@マナです。
面白い質問を頂いたので、これをネタに書いてみます。
ブログへの質問
私自身は仮想通貨を買っていませんが、最近のニュースで仮想通貨に興味を持つようになりました。投資については株を少し買っている程度です。
NEMの盗難後にいろんな通貨が暴落しているようなので、これを機に少し買ってみようかと思っています。
ですが、株と比べると値動きが激しいので、どうにかして低リスクで始められる方法が無いものかと模索中です。
これだけ値動きが激しくて、中身が分かりにくいものを、皆さん何を基準にして買っているのか疑問です。
厚かましいお願いであることは自分で分かっていますが、何かご意見頂ければ嬉しいです。
「これだけ値動きが激しくて、中身が分かりにくいものを、皆さん何を基準にして買っているのか疑問です。」
↑この部分にグサッとくる人いそうですね。
ずばり言いますが、最近のバブルで購入しはじめた人の多くは「なんだか知らないけど、買うだけで儲かるって話じゃないか、急げ!!」というノリだと思いますよ。
その結果、前々から安値で仕込んでいた人達に早々に利確され、市場から一気にお金が抜けていった状況が今。
2017年11月までに仮想通貨を買っていた人が、2017年12月~2018年1月中旬のバブルで一斉に抜けちゃったんですね。
そりゃそうだ、リップル社のXRPが0.6円から400円まで値上がり。100万円突っ込んでたら6億円ですよ。税金引かれても3億残る。「もう十分だろう」と思って誰もが売るでしょう。
あの時は市場が総楽観で「うおおーー1000円いくんじゃない?」「ほら見たことか、値上がりするじゃないか」とドヤ顔して浮かれてる人が沢山いましたが、そういう人が絶好のカモになるんですな・・・。
なるべく低リスクで仮想通貨をはじめるには
本題からズレてきたので、話を戻しましょう。「なるべく低リスクで仮想通貨をはじめたい」ということですね。
含み損抱えたまま長時間過ごしたくないし、損したくないですしね。こういう疑問が起こるのは気持ちは分かります。
仮想通貨自体が元々ハイリスクなので、「その中でも低リスクで」というなら、始め方は結構簡単です。
「ほぼ損する可能性無く」というのは無理なので、そこはご了承ください。
市場が盛り上がってる時に買わない、お通夜みたいな時に買う
まず大事なことは、市場が盛り上がってる時には絶対買わないこと。
バブル期には「寝ているだけでお金が増えてる」とドヤ顔した人たちはTVで報道されていましたが、そういう状況の時には静観。仮想通貨取引所の口座開設して日本円の入金までしておいて様子見。
大勢がワッショイワッショしている後は必ず暴落します。大暴落後、ちょっと盛り返しますが、その後にさらに大きい暴落が来ることが多い。市場の状況によっては、そこからジワジワ下がっていくこともあり、市場がお通夜のような状態になるので、こうなってから少しずつ買い始める。
人間、どういうわけか値上りしている時には買うのに、値下がりしている時には買わない。
これやっちゃうと、ハイリスクジェットコースターに飛び乗るようなもんです。安全だと思ってて実は超危険。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」を実行した結果、みんななぎ倒されていきます・・・。
なので、ご質問者さんが「NEMの盗難後にいろんな通貨が暴落しているようなので、これを機に少し買ってみようかと思っています。」と仰るのは、低リスクな判断だと思いますよ。
いろんな通貨を少しずつ買う、コツコツ買う、大暴落してたらいつもより少し多めに買う
低リスク買いを目指すなら、一気に購入は御法度です。
仮に100万円を原資にして、一気に1銘柄買ったとしましょう。
仮想通貨の場合はそこから半分に値下がりすることはしょっちゅうです。あっという間に時価評価額50万円です。そこからさらに下がろうものなら、大体の人はメンタルがやられて狼狽売りをするか、好調な他の仮想通貨に乗換えて、さらに損を膨らます定番のパターンに陥る。
なので、以下の3つを実践すれば、集中買いよりはかなり低リスクになります。
