@マナです。

インドの仮想通貨取引所KOINEXがリップル社のXRP基軸を採用したニュースが流れていましたが、まぁ便利だと思いますよ。リップラーの方々は大喜びのニュースでしょう。

インドの仮想通貨取引所がXRP基軸採用した件について思う事

今日現在では9種類のXRPペアになっています。この取引所はBTC、ETHペアでも同じく9種類なんですけどね。インドルピー建は20種類の通貨とペアです。

XRPトランザクション承認はとても速いので、ウォレットから取引所に送る場合の着金速度が速いと30秒以内とか、そんな感じです。BTCはどんなに頑張っても10分以上かかることを考えると、私も「XRP基軸出来たら便利だろな」とは思ってました。

SBIが香港に作る仮想通貨取引所はXRP基軸採用しないかな?とか思ってたんですが、最近は香港も規制強化でほんとにここで開業するのか怪しくなってきましたが・・。

規制・・規制・・・。そういえば、インドも7月くらいから規制強まるってニュース流れてましたよね。覚えていますでしょうか?

インドは銀行をはじめとする金融機関に仮想通貨の取り扱いを禁じた

2018年の4月頃、インドの中央銀行が仮想通貨を締め出す声明を出したんですよ。

直近の例はインドで、銀行をはじめとする金融機関に仮想通貨の取り扱いを禁じた。インド準備銀行(中央銀行)は、同中銀の規制下にある企業が「(仮想通貨を用いた)取引や決済を行う個人や企業を相手に取引やサービスの提供を行うことを禁止する」とし、3カ月以内にそうした取引先との関係を絶つよう義務付けた。

via:wsj

このニュースが報じられた途端、インドルピー建てのビットコインは大暴落。なんと57万円くらいまで逝ってしまわれましたが、世界的な出来高がまだ低い市場だったので他の国の相場には影響が出なかったw

中央銀行の声明内容はご覧の通りなんですが、つまり今後仮想通貨はインドルピー建での取引が難しくなるってことですな。仮想通貨取引所ユーザーがインドの銀行を通して取引所にインドルピー出来なくなるんです。

インドの仮想通貨取引所は反発して署名集めたりしていましたが、その効果も虚しくインドルピー建の出来高はあと2カ月以内にめちゃくちゃ減少すると思われます。

インドの人口ピラミッドで一番山になっているのは30代です。内需が豊富。インド政府からすれば、仮想通貨を通して国内通貨を海外に流出させる必要は無いわけです。でもブロックチェーンビジネスは発展させたい。だから「仮想通貨自体は禁止にしない」というスタンスにしたと思われます。

取引所は手数料で食っている

ということで、これから仮想通貨取引所へのインドルピーの入金が一気に減るでしょう。ここでインドの取引所は悩む。

「やばい、うちらの取引所のメインはINR建てだ。銀行の交換業務が途絶えれば手数料収入が減る・・・。残された道は仮想通貨同士の交換しかない・・・。そうだ、XRP建てを作れば出来高が少しは増やせるのでは?!」

と考えたんじゃないかなぁ・・と思ったのでございます。

インド仮想通貨取引所のKYC

ですが、インドの仮想通貨取引所はインド在住の人しか使う事ができません。
この国はKYCがしっかりしていて、携帯電話の登録も必須。インド以外のリップラー流入は期待できないので、インド市場は苦しい戦いを強いられることになりそうですな。

リップルXRP世界出来高

ちなみにXRPの出来高が一番多いのは韓国で、次に日本です。
1位は24時間で9828万4100ドル(約110億円)。

インドのXRP出来高

インドは一番多い取引所でも95万5087ドル(1億くらい)です。去年からXRP扱いだした取引所が一気に増えました。
これからインド市場に火が点くんじゃないと思ってた矢先の規制。XRP基軸が出来上がったとしてもインドルピーと海外からのXRP流入が期待できないので、インド市場は今後意気消沈していくと思っております・・。

今後香港圏内の仮想通貨取引所でXRP基軸が出来れば面白いことになりそうですね。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。