@マナです。
リップル社の久々にXRPネタ。
Cambridge Global paymentが、リップル社のXRPを利用して国際送金を行うxRapidを利用したクロスボーダー決済テストを開始したニュースが報じられていました。
【ソース】
1:FLEETCOR & Ripple Team Up to Modernize Payments Using Blockchain
2:FLEETCOR & Ripple Team Up to Modernize Payments Using Blockchain
3:Cambridge to use XRP for Faster Global Payments
Cambridge Global paymentとは?
Cambridge Global paymentは、創業25年、グローバル決済ビジネスをメインにしている企業。
1年間の国際取引高は200億ドル(約2兆円)で、顧客数は13,000。
電子決済ソリューションの効率化に力を入れていて、最近はペーパーレス化による紙小切手の排除、資金データの安全管理、財務情報の透明化、複数通貨保有サービスなども手掛けている。
親会社のFleetcorは2012年の営業利益は約350億円。
とりあえず、大きい企業です。
クロスボーダー決済とは
ちなみに、クロスボーダー決済とは、国境を越えて行われる決済のこと。
ここ数年はクロスボーダー決済という言葉を耳にするようになりましたね。3年くらい前に中国人民銀行が人民元でクロスボーダー決済できるシステムのリリースが少し話題になっていました。メッセージも付加できるシステムです。
こういうのはブロックチェーン技術の方が便利でしょう。大掛かりなシステム構築が不要で、サーバーダウンリスク、データ消失リスク、セキュリティ管理も減らせるので、大幅なコストダウンが可能。
クロスボーダー決済能力におけるビットコインとXRPの比較
クロスボーダー決済として現在よく利用されている仮想通貨の代表は、もちろんビットコイン。仮想通貨取引所の多くが基軸通貨として採用していますよね。
ですが、ブロック生成間隔が10分であること、スケーラビリティ問題が解決していないこと、送金手数料の上下が激しいこと、マイナーが中国に集中しているなどの理由で、企業や銀行はクロスボーダー決済には採用できるものではない。
XRPの場合はブロックチェーンを用いていないシステムで秒間4000の取引が可能、送金手数料も安価であること、リップル社がbitLisence保持しているなどの理由から、企業も採用を検討しやすいのでしょう。
もし今後XRPを使った国際送金やクロスボーダー決済が増えることになれば、秒間4000トランザクションの処理では足りなくなるので、別の問題が発生するように思っていますがまだ先の話になりそうです。
XRPの今後について
今回のニュースはあくまで「試用・テスト段階」ですので、採用されると決まってはいません。
同様に、Cuallix、MoneyGramもXRPの使用を発表していますが、これもまだ試用・テスト中。テストなので、どうなるかはまだ分かりません。
批判的な見方をする人からすれば、「この発表はXRPを使うと期待させるポーズじゃない?」と言う人もいるでしょう。その可能性も否定はできません。XRP利用に向けて徐々に前進しているように見せ、xCurrent止まりでXRPは利用しない。時期を見て株式公開・・・という展開もゼロじゃありません。
ただし、今後もしXRPが国際送金・クロスボーダー決済で多く使われるようになれば、1XRPの価格は上がる必要があります。
今日の時点では1XRP=約100円で時価総額は約4兆円。約500億XRPが流通しているので、瞬間的に2兆円分の取引まで可能。もし20兆円分の取引が求められたら1XRPは1000円になることが求められますが、実需でそこまでに達するの何年かかるやら。
現状では実需があまり無いのに期待が先行して相場が上がってしまう市場ですから、一時的に1XRPが1000円になる展開も遠くはないのかな?と個人的に予想しています。
私はどのみち10年くらい保持する予定で考えています。XRPが本当に成功したら、こんなものじゃないと思ってますので。勿論、失敗に終わる可能性も考えていますよ。
ではでは。
※XRPは現在GMOコインやbitbankで購入できます。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。