こんにちは、@マナです。
このエントリーは仮想通貨相場で日々消耗していて、生活に支障を来している人向けです。
元ネタはインデックス投資家の水瀬ケンイチさんと、投資家・山崎元さんの共著「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」。
インデックス運用とは
株・債権で市場全体の値動き基準の指数に連動した運用成果を目標にした運用方法。
仮想通貨で具体的に言うと、時価総額が高くメジャーな銘柄をポートフォリオに組み込んで運用する方法。
例えばビットコイン35%、イーサリアム25%、XRP15%、Zcash5%、DASH5%・・・などなど。
仮想通貨市場でよく見られる「1カ月で10倍!」などの短期間での爆益は難しいが、安定した成長が見込める。
相場の上下が他の銘柄に比べると激しくないので、精神的には消耗しにくいというメリットがある。
アクティブ運用とは
ちなみに、インデックス運用を上回るリターンを目的とする運用方法は「アクティブ運用」と言います。
仮想通貨で言えば、中堅のアルトコインや草コイン売買で短期リターンを狙う投資?(投機)方法。
特に草コイン、中堅アルトの仮想通貨は相場の上下が極めて激しいゆえ、チャートに縛り付けになって精神も健康も害しやすい。時間も際限なく奪われるというデメリットがあります。
インデックス運用とアクティブ運用を組み合わせる方法で運用する人もいたり、この選択は人によって違います。
書籍の冒頭を読んでみましょう
ということで、ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイドの冒頭を読んでみよう。
日々、仮想通貨相場で消耗している人にとっては、たぶんグサリと感じると思いますよ。
以下、抜粋して引用貼り付けておきます。
「人生最後に頼りになるのは、金か優しい家族だよ・・・」
どうやら老後資金と言う物を準備する必要がありそうだと認識しました。
合コンとスノーボードのことくらいしか頭に無かった私は、今でいう「ライフプラン」というものを初めて意識しはじめたのです。もう自分で老後資金を作るしかない・・・。
そんな決意でいろいろ調べていて、投資というものに行き当たりました。
今の日本、よほどの高所得者じゃない限り、給料だけで今の生活レベルを老後まで維持することは不可能。
お金については将来の漠然とした不安を抱え、でも解決策が見つからない・・・。そこで目に飛び込んできた”仮想通貨”、”億り人”という文字。
2017年は仮想通貨元年だったと言うじゃないですか。2018年ならまだ2年目、今からならいけるかもしれない。チャンスだ。
そう思って飛び込んできた人も多いのではないでしょうか。
コンビニに置いてあったマネー誌、本屋で平積みになっていた株式投資入門を適当にかいあさって、見よう見まねで日本株の個別株投資からスタートしました。
四六時中、株のことが気になって・・・・個別株投資を続けてみて、儲かったり損したりしましたが、冷静に計算すると結局は手数料も込みで損失になっていました。
自分なりに分かったことがありました。1つ目は、個別株投資は生活に支障をきたすということです。
四六時中、株の事が気になってしまうのです。
自分が知らないところで投資している銘柄に悪いニュースが出て、自分だけ逃げ遅れるのではないかという恐怖感の方が大きかったと思います。悪材料が出たら・・・
私もでしたが、めちゃくちゃ生活に支障を来しました。寝る前にスマホでチャートを見たら興奮して寝られない。寝不足になりつつも、朝起きたら一番にスマホでチャートをチェック。
仕事中もしょっちゅうスマホを眺め、旅行先、飲み会、トイレ、風呂場、四六時中仮想通貨のことが頭から離れない。
こういう方も多いのではないでしょうか。
かったことの2つ目は、個別株投資では、どんなに厳選した銘柄も、市場全体が下落すると、それにつられて一斉に値下がりしてしまうことがあるということです。
これはかなりショックでした。
自分が積み重ねてきた努力が水泡に帰すというか、個別株投資に対してある種のむなしさを覚えたものです・・・。
仮想通貨のほとんどはビットコインとペアで相場が構成されていますので、ビットコインに悪材料が出れば、ほぼ全てのアルトコインが引きずられて値下がりしていきます。
ジワジワ上がったと思ったら一気に半額まで落ちることもあり・・。
生活に支障をきたさないで済む投資方法はないのか。努力しないで済む投資方法はないのだろうか。
そして出会ったのが「ウォール街のランダムウォーカー」です。
そこですすめられている投資法こそ、自分に合いそうな投資法でした。
「個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っている方が、はるかに良い結果を生む」
つまり、メジャーな銘柄を分散購入してホールドしてるだけ。
例えばコインチェック銘柄を去年全部買って分散ホールドしているだけで、20倍~30倍になるという結果です。
インデックス投資家になってなにが変わったか。
生活が一変しました。
仕事に集中できるようになりました。
もう仕事中に投資銘柄の株価をチェックすることはなくなりました。土日も自分の自由な時間を取り戻しました。チャート分析や企業の財務諸表を読み込むこともなくなり、ゆっくりとした休日らしい休日を過ごせるようになりました。
証券会社のホームページにログインするのも、せいぜい週に1回ほど。やがて月1回程度になりました。
趣味のバスフィッシングとスノーボードがグッと上達しました。ちょうどその頃に結婚もしました。
投資を知らなかった頃の自分らしい生活に戻る事ができたのです。
2年間近く暗闇の中でもがいていたところに、目の前がぱっと明るく開けた感覚です。
かつてと違うのは、自分らしく生活しながらも、一方でしっかり資産運用も継続できているということです。
↑この部分、心に刺さりませんか?
私、仮想通貨の世界に足を踏み入れてから生活が一変。趣味の時間が圧倒的に減ってしまいました。
私は投資を知らなかった頃の自分を忘れそうな勢いで仮想通貨の世界に浸食されていますが、いずれは戻りたいですねぇ・・(遠い目)
仮想通貨のインデックス運用の指標
ということで、仮想通貨もインデックス運用にすれば、草コイン投資よりは多分消耗しなくて済むかもしれません。
じゃぁ何をどのくらい買えば良いのか?という話になりますが、個人的な考えではBitwiseというアメリカの仮想通貨インデックスファンドのポートフォリオが参考になると思います。
Bitwiseでは「HOLD10」というインデックスがあって、過去1年間の運用成績は2666.6%でした。
仮想通貨銘柄とそれぞれの比率は上記の通り。「ビットコインの比率多い」と思われる人もいるかもしれませんが、BTCをポートフォリオの半分で構成する人は多いですよ。基軸通貨ですし。
NEOは海外取引所でしか購入できませんが、それ以外はすべてコインチェック、Zaif(ザイフ)、GMOコインなどで購入できます。
もちろん、このポートフォリオ比率はあくまで参考にして、日本でメジャーなモナコインやNEM(XEM)を入れても良いと思います。
そして大事なのは、「どうなってもいいや」と思える余剰資金で購入すること。
余剰資金+インデックス運用にすれば、日々のチャートや情報を追う時間も減るでしょうし、気長にのんびりホールドしておくだけで、日々の生活は安定させることが出来ると思います。
生活に支障を来していると思う人は、インデックス運用もご検討してはいかがでしょうか?というお話でした。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。