ハードウェアウォレットLedgerNanoSを利用する時の注意点

@マナです。

ハードウェアウォレットのLedgerNanoSもすっかりメジャーになってきた感じがしますが、認知度に比例して悪い事を考える人が出てくるものです。

最近このブログに寄せられたLedgerNanoS利用中に関する質問で「マジすか・・なにそれ・・・危ない」と思ったものをご紹介します。


 

  1. リカバリーシードを無くしたんですがどうすればいいでしょうか?
  2. ビットコインを送信する時に、Ledger端末にに知らないアドレスが表示されて全額送信される手続きになってるんですが・・・
  3. アマゾンからLedgerを買ったら、箱の四隅がビニールテープで止められてありました。さすがに危ないですよね?

 


・・・ヤバイでしょ。

1.リカバリーシードを無くした場合

もしLedgerNanoSのリカバリーシードを無くした場合、Ledgerで管理している仮想通貨資産を一旦取引所や他のウォレットに移動させます。

資産を全て移動した後、Ledger本体を起動して初期化します。PIN入力を3回間違えれば自動的に初期化されます。

そして初期設定をやり直せば、新しいリカバリーシードが表示されますので、しっかりメモ!今度は紛失しないようにしっかり保管しましょう。

LedgerNanoS本体が故障・または紛失して、リカバリーシードも紛失したら、資産は永遠に闇の中です。

リカバリーシードは死守すること。

2.仮想通貨送信時、Ledger端末に知らないアドレスが表示されている

「こんな事ほんとうにあるのか」と思われるかもしれませんが、実際に起こっています。

ハードウェアウォレットLedgerNanoSを利用する時の注意点

LedgerNanoSは、PCアプリで送信作業しますよね、すると、

ハードウェアウォレットLedgerNanoSを利用する時の注意点

確認のために、LedgerNanoSの端末に送信先のアドレスが表示される。自分が入力したアドレスと相違が無ければ、右ボタンを押せば送信完了になる流れ。

ですが、PCがマルウェアやウイルスに感染していると、身に覚えのないアドレスに切り替わっていることがあります。

おまけに送金量もウォレット内全額に書き換えられることもある。

なので、送金する場合は送金先のアドレスと、Ledger端末に表示されるアドレスが同じか、しっかり確認すること。

送っちゃったら絶対戻って来ませんよ。

基本はアマゾン・ヤフオク・フリマで買わない

「すぐに欲しい!」と思っても焦ってアマゾン・ヤフオク・フリマで買うと、何を仕込まれているか分からんものが送られてくる事があります。

実際にあったことですが、アマゾンで買ったLedgerNanoSが届いたので見ると、4隅をビニールテープで止められていた。出品者を調べてみると、中国人業者だった。また、リカバリーシードを記入する紙に「初期設定したらこちらのメールアドレスに送れ」と書かれたいた。

内部の基盤も載せ替えられるらしいので、よく分からんところからの購入は止めた方がいいです、絶対。

日本で購入するなら、正規代理店の株式会社Earthshipさんでも良いです。
5000円くらい安く買いたいなら海外のLedger社から直接購入できます。直接注文の方法はこちらの記事で紹介しています。

その他、LedgerNanoSなどハードウェアウォレット利用上の注意点

ウイルス対策ソフト&スキャン

PCにはウイルス対策ソフトをインストールしておき、海外サイトなどを見たら都度PC全体をスキャンしておくこと。

仮想通貨マルウェアウイルス検出

私は仮想通貨関連の海外サイトをかなり見るせいか、しょっちゅうトロイ(Trojan)に感染しています。今じゃ毎日全体スキャンしています。スキャンしても30分くらいで終了します・

もし可能なら、仮想通貨を送金する用のPCと普段使いのPCは分けた方が良いと思います。送金用PCなら安いこの手の2万円くらいのノートPCでもOK。

フリーWiFiを使わない

フリーWiFiだとデータ抜かれるリスクがあるので、外出先で回線使うならスマホのテザリングなどを利用してください。

取引所のログインも同様です。

LedgerNanoSのファームウェア、アプリアップデートをチェックする

アプリは後で脆弱性が見つかることがあります。どんなプログラムもこういう事が起こるので仕方ない。なので、アップデートはよくチェックしておくと良いですよ。

ツイッターの@Ledgerアカウントはフォローしておくと良いです。

Trezor使ってる人は@Trezorも。

ハードウェアウォレットLedgerNanoSを利用する時の注意点

Ledgerマネージャーを立ち上げて、端末を接続して「FIRMWARES」をチェック。

ハードウェアウォレットLedgerNanoSを利用する時の注意点

アップデートが無ければ「No items to display」と表示されます。アップデートが有れば最新ファームウェアバージョンが表示されるので、指示に従って行ってください。

ただし、ファームウェアバージョンによっては端末が初期化されることもあるので、リカバリーシードは手元にあることが条件です。

【関連記事】LedgerNanoS(レジャーナノS)のファームウェアアップデート方法と注意点

アプリのアップデートもやっておくべし

LedgerNanoSアプリアップデート

たまには通貨ごとのアプリアップデートもしておきましょう。

今日見たらビットコインはバージョン1.1.18ですね。

LedgerNanoSアプリアップデート

私のLedger端末にインストールされているビットコインアプリは1.0.19でした。おっと・・大分古い。ホールドしてるだけだったので怠けていた。

LedgerNanoSアプリアップデート

アプリのアップデートは、Ledgerマネージャーを立ち上げて、一旦アンインストールする必要があります。

アプリを消しても資産が消えるわけじゃないので安心してください。(でもリカバリーシードは保持していることを確認してからにしましょう)

LedgerNanoSアプリアップデート

アンインストールしたら、その後新しいバージョンのアプリをインストール。これだけです。

バージョンが古いと、アプリの挙動がおかしくなることがあります。例えばトランザクション履歴が正常に表示されなくなるとか。使ってて「何かおかしいな」と思ったら、アプリのバージョンをチェックしてみると良いですよ。

以上です。最後にこのエントリーの目次貼っておきますので、見直したいところがあったらどうぞ。

ではでは。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。