仮想通貨の分散投資

どーも、@マナです。

今回も仮想通貨初心者さんからの質問ネタです。

仮想通貨初心者さんからの質問

仮想通貨は分散投資した方が良いんでしょうか?

リップルが凄く高騰しているので、安くて銀行にも使われそうなリップルだけ買った方が、将来的なリターンが大きいように思っています。

もし分散投資にするのであれば、どのようにするべきでしょうか?

 


【私の意見】
自由に好きなようにやれば良いんじゃないでしょうか。

1つだけにお金突っ込むのが怖くないのなら、リップル社のXRPだけでも有りだと思いますよ。ハイリスクハイリターンが期待できるかもしれません。
分散するほどローリスクローリターンです。

どっちを選ぶかはその人の自由です。


・・・えーっとですね、他の人がどういう買い方をするかは自由なので、「自分で調べて考えて、全て自分で決めろ」っていうことです。誰かのアドバイスに従って分散して買った結果、「やっぱり1銘柄に全て突っ込んだ方が大きな利益だった」という結果になっても責任持てませんからね・・・。

集中投資はハイリスクハイリターン、ルール無視で貧乏人に

1つ言えるのは、1つの銘柄だけ買う集中投資は、ハイリターンになる可能性は高い。だけどハイリスク。

例えば、XRPを例に考えてみましょうか。
今日の時点でXRPは160円くらいですが、100万円の資金を全部使ってXRP買ったとしましょう。そこから半年かけて60円くらいまで下がったら、含み損60万円以上ですよ。100万円の原資が37万円くらいになる。

普通の人なら半額になった辺りで発狂しそうなくらいオロオロしてしまって、他の仮想通貨銘柄で好調なものに乗換えたくなってしまうものです。そして乗換えた先の銘柄もジワジワと落ちてきて、気が付いたら100万円の資金は10万円~20万円になってた・・・、ということは結構よくある話でございます。

人間、困ったことに、下がると売れず、少し上がると売りたくなってしまうものなんですな。
逆です、逆。原資より下がったら売り、ちょっと上がったくらいじゃ売らず、「この価格まで伸びたらたら売る」というルールを決めて徹底しないと、集中投資では貧乏になります。

2018年1月はXRPが400円まで高騰しましたが、300円~400円の時に集中投資の1点買いしてたら、普通の人はメンタルやられますよ。「ここから上がらず、さらに下がったらどうしよう」とか思い始めたり、TwitterやSNSでのポジトークやネガトーク見る度に精神が右往左往してしまって、冷静さを完全に欠くことに。

そのうち我慢できなくなって狼狽売り、損が確定して「もう俺の仮想通貨ダメだ・・・」となって退場する事になりかねません。

集中投資だとチャートが気になって時間を浪費する

んで、集中投資の場合だと常に「BTC下がってないか・・」「NEM下がって無いか・・・」と気になります。
仮想通貨の相場は24時間動いていますから、気持ちも24時間休まることがありません。

「余剰資産で」仮想通貨を買ったものの、どうしても気になってしまうものですよ。銘柄絞って集中投資するほど、チャートも情報も追い続ける必要があります。

「ゼロになっても構わないよ」と腹をくくっているなら別ですけど、なかなかそうはなれないものです。

仮想通貨の分散投資のメリット

分散投資のメリットは、リスクを低く抑えられること。その分リターンも小さくなりますが、「損をしないこと」を絶対的なルールにしたい場合は、分散投資の方が断然良いんじゃないでしょうか。

