@マナです。
剛力彩芽さんがZaif(ザイフ)のCMに起用され、今後利用者が増えることが予想されます。
利用する前に覚えておいて頂きたいのは、仮想通貨の世界では投資家保護の制度は無いことです。
盗まれても基本的には誰も補償してくれない自己責任の世界ゆえ、セキュリティ意識を高くしておくべきである。
これからこの取引所を利用される方の為に、私が思う注意点を書いておきます。
Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所を利用上の注意点
口座開設・アカウント登録時の注意点
Zaif(ザイフ)の登録方法は簡単で、「トップページからメールアドレスを入力」→「確認メールのリンクから本登録」へ進んで流れに沿うだけで良い。何も難しい事は一つも無い。口座開設と登録は誰でも無料だ。
メールアドレスとパスワードの登録は使いまわしてないものを
だが、ここで重要なのはメールアドレスとパスワードの登録。
仮想通貨取引所は大金が集まっている場所ということで、世界中のハッカーのターゲットになっている。
使いまわしのメールアドレスとパスワードを使っていると、不正ログインをされて資産を盗まれる可能性が高くなるので、Zaif専用のメールアドレスを新たに取得して、英数記号が3種類混じったパスワードに設定することをお勧めする。
なお、Zaif(ザイフ)では後から登録メールアドレスやパスワードを簡単に変更することができる。
最初の登録は使いまわしのメールアドレスやパスワードで行っても大丈夫だが、入金・売買を開始する前には使いまわしていないものに変更した方が、不正ログインされるリスクを低くすることができます。
2段階認証(2FA)の設定とバックアップコードの取得
仮想通貨取引所ではもはや常識化しているのだが、2段階認証(2FA)の設定はすぐにやっておこう。設定は1分もかからない。
2段階認証とは、ログイン時にメールアドレスとパスワード入力とは別に、30秒に1度6ケタの数字がランダムに変わるコードを入力することで、ログインが認証されるシステム。
仮にメールアドレスやパスワード情報が外部に流出したとしても、ランダムで変更される2段階認証コードが分からなければ不正ログイン者からの被害を減らすことができる。
Zaif(ザイフ)の2段階認証設定は、「アカウント」>「セキュリティ」>「2段階認証設定」で行うことできる。
なお、「2段階認証を使う場面の設定」の項目では、「ERC20出金先アドレス管理」と「MOSAIC出金先アドレス管理」のチェックボックスが初期設定時では抜けてしまっているので、ここはONにしておこう。
こうすることで、CMSトークンを売買している場合の不正出金・出金先のアドレス不正書き換えの被害を少なくことができる。
同じく2段階認証設定の画面では、バックアップコードの確認を行うことが出来るので、印刷・メモなどしておこう。
どういう用途か。例えばあなたが2段階認証コードを確認できるスマートフォンを紛失・故障させてログインできなくなった場合、このバックアップコードがあればログインすることができる。
秘密の質問と答えも設定しておこう
また、セキュリティのメニューから「秘密の質問と答え」も設定しておこう。
これはメールによるパスワード再発行手続きの際の本人確認手段として使用するものである。万が一の可能性を考えて、出来るだけのセキュリティ対策は自分でやっておくと良い。
Googleログイン設定は有効にしない
Googleログイン設定は利用しない方が良い。Googleアカウントが不正ログインされてしまえば、Zaif(ザイフ)アカウントにログインされてしまうリスクが高くなる。
仮想通貨取引所のログイン設定の基本は、メールアドレスとパスワードのみにしておいて、SNSや他のアカウントとの連携が出来る仕様であっても止めることをお勧めする。
取引所への入金時の注意点
振込名義の後に識別コード記入を忘れずに
Zaif(ザイフ)に銀行振込で入金する場合、名前の後に識別コードを付ける事を忘れないようにしよう。
忘れたとしてもサポートに連絡をして、本人確認ができれば入金を反映してくれるが、混みあっていると入金反映に数日かかるケースもある。
本人名義以外の口座からは振り込まない
稀に本人名義以外の口座から振込をしてしまう人がいるらしいが、これはNGである。
Zaif(ザイフ)の口座開設名義が「ザイフタロウ」であれば、振込する銀行口座も「ザイフタロウ」でなければいけない。
法人名義であれば取引所・銀行の名義ともに、法人名が必須。法人口座に個人名義通帳から振り込むと入金が反映されないので、注意が必要である。
もし別名義から振り込んでしまった場合は、本人確認の手間がかなり大変なので、ここは注意しよう。
住信SBIネット銀行口座は持っておくのが吉
日本の仮想通貨取引所のほとんどが、住信SBIネット銀行に対応している。
同行なので振込手数料は無料だし、土日でも取引所に入金をすることができるうえに、他の投資関連との相性が非常に良い。コンビニでも引き出しできるし、スマホから振込手続き、登録もできるので、とてもお勧めのネットバンクである。
仮想通貨の売買での注意点
基本はmaker売買をして手数料をゼロに抑える
Zaif(ザイフ)の場合は、makerでの取引手数料が0%(無料)、takerは0.1%~0.2%になっている。
makerとは、板に新しく注文を並べること。takerとは、既に並んでいる注文に対して売買をすること。
もう少し具体的に説明しよう。
【例1】takerとして仮想通貨1ETHを購入した場合
例えばあなたがEthereum(イーサリアム,単位はETH)を購入しようと思ったとする。
売り板で「100,750円に6.6402ETH」の売り注文がある状態だ。
この値段で1ETHをすぐに買いたい場合は、価格の部分をクリックすれば、
