@マナです。
今回はリップル関係のネタです。
2018年3月7日にSBIさんから「内外為替一元化コンソーシアムにおけるスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」提供に関するお知らせ」のプレスリリースが出ていました。
ざっくり言うと、このMoneyTapアプリを使う事で、将来的に国内61銀行同士で24時間365日送金できるようになります。
2018年夏~秋にかけてアプリが使えるようになりますが、最初は住信SBIネット、スルガ、りそなの3銀行のみ。
さらに、MoneyTap電話番号で紐づけ登録している者同士であれば、電話番号指定するだけで送金できるようになる。中国のAlipayに近いですね。将来的にはスーパー・コンビニ・露店でもMoneyTapで支払うことが出来るようになるんじゃないかな。自分の銀行口座に紐づけされているので、わざわざ銀行から現金を引き出す必要も無くなります。
こういうことが出来るのは銀行ならではのことで、サードパーティにはできない。
例えばLINEの場合だと、第三者に送金する場合は資金決済法の絡みで日本円を一度LINE専用のコインに変換する必要があります。
最近の日本は「銀行の仕事が民間に食われていく」と言われていますが、法律絡みでどうしても銀行に勝てない部分はあるんですな。
MoneyTapにはリップル社のxCurrentが利用されている
で、MoneyTapのシステムはRCクラウド2.0と繋がっていて、RCクラウド2.0にはリップル社のxCurrentが使われています。
RCクラウド2.0とは、内外為替一元化コンソーシアム(メガバンク3行、ゆうちょ銀行含む国内の銀行61行からなる企業連合)の決済プラットフォームで、2017年12月に完成。そして日本の61行がxCurrentで繋がっているということです。
ちなみにxCurrentは送金コストを従来から30%下げることが出来ますが、仮想通貨XRPは利用しません。XRPを利用するシステムはxRapidです。
「リップル社のシステムを使う」というニュースのほとんどはxCurrentであり、現段階では銀行がXRPを利用するにまでは達していないことは注意するべきです。
銀行がXRPを利用できるようになるには、国際会計の統一ルール整備が必要になるので、まだまだ先のことになるでしょう。
ですが、民間企業においてはXRPを利用した国際送金を行う段階まで到達しています。先日はCualletサービスでXRPを利用した国際送金を行うニュースが出ていました。
ここからの予想
ここからは私の想像です。
前述した通り、銀行がXRPを使うようになるには国際会計ルール整備が必要不可欠になりますし、もしかしたらXRPを利用せずxCurrent止まりになるかもしれません。
ですが、MoneyTapを使って簡単に国際送金できるようにしたり、海外旅行先でMoneyTapを利用して支払えるようになるかもしれません。クレジットカードが不要になります。
これを行うにはブリッジ通貨であるXRPが必要になりますので、MoneyTapでの日本国内利用が普及すれば、もしかしたら次の段階ではxRapidに繋いで国際送金、国際決済にまで発展するかもしれません。
こういう展開になるのであれば、リップル社が目指している未来に近づいていることになりますね。ですが、まだまだ先の事になると思います。
定期:
XRPは10年旅。— マナ@仮想通貨 (@1000crypto) 2018年3月13日
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。