの負荷に対する強度
- ユーザー数、取引量の多さ
- 取引所が使っている銀行口座をチェックする
ということで、いきなりこの記事の結論!先に書いてしまいます。
現在の運営状況から判断した選ぶべき取引所
- 投資が完全初心者の人で、日本国内で購入できるメジャーな仮想通貨を手軽に売買するならコインチェック
とディーカレット
- 投資経験者でRipple(XRP)を低手数料で購入する目的ならbitbank
- ビットコインFXをしたいなら、Liquid by QUOINE
かGMOコインかbitFlyer
- アルトコイン専用のレバレッジ取引をしたいならDMM Bitcoin
- Zaifトークン・CMSなど他の大手取引所で扱っていない仮想通貨を購入するならZaif(ザイフ)
それでは、詳しく説明していきます。
仮想通貨取引所は一にも二にも”セキュリティ”
仮想通貨取引所を選ぶ最大のポイントは、”セキュリティ体制“です。
もし取引所のセキュリティが低いと、取引所に振り込んだ円や、購入して保管してある仮想通貨は盗まれてしまいます。
セキュリティが低い取引所を使ったことで、全ての通貨が盗まれた事例は沢山あります。また、取引所の突然の倒産が原因で資産を失われた例もあります。
仮想通貨取引所では、何かトラブルがあっても基本的には補填や弁償をしてくれません。「自己責任で」というスタンスで運営していますので、たいせつな資産を守るのはすべて自分自身の選択と管理方法にかかっています。
そのかわりに大きなリターンが得られる可能性がある世界だということを認識しておきましょう。
では、セキュリティとは具体的にどういう点に注目するべきかご紹介していきます。
取引所のセキュリティで注目するべき点
- ログイン情報や二段階認証トークンの入力を一定回数間違うと、一定時間ロックされる仕様かどうか?
- 取引所から外部へ送金・出金する際に2段階認証・出金先アドレス制限・メール認証が必要な仕様か?
- 大部分の資産はコールドウォレットやマルチシグウォレットで管理されているか?
1.入力回数制限が設定されているか?
GMOコイン、ビットフライヤー
例えばGMOコインさんやbitFlyerさんのログイン仕様を見てみましょう。
↑自分でわざとログインを複数回間違って入力したら、口座にロックがかかりました。こういう仕様であれば、ハッキングされる可能性は少なくなります。(メール認証をすることでロック解除が可能です)
↑bitFlyerさんもロックがかかる仕様なので安心です。(30分で自動解除されます)
Zaif
次にZaif(ザイフ)さん。こちらは2段階認証に加えてReCaptchaという画像選択システムを導入しています。1回ログインするごとに手間がかかりますので、ハッカーは嫌うセキュリティです。
その他、初心者向けのコインチェック、ディーカレット
も同様の仕様になっています。現在は日本のほとんどの取引所がログイン入力回数制限が設定されています。
2.出金セキュリティ
取引所に保管している仮想通貨は、外部のウォレットや他の取引所に移動させることができます。
ですが、アカウントをハッキングされた場合、出金時に取引所が何らかのセキュリティチェックを設定していないと盗まれてしまいます。
GMOコイン、ビットフライヤー、DMMBitcoin
GMOコインは、二段階認証設定をすることで、日本円を銀行口座へ出金、仮想通貨を外部へ送付、基本情報変更、パスワード変更ができる仕組みです。
仮想通貨取引所はこういう体制でなければいけません。
また、コインチェック・ディーカレット
・bitFlyer
さんも取引所から外部へ仮想通貨を出金する場合、上記画像のように2段階認証を求められる仕様になっています。
DMM Bitcoinさんはもっと細かく2段階認証での設定をすることができます。
ですがアルトコインレバレッジをメインにした販売所で、JPY、BTC、ETH以外の入出金が出来ないので注意が必要です。
Zaif
Zaif(ザイフ)さんの場合はもっと細かくなっており、出金先のアドレスを制限する機能があります。自分で設定したウォレットアドレス以外には勝手に出金できません。
これを解除しようとしても、2段階認証を求められます。GMOコインやビットフライヤーさんより認証作業が多い分、さらに安心と言えます。
コインチェック
コインチェックさんは2017年6月6日に大幅なアップデートを行い、出金先アドレスを新規追加する際に2段階認証を求められる仕様に変更されました。
ですが残念なことに、2018年1月に内部セキュリティの脆弱性を突かれてNEM(XEM)が流出する事件が起きてしまいました。
現在は大部分の仮想通貨をオフラインで管理するコールドウォレット利用に変更され、その他セキュリティも大幅強化されています。
bitbank
bitbankの場合は、仮想通貨の出金先アドレスを入力する場合に2段階認証を求められる安心仕様です。
さらに、出金手続き後に登録メールアドレスに「出金確認」のメールが届き、メール内に記載されている「出金する」のボタンをクリックをすれば出金手続きが完了するシステムです。
仮想通貨の出金手続き方式としてはbitbankさんが一番セキュリティは高いと言えます。
売買手数料をチェックする
仮想通貨取引所の手数料事前チェックも大事なポイントです。
手数料が最大約46倍もの差が出ることがありますので、その取引所に慣れてしまう前に、最初から手数料が安い取引所を使われる方が損をせずに済みます。
ビットコイン売買の手数料
取引所 | taker | maker |
コインチェック![]() |
0.00% | 0.00% |
ディーカレット![]() |
