仮想通貨暴落の6つの原因

@マナです。

仮想通貨市場の暴落が激しいですが、現在市場全体では41.5兆円。2018年1月14日は93兆円だったので、50兆円以上が市場から抜けていきました。

1月になってから、急にマイナス材料が連続で来ましたからね・・。こんなの誰にも予想できません。

今回の暴落原因をログとして書き残しておくことにします。

1.2018年1月仮想通貨市場の暴落原因

米証券取引委員会(SEC)の規制

2017年12月、米証券取引委員会(SEC)がICOを規制と摘発を発表。

ただ、この時は日本にとってほとんど関係ない話で、相場も盛り上がっていたから大部分の人はスルーしていたニュースでした。

ちなみに、アメリカ国民はICOへの参加が禁止されています。

2.中国政府のマイニング規制強化

2018年1月になって、中国政府がマイニングの規制強化をするというニュースが出回りました。

ただこれ、2017年秋頃から始まっていたことで、同じニュースの焼き増しだったんですよね。市場が盛り上がってくると、必ず不安材料ニュースを取り上げる層がいる。

「中国がマイニング撤退したらビットコインやばいんじゃない?基軸通貨の危機では?!」と市場に不安が走るでしょう。
ですが、既に中国のマイナーは他の国に拠点を移すべく、海外拠点を増やしています。電気代が安い国に移行し始めていますから、ビットコインネットワークが無くなることはありません。

3.韓国政府の仮想通貨市場規制強化

「規制」というニュースが流れると「うわっ!韓国で仮想通貨禁止になるの?」と勘違いする人がいますが、規制は禁止じゃありません。

韓国の仮想通貨取引所は、匿名登録を許していたところもあったので、そういう取引所に対して「ちゃんと実名登録方式にしなさい」と規制するだけです。日本の取引所は当たり前にやってることを韓国もやるだけ。

ですが、一時期大臣が「取引所を禁止にすることも検討している」と発言した事実があり、「どうなるんだ?」と市場に不安が走りました。

4.フェイスブックがICO広告禁止

フェイスブックがICO広告を全世界で禁止しました。
詐欺ICOも多いので、仕方ありませんね。

5.コインチェック社のNEM盗難事件

盛り上がっていた日本の仮想通貨市場で最大の事件です。コインチェック社が580億円相当のNEMを盗まれました。仮想通貨市場では過去最大の盗難事件です。

他のマイナス材料がどうでもよくなると感じるくらいの大きなマイナス事件です。ここから一気に日本市場が冷え込み始めました。

これからどうなるか分かりませんが、@妄想175さんが興味深いアンケートを実施されています。

今回の事件で仮想通貨市場を撤退する人が増えるのでは?という懸念がありましたが、アンケート結果では全体の8%です。

まだ仮想通貨市場の期待値が高いと感じている人が多いのでしょう。

6.インドの仮想通貨禁止誤報

2018年2月頭には、インドが仮想通貨を禁止する誤報がありました。この誤報でビットコインが沢山売られて相場を下げることになります。

今後の仮想通貨市場はどうなるのか

ここ3週間でこれだけのマイナス材料が一気に出た事で、市場が冷めてしまった雰囲気を感じます。しばらくは冬眠せざるを得ませんね。

ですが、ここにきてLINE株式会社が仮想通貨事業へ参入を発表するなどの好材料ニュースを出したこともあるので、どこかのタイミングで市場が盛り上がるでしょう。

その前に、ビットコインがどこまで下落するかですな。

ビットコインの送金詰まりは大分減りましたが、それでも10分ほどで着金させるためには1000円近い手数料を払う必要があります。識者さんが「もっと安くて大丈夫」という発言をしていますが、その通りにやってみたら着金まで4時間かかりました。

今年になってからは「ビットコインってまともに使えない通貨なのでは?」という認識が広がっているように感じます。実際、LN(ライトニングネットワーク)が常用で稼働できるまではまともに使えるものではありません。

ビットコイン購入量

一時期はUSDでのビットコイン購入がJPYを抜きましたが、USD購入が冷え込みました。先物市場での期待買いが終わったのでしょう。

ビットコインドミナンス

ビットコインドミナンスも35%まで減少。大幅に伸ばしたのがイーサリアムです。2ケ月前はイーサリアムのドミナンスは一桁%だったんですよ。
取引所はETH基軸を採用しているところも増えたことで、ETH送金をしている人も増えていますしね。

仮想通貨市場におけるETHへの将来の期待値は高いので、大きな脆弱性などが発見されるような出来事が起こらない限り、それなりに安定~高騰すると考えています。

次のハードフォークでCasperに移行すれば、ETHの新規発行は終了します。多くETHを持っている人ほど手数料を得られる仕組みになるので、買い集める人が増加し、流通量も減少して価値も上がるのでは。

イーサリアムのUSD買い

ETHのUSD買いも増えています。今はそれだけETHへの期待値が高いのでしょうね。

 

これから仮想通貨を購入する場合は、春まではドルコスト法で毎日少しずつ購入する方が良いと考えています。
この市場の冷え込みっぷりはどうにもなりませんが、いつ回復基調になるかも分かりません。

ではでは。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。