そもそも、仮想通貨の場合は現在でも中期的な伸び率が高いので、分散投資をしてもかなりのリターンは出せます。

アメリカの仮想通貨ファンドの例

例えばアメリカの仮想通貨ファンドBitWiseには、10銘柄に分散投資している「HOLD10」という商品がある。

仮想通貨の分散投資

↑HOLD10で構成されている銘柄比率は↑の通り。約47%がビットコインで、残り50%をアルトコインに分散させています。

仮想通貨分散投資の結果

2017年1年間の成績は約20倍。去年1年間は急激に仮想通貨市場が成長したので、分散投資をしてもこれだけのリターンが得られたんですな。

インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんが、株でアクティブ・集中投資やってた時は「常に相場の値動きが気になって生活がめちゃくちゃになった」と言っています。
ですが、分散投資・インデックス運用してから普段の生活に集中できて、趣味にも没頭できるようになったとほったらかし投資術で切実に語っています。

株でさえ集中投資すれば生活がめちゃくちゃになると言っているんですから、これが値動きが激しく24時間動きっぱなしの仮想通貨だったら、普通の人がどうなるかは大体想像付くのではないでしょうか。

日本国内の取引所を使った仮想通貨分散投資

じゃぁ仮に、仮想通貨10銘柄に分散投資したとしましょう。

銘柄はコインチェックZaif(ザイフ)で売買できるもので、BTC・BCH・ETH・XRP・MONA・XEM・LTC・DASH・ZEC・LSKの10銘柄にしておきましょうか。(これはお好みでOK)

原資100万円で10万円ずつ振り分けても良いし、自分が調査したうえで「この銘柄は将来的な期待値が高い」と思うものは10万円より高く割り振っても良いですよ。

ドルコスト平均法で買っても良い

また、1日で一気に10万円ずつ買うより、1~2か月間かけて、少しずつ買っていくのも良し。これを”ドルコスト平均法”と言います。

突然相場が高騰した後から買い始める場合は、この方法の方が功を奏す可能性は高くなります。市場が急過熱した後は、その後時間をかけて一旦ジワジワと冷え込んでいくからです。買う日も分散することで、さらに相場の下落リスクを低くすることができます。

相場の上下が激しい市場では、高騰している時に焦って買うと損する事の方が多いんですな。私はこれで何回も痛い目に遭ってます。「もっとゆっくり待ってから買えば今頃もっと儲かってたー!」と後悔したこと数知れず。

ですが、市場が冷え込んでジワジワ下がっている時には思い切って一気に買う方が、逆に良い結果になることもあります。
これはハイリスクになりますが、日本の場合は大型連休の前後に市場が盛り上がる傾向もあります。つまり、その前までは相場がじわじわと下がっていく銘柄があるということです。

分散投資だと精神的に楽

さてさて、10銘柄に分散投資しました。
時々NEMが暴落したり、LTCが高騰したり、BCHが少し下がったり、XRPが少し上がったりなど、相場がいろいろと動きますが、原資100万円の評価額は短期ではそれほど大きく動きません。分散投資した銘柄どうしがシーソーのようになっているからです。

ある時ビットコインが暴落して、他のアルトコインも全体的に値を下げますが、暴落後は時間が経てばだいたいは元に戻ります。
そして市場参加者が今後増えて仮想通貨を購入する人が増えれば、分散投資した銘柄も全体的にじわじわと相場を上げていきます。

大きく儲ける事もできませんが、大きく損をする可能性も低くなります。ですので、精神的には集中投資よりかなり楽。

もし買い増しをしたい場合は、月2万円ずつ同様に10銘柄ずつ分散買いしていきます。
購入するタイミングが分からない場合は、BTC、MONA、NEM、ETHについてはZaif(ザイフ)のコイン積み立てを利用すれば口座振替をして自動で購入していってくれますよ。私も利用していますがこれは便利で楽。分散投資派の人にはお勧め。

しめ

とまぁ、長くなってきたのでこの辺で書くのを止めておきますが、分散投資だとローリスクローリターン。

そのかわり、精神的には集中投資よりかなり楽。生活を大きく壊すことなく、仮想通貨投資ができると思いますよ、ということが言いたかったのでした。

投資は自己責任でどうぞ。
ではでは。


【このエントリーで紹介した仮想通貨取引所】
コインチェック
Zaif(ザイフ)

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。