仮想通貨が使われる未来は無い

@マナです。

仮想通貨市場はいま黎明期(夜明けのような時期)にあたるわけですが、最近は「将来、決済系に利用されないんじゃないかな」とよく考えています。

だって、こんなに値動きが大きいものが一般的に決済で普及していくなんて考えにくいじゃないですか。

例えば2017年12月は1ビットコイン200万円だったのに、2018年5月は1ビットコインが100万円、半額です。普通に考えたら、こんなに値動きが大きい価値保存媒体を沢山保有して、日常的に決済に使おうなんて思う人はいませんよね。

「黎明期だから価値が上下しやすい」という意見もあるようです。世界中で広く普及すれば相場の上下も低くなるかもしれませんが、せめてドル円くらいの値動き幅に落ち着かないと使い物にはならないんじゃないかなと。

なので、

決済は法定通貨と同価値の仮想通貨でいいじゃん!

・・・と思うんですな。

日本だとMUFJコインとか。ほとんどSUICAみたいなものですけど、日本中で使えたら便利ですよね。最近はレジで小銭出すのがほんと面倒くさいw

法定通貨と同価値の仮想通貨は、政府の都合で無限発行されるデメリットはありますが、大衆はそんなのあまり気にしない。便利だから使う、それだけ。

ジンバブエくらいのハイパーインフレが起これば気にするでしょうけど、自国通貨の価値が比較的安定しているなら、法定通貨と同価値の仮想通貨利用の方が使いやすいですよね。そして、ハイパーインフレが起こったとしても、ドル決済にすればインフレは収束します。値動きが安定して信用高い通貨が採用されるんです。ドルと同価格の仮想通貨が普及していれば、他の国でも比較的導入はしやすいんじゃないでしょうか。

ビットコイン原理主義者脳の方々がよく言葉にする「発行枚数が限られている通貨ほど真に価値があって物質的である。法定通貨は政府の都合で無限に発行できるんだ」という意見も分からなくないですが、ビットコインをはじめとした仮想通貨の需要なんざ、今のところ単に自分の資産を増やして儲けたいから買ってる人が多いわけで。

日常的な決済利用は、価値が安定している価値保存媒体じゃないと使い物になりません。だから法定通貨の仮想通貨版が将来的に台頭してくるんじゃないかなと思っております。

現在取引所で売買されている決済系の仮想通貨はどうなるのか考える

「じゃぁ、今取引所で売買されているビットコイン、ライトコインなんかの決済系仮想通貨は今後どうなるのか?」と考えてみると、ほとんどの通貨プロジェクトは消えてなくなり、生き残った一部通貨はコミュニティ内で経済圏が出来上がって使われていくことになるんじゃないでしょうか。

例えばライトコインで言えば「ライトコイナー」というコミュニティが、NEMなら「Nember」コミュニティがあります。特に日本でのNEM経済圏は拡大しつつあります。

そして、インターネット内で完結するビジネスにも使われていくと思っています。例えばゲーム系やカジノ系はネット上で全て完結しますので、仮想通貨と相性が良いと思います。運営サーバーは規制がかからない国に設置すれば、世界中の人がそのゲームをするための仮想通貨を買ったりするわけです。現に今もこういう動きはありますしね。

決済目的以外の暗号プロジェクトは生き残る

今まで書いたのは決済系のプロジェクトについてでしたが、dAppsで利用するためのトークン系やプラットフォーム系の方が生き残りやすいかもしれません。例えばEnigmaなんかはdAppsを動かすうえでは凄く便利ですしね。

決済以外の機能を持った仮想通貨は長い目で考えて期待できやすいと思いますが、決済用途のみの仮想通貨は、価値が安定しないと将来的に苦しいだろうなと思っています。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。