こんにちは、@マナです。
12月27日、ビットコインは一時190万円台まで回復しましたが、いわゆる”韓国ショック”の影響で再び160万円に戻る形となりました。
上記画像は韓国ウォン・日本・ドル・ユーロ4つのビットコイン相場を円で表示したグラフです。
韓国では仮想通貨での利確税がほとんどかからないため、国内市場は過熱。日本のビットコイン相場が1BTC=175万円の時、韓国では1BT=225万円と、約50万円ほど高い状況でした。
今回の韓国ショックで韓国のビットコイン相場は急落、一時反転しましたが、その後はジワジワと下げ調子になっています。
ですが、JPY/USD/EURは比較的安定した相場で推移。
まぁ・・・韓国ショックと言っても、それほど大きなマイナス材料にはならないので、あまり心配する必要はありません。
今回の韓国ショックとはどういうものなのか
今回韓国で起こった出来事ですが、まとめると下記の通り。
- 韓国政府が仮想通貨取引所内での匿名アカウントを無効にすると発表
- 取引所にはKYC強化を義務付ける
- 韓国国内の取引所で、外国人と未成年投資家はビットコイン取引を禁じられる
韓国取引所がKYCの強化
まず1と2について。韓国ではユーザーの身元確認をしないまま仮想通貨取引を可能にしていた取引所があるので、これをNGとします。今後は身元確認(KYC)を義務付けるよう政府が規制。
日本・アメリカ・中国・ユーロ圏の仮想通貨取引所では既にKYCをしっかりしているので、韓国ショックの影響は少ないでしょう。逆に言えば、韓国政府はよくそんな状況を放置していたなと思います。
韓国最大の取引所であるbithumbでは「正しい規制は仮想通貨市場を育成し、我々は歓迎する」と回答しています。bithumbは既に身元確認手続きがしっかり行われています。
今後韓国の仮想通貨市場が健全な方向へ向かうということで、プラス材料と考えます。
外国人と未成年投資家はビットコイン取引を禁じられる
韓国政府の悩みの種がこれ。韓国のビットコイン相場が異常に高い状況(いわゆる韓国プレミアムレート)を利用して、外国人投資家が裁定取引を行い、韓国ウォンが国内から抜けていく状況だったようです。
主に中国人が韓国取引所を利用して裁定取引をしてたようです。例えば、中国で購入したビットコインをウォレットなどに入れて韓国に持ち込み、地元韓国トレーダーに韓国のビットコイン相場より10%引きで売る。
こうすることで、ビットコインを持ち込んだ中国人は10%のリターン、購入した韓国トレーダーは韓国の取引所で売って10%のリターン。そしてほとんど課税されない、というスキームです。
韓国の仮想通貨市場の今後
韓国の仮想通貨取引所ではKYCの強化が行われるとはいえ、今日現在では他の国よりビットコイン相場はまだ2割以上高い状況です。
まだ裁定取引ができる状況のようですが、ジワジワと他の国に近い相場に落ち着いていくのではないでしょうか。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。