@マナです。
2017年秋、日本の仮想通貨市場では話題になったテックビューロ社が行ったICO「COMSA」は今どうなっているのでしょうか。と
とりあえずCMSトークンの相場はICO時原価(1CMS=約110円)を割って下落中です。
2017年中にCOMSAプラットフォーム上でICOを行う予定だったが・・
ホワイトペーパーでは2017年12月中にプレミアムウォーター株式会社、Looop社、クリプトマイニングジャパンらがCOMSAを利用してICOを行う予定であったはずですが、延期のアナウンスもなく2018年に突入してしまいました。
そして2018年1月31日にテックビューロ社からようやくアナウンス。
「【お知らせ】テックビューロとLooop、クリプトマイニングジャパンの3社によるICO実施の検討について」
当初はICOの実施時期について、Looopとは2017年12月から2018年2月まで、そしてCMJとは2017年12月もしくは2018年1月から計画および実施という予定でしたが、3社間の協議により、この実施時期を再検討するという方針に変更いたしましたのでお知らせいたします。
本書は、2017年11月2日付で発表された内容におけるトークン発行の検討を、継続し行なっている状況をお知らせするものです。
「テックビューロとLooop、クリプトマイニングジャパンが仮想通貨採掘事業に関する業務提携とICOの実施計画を発表 – 3社のリソースとノウハウを融合し、世界に通用する高収益性のマイニング事業を実現 – 」
トークンの発行が決定した際には、COMSAおよびテックビューロ社のホームページやメールニュースにて、速やかにその内容を公表いたします。
仮想通貨市場に対する金融庁からの風当たりが強くなってきたようで、実施時期を再検討することになったようです。
日本ではICOを行う事についての法整備が追い付いていない状況ゆえ仕方ないとは思いますが、2017年12月末日の時点で何らかのアナウンスはするべきだったと思います。
COMSAプラットフォームの事業化に向けた態勢整備の強化
そして2018年2月3日、COMSA公式サイト新しいアナウンスが行われています。
「COMSAプラットフォームの事業化に向けた態勢整備の強化について」
国内の登録仮想通貨交換業者の大宗が加盟する日本仮想通貨事業者協会は、「イニシャル・コイン・オファリングへの対応について」を公表し、ICO トークンは原則として仮想通貨に該当するものとして取り扱うよう会員企業に方針を示しております。
ICOを取り巻く一連の動きを踏まえ、このたび当社は、仮想通貨関連ビジネスの中核の一つとして「COMSA」の名称で準備しているICOプラットフォームを、仮想通貨交換業の下でのビジネスの一つとして位置づけ、必要な態勢整備を強化して参ります。
今後の展開
ICOプラットフォームビジネスを仮想通貨交換業として位置づけるためには、ICOプラットフォームビジネスを資金決済法に定めるルールの下で運用するために必要な態勢を整えることが必要になります。当社の実施するICOプラットフォームビジネスは、仮想通貨の販売等を媒介を行うものとして、仮想通貨交換業に該当するものと考えられ、仮想通貨取引所ビジネスと同様、法令による適切な管理のもとで、適法な事業としてICOトークンの販売を取扱うことができるととらえております。
これにより、現在、COMSAプラットフォーム上でのICOを検討している企業の皆様には、法的なリスクを軽減した形でICOを実施いただけることになると考えております。
2017年中は法整備が整っていないことで、日本でもICOはまだやりやすかった状況です。それでもICOを行ったプロジェクト側には税理士や弁護士からいろいろな意見を浴びせられていました。後になってお咎めされるかどうかは定かではありませんが、これらのICOは資金を使ってプロジェクト開発が既に動いています。
ですがCOMSAプラットフォーム上でICOを行う場合、開催時期は必然的に2018年以降になってしまいます。上場企業・非上場企業ともに法整備が整っている状態でICOを行いたいという意見が大きくなったのでしょう。
CMSトークンを保有している人にとっても、COMSAプロジェクト側が法整備が完了してからICO開催してくれた方が、リーガルリスクを背負わずに済むので安心材料になると思います。
CMSトークンの相場は下落中である
CMSトークンホルダーにとっては悲しいことですが、先述したように原価を割って下落中です。
原価を割った理由は「ボーナス付与勢が投げ売りした」「待てずに損切りした」人の2種類に大別されるでしょう。
ボーナス付与は最大+14%ですが、COMSAは紹介プログラムを利用して家族と2アカウントを利用してICOに参加した人はボーナス付与率が最大+24%でした。だとしても原価は最安値で83.6円。この値を割って50円台に突入したのは、早くも損切り、狼狽売りが加速した結果だと思われます。
通常、ICOプロジェクトは資金集めからプロダクトローンチまで2~3年のロードマップで進みます。ですが、2017年以降は投機熱が高まったことでICOの特性を理解せずに資金を投入し、相場の下落に耐えられず原価を下回る価格で手放してしまう人も少なくありません。
仮想通貨をモチーフにしたスイス製高級腕時計を限定販売の発表
COMSA相場に不安が高まる中、2018年3月27日、「仮想通貨をモチーフにしたスイス製高級腕時計を限定販売」という発表がCOMSA公式サイトで行われました。
報道関係者各位
テックビューロ・ヨーロッパ 株式会社(英語名:Tech Bureau Europe S.A.、本社:スイス連邦ツーク州、以下「テックビューロ・ヨーロッパ」)は、世界的な機械式腕時計ブランドであるChronoswiss社と、仮想通貨をモチーフにした 「クリプトデザイン」高級腕時計コレクション(全5種)を製作いたしました。テックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、以下「テックビューロ」)が運営するZaif 仮想通貨取引所にて入札による限定販売を実施いたします。
また、スイスを拠点とするテックビューロ・ヨーロッパとChronoswiss社は、スイスをその開催地としてCOMSAプラットフォームにおけるICOの実施について検討を始めました。
スイスの時計会社がCOMSAプラットフォーム上でICOを検討しているとのこと。あくまで「検討」なので、どこまで本気なのかは不明です。
ですがCOMSAのテレグラムでは「これを皮切りにICO案件が他にも出てくるのでは?」と期待が高まっている様子です。
CMSトークンの相場も70円台に回復。
実際にICOが開催されることになれば、CMSトークン相場も1度はパンプする可能性も考えられます。
COMSAプラットフォーム上でのICOは日本だけに限定していない
COMSAの運営はスイス連邦ツーク州のテックビューロ・ヨーロッパが主体です。
ゆえにICOの開催もスイス。日本企業がICOを行うには法整備が完了している必要がありますが、他の国ではICOを行えるケースもあります。
現在COMSAプラットフォームでのICOは日本企業利用に期待が膨らんでいますが、日本だけに限定せず、他国でICOを発表する可能性もあります。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。