購入画面「1ETHの価格」の部分にクリックした価格が自動入力される。あとは購入数量を入力して「買い注文」を選択すれば、Ethereumの購入が完了する。
だが、この場合は既に板に並んでいる注文に対して、あなたがそれを買い付けるtakerになったと見なされるため、0.1%の手数料が購入ETHから差し引かれてしまう。
もしtakerとし1ETH購入した場合は、自動的に0.1%が引かれて資産残高は0.999ETHとなってしまう。急いでいる場合は仕方ないが、これだと勿体ない。
【例2】makerとして仮想通貨1ETHを購入した場合
では次にmakerになって手数料0で購入してみる例。
今Ethereumの売買板が↑のような状況だったとする。makerになりたい場合は、板に並んでいない価格で注文を出せば良い。これだけで手数料はゼロになる。
なるべく早めに1ETH欲しいのであれば、103,410円にでも新たに1ETHの買い注文を出せば良いだろう。
こうすることで、手数料はゼロになり、あなたは1ETHの注文に対して1ETHまるまる購入することができる。
簡単売買はできるだけ使わない
Zaif(ザイフ)では初心者でも簡単に仮想通貨売買ができる「簡単売買」がある。購入通貨はビットコインとモナコインだ。
板取引がよく分からない人にとっては便利だろう。
だが、ビットコインの売買差(スプレッド)が4万円にもなっている。
モナコインは40円だ。モナコインを購入する場合は1MONA=744.5円。
だが、同じときに板取引を利用すれば、1MONA=730円で購入することができる。
このように、簡単売買ではZaif(ザイフ)に取られる手数料が高くついてしまうので、初心者でも頑張って板取引を使う方が良い。やってみればすぐに慣れるので、まずは少額の売買で練習することをお勧めする。
Zaifコイン積立は便利である
Zaif(ザイフ)ではコイン積み立てという機能を使うことが出来る。
これを利用すれば、毎月投資額を決めれば自動的に口座振替をして、毎日少しずつ仮想通貨を自動で購入してくれる。毎日少額ずつの購入ゆえ、暴落時のリスクを低くすることができるメリットがある。
仮想通貨の場合は相場の上下が激しいうえ、購入するタイミングも分かりにくい。1日で一気に購入してしまえば、その後の値動きが気になってしまい、生活に支障を来すこともある。
【Zaif(ザイフ)コイン積立の履歴】
だが毎日少額購入をしてくれることで、日々の値動きは気にならなくなるし、生活が仮想通貨に浸食されにくくもなる。積み立てられている仮想通貨はいつでも売ることが出来る。
このコイン積立方式は私も利用しているが、将来的な値上がりを期待してお金を突っ込むのであれば、本当にお勧めの購入手段である。
チャットでの買い煽り・売り煽りに注意するべし
日本の仮想通貨取引所にはチャットを使う事ができるが、値上り・値下がり予想発言が飛び交っている。
特に初心者の場合はこのチャットを見ているだけで冷静さを欠いてしまい、不要な売買を繰り返して損を出してしまうケースが多いので注意しよう。Zaifも例外ではない。
ちなみに余談だが、Zaif(ザイフ)では取引量が多いとVIPチャンネルチャットを利用することができる。
このチャンネルだと強烈な煽り発言をする人は少ない。
チャットの規約に注意して利用する
Zaif(ザイフ)のチャット利用規約は少々厳しい。あまりに過激な発言やリンク貼り付けを繰り返すと、アカウントが凍結されることもあるので注意しよう。
また、ビットコインのことを「ビット」と書くことも禁止されている。
出金アドレス制限は設定しておこう
仮想通貨の出金アドレス制限は必ず設定しておこう。これは、あなたが設定したアドレス以外には仮想通貨を出金できないようにできる機能だ。
仮想通貨は取引所から他の取引所や、自分のウォレットに送ることができる。だからもしあなたのアカウントが不正ログインされてしまって、出金アドレス制限をかけていなければ、どこの誰かも分からない人のウォレットに送られてしまうリスクがある。
だが、出金アドレス制限の設定をしていれば、不正ログインされても盗まれるリスクは低くすることができる。
そこで必要になるのは、あなたが購入する仮想通貨のウォレットアドレスだ。
ビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアムであれば、ハードウェアウォレットのLedgerNanoSやTrezorを、
NEMならNanowalletを、
モナコインはElectrumMonaなどでアドレスを取得すると良い。
もしすぐにこれらのウォレットの準備が難しいのであれば、出金アドレスは空欄でもONにすることができるのでやっておこう。
失いたくない資産は取引所内に置いたままにしてはいけない
最後の注意点は、「取引所内には失いたくない資産は置いたままにしてはいけない」ということだ。
仮想通貨はネットを介して送受信できるものなので、ハッカーなど外部からの攻撃を受けやすい。取引所内の仮想通貨が盗まれて取引所自体が倒産することになった例が沢山ある。
倒産すれば、取引所内に置いていた仮想通貨資産が取り戻せなくなると思っておいた方が良い。
ゆえに、あなたが資産を失いたくないのであれば、取引所内には仮想通貨を絶対に置いたままにしてはいけない。
しばらく売買する予定が無いのであれば、外部のウォレットを調べて使えるようになって、そこに保管しておくようにしよう。
以上、Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所を利用する場合の注意点でした。
皆さまの仮想通貨資産を守るセキュリティ意識が高まりますように。
【このエントリーで紹介した外部リンク】
Zaif(ザイフ)
住信SBIネット銀行

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。