0.00% | 0.00% |
Zaif(ザイフ) | 0% | 0% |
bitFlyer![]() |
0.01~0.15% | 0.01~0.15% |
bitbank![]() |
0.12% | -0.02% |
GMOコイン | -0.01% | 0.05% |
DMM Bitcoin![]() |
0.00% | 0.00% |
アルトコインの手数料
問題はアルトコインです。各取引所で取り扱い通貨も手数料も違います。
取引所 | taker | maker |
Zaif(ザイフ) (NEM,MONA,ETH) |
0% | 0.1% |
Zaif(ザイフ) (BCH) |
0% | 0.3% |
コインチェック![]() (ETH,XRP,MONA,NEMなど) |
約0.5%~ | |
ディーカレット![]() |
0% | |
GMOコイン (ETH,LTC,BCH) |
1~3% | |
bitFlyer![]() (ETH,LTC,BCH,MONA) |
5~10% | |
bitbank![]() (BTC,XRP,LTC,ETH,MONA,BCC,XLM,QTUM,BAT,OMG,XYM,LINK,MKR,BOBA,ENJ,MATIC,DOT,DOGE,ASTR,ADA) |
taker0.12% ※一部銘柄除く |
maker-0.02% ※一部銘柄除く |
DMM Bitcoin![]() (BTC,ETH,XEM,XRP,LTC,ETC,BCH,XLM,MONA) |
1.8~2.4% ただしアルトコインレバレッジ専用 |
ビットフライヤーさんやコインチェックさんだと多様なアルトコインを日本円で手軽に購入できますが、手数料が0.5%~10%となっています。
値動きが激しい時ほど手数料が上がる変動制になっていますので注意が必要です。
アルトコイン売買を楽しむなら海外取引所も検討する
もしアルトコインを購入するのであれば、海外取引所になりますが、Binance(バイナンス)もお勧めです。手数料が0.10%~0.25%と日本の取引所よりもアルトコインが低い手数料で売買できます。
沢山のアルトコインを扱っているので売買の幅が広がってより楽しむことができます。
サーバーの負荷に対する強度をチェックする
相場が盛り上がっている時は、1つの仮想通貨取引所に沢山のユーザーが押し寄せて取引するので、快適に売買するためには取引所のサーバー性能が大容量で高速処理である必要があります。
特にビットコインFXを考えている人は、サーバー強度には注意して取引所を選ぶことをお勧めします。
そういう意味では、GMOコインさんはGMOインターネットが介入しているので安心です。
bitFlyerさんの場合は、サーバーがGMOほど強くないので、ユーザーが大量に押し寄せると動作が鈍くなることもあります。
Liquid by QUOINEのサーバー負荷も堅牢で、2019年6月時点では日本国内ビットコイン取引量の50%を占めていますが、快適な動作を保っています。
Zaif(ザイフ)でもAirFXで最大7.77倍のレバレッジで取引できますが、サーバー強度があまり強くないのか、相場が盛り上がっている時ほど動作がもっさりする現象が見られます。
ですので、ビットコインFX売買を目的としているのであれば、Liquid by QUOINEかGMOコインが良いかもしれません。
初心者さん向けのコインチェックやディーカレット
は、今まで動作が鈍くなったことはありません。
ユーザー数、取引量の多さをチェック
次に、その仮想通貨取引所のユーザー数、取引量がどのくらいなのかをチェックします。
ユーザー数や取引量が多ければボラリティが少ないので、安く買えて高く売れる可能性が高くなります。逆に少なければ、相場より高く買うことになったり、安く売る結果にもなります。
↑こちらの画像は日本の仮想通貨取引所のビットコイン取引量のグラフです。
Liquid by QUOINEさんのユーザー数が圧倒的に多い状況になっていて、2位がbitFlyer
、3位がコインチェック
になっています。
取引所が使っている銀行をチェックする
これは結論から書かせて頂きますが、日本国内のほとんどの取引所が住信SBIネット銀行を使っています。
つまり、自分もSBIの口座を持って、そこから取引所へ入金をすることで、「手数料コストを無料にすることができる」「取引所への入金処理を速くできる」「土日や夜間でも振込手続きができる」というメリットがあります。
地方銀行などから入金する場合、銀行に行く時間コスト、送金手数料コストを無駄にかけています。こういうコストを出来るだけ省く為にも、今後仮想通貨投資に関わっていくつもりであれば住信SBIネット銀行の口座は準備しておくことをお勧めします。
結論:私がお勧めだと思う仮想通貨取引所(2019年6月21日時点)
現在の運営状況から判断した選ぶべき取引所
- 投資が完全初心者の人で、日本国内で購入できるメジャーな仮想通貨を手軽に売買するならコインチェック
とディーカレット
- 投資経験者でRipple(XRP)を低手数料で購入する目的ならbitbank
- ビットコインFXをしたいなら、Liquid by QUOINE
かGMOコインかbitFlyer
- アルトコイン専用のレバレッジ取引をしたいならDMM Bitcoin
- Zaifトークン・CMSなど他の大手取引所で扱っていない仮想通貨を購入するならZaif(ザイフ)
以上、私の経験上から、仮想通貨取引所の選び方をご紹介しました。
ご参考頂ければ幸いです。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。