- 複数銘柄を購入する
- ルールを決めて少しずつコツコツ買う
- 大暴落したらいつもより少し多めに買う
3「大暴落したらいつもより少し多めに買う」は、その時良いタイミングで購入できる状況にあればいいんですが、仕事中だったりすると買い作業ができないので、無理にやらなくても大丈夫です。
それよりも大事なのが1「複数銘柄を購入する」と2「ルールを決めてコツコツ買う」の2つ。少しずつコツコツ買いを継続するのって、結構難しいんですよ。相場が好調になりそうだと、ルールを曲げて多めに買う人がいますが、結構高い確率でその後損してます。余程の好材料ニュースを早い段階で入手していない限りは、”少しずつコツコツ買う”を継続するだけで良い。
このブログでよく紹介・お勧めしているZaif(ザイフ)のコイン積立はとても便利なので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。月末に口座から自動引き落としされて、希望した仮想通貨を毎日自動的に少しずつ積立買いしてくれるシステム。私も利用してますよ。
用途不明の仮想通貨は買わない
最後のポイントは、用途不明の仮想通貨は買わないこと。
ビットコイン、イーサリアム、リップル社のXRPなどは用途が明確。ビットコインは既に決済に使えるし、イーサリアムは世界の名だたる企業が「イーサリアムアライアンス」という研究開発のための連合を作って取り組みを実施ている。
こういう仮想通貨銘柄だと実需が期待できるので、まぁまぁ~~~~・・・・値動きは小さい方。(状況にもよりますが)
値動きが大きくてギャンブル性が高いのは、用途不明、まだプロダクトが無く使えるところが一切無い仮想通貨。例えば「ザ〇フトークン」なんかは今のところ完全に用途不明なのに、ちょこちょこ値上りして、その後一気に半値になったりして被害者を増やしてます。
↓こんな感じにね。
数日で0.8円から一気に2.5円まで上昇、その後一気に1円近くまで暴落。用途不明だけでも取引所名が付いたトークンなので、「もしかしたら使えるようになるかも?」という期待値で買っちゃう人がいるんですな。
そういう意味では投機的なので購入するのは自由ですが、値動きが激しいし用途も無いので無価値になる可能性もありますよ、と。
参考までに、日本の仮想通貨取引所で扱っていて、用途が明確でプロジェクト開発が進んでいる銘柄を挙げておきます。
- ビットコイン・・・仮想通貨における基軸通貨。日本でも決済に利用できるお店が拡大中。
- イーサリアム・・・第二の基軸通貨。世界のワールドコンピュータになる可能性有。スマートコントラクト、ICO需要が大きい。
- XRP・・・リップル社が作った仮想通貨。国際送金を低い手数料で実現するブリッジ通貨を目指している。
- ビットコインキャッシュ・・・2017年8月、ビットコインからハードフォークして生まれた通貨で、決済窓口が拡大中。
- ライトコイン・・・ビットコインを補完するために開発されている仮想通貨。用途は決済のみだが、LitePayという決済窓口が誕生している。
- NEM(XEM)・・・独自通貨を作ったり、公証機能を持っている。日本でのコミュニティも熱い。
- ZCASH/DASH/XMR・・・匿名通貨。どれも開発は継続中。
- モナコイン・・・日本の仮想通貨。モナコイン決済できるお店が拡大中。
かなり大雑把な説明ですがこんな感じ。
匿名通貨以外はZaif(ザイフ)、GMOコイン、bitbankさんで購入できます。
まとめ
最後にまとめておきます。
- 市場が盛り上がってる時に買わない、お通夜みたいな時に買う
- いろんな通貨を少しずつ買う、コツコツ買う、大暴落してたらいつもより少し多めに買う
- 用途不明の仮想通貨は買わない
以上、この3つ。
簡単なようですが、最初は実際にやると意外と難しいですよ。仮想通貨市場においては一応、低リスクな買い方だと思います。
ではでは。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。