こんばんは、@マナです。
最近はビットコインとビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル社のXRPについて考えることが多くなりました。
今後の仮想通貨における決済通貨や基軸通貨がどうなるかで、ポジションを変える必要があるからです。
ビットコインは基軸通貨ゆえ、高騰すると基本的にはアルトコインも高騰しやすくなるので個人的には嬉しいんですが、最近のビットコインの機能性を見ていると限界を感じています。
先日ビックカメラでビットコイン決済をした@しずくさんのツイート↓
ビックカメラでBTC払いしたんですが、5,000円の商品買うのに手数料で2,000円持って行かれて辛かったです
— しずく (@sizuku_bitcoin) 2017年12月19日
↑これが今のビットコイン決済の現状なんです。
ウォレット間の送受信手数料が1000円~2000円はざらで、取引所に送る場合だと手数料だけで下手すりゃ5000円から1万円いきますよ。Segwitアドレス使っても1000円くらいかかりました。
ビットコインのトランザクション詰まりが増えだした時期
さきほどビットコインのトランザクション(取引)詰まり数をチェックしたら、28万件突破。2017年5月のアルトコインバブルは30万件に達しましたが、まだ市場参加者が増えそうなので、トランザクション詰まりはもっと増えるんじゃないかな・・。
40万件、50万件に達したら少額のビットコインを送るだけでも手数料3000円くらいになるんじゃないでしょうか。
トランザクション詰まりが増えだしたのは11月中旬頃からで、この時ビットコインの高騰、アルトコインも少しずつ高騰し始めました。アルトバブルが進むにつれて、さらに詰まってきていることから判断すると、おそらく仮想通貨取引所とウォレット間のビットコイン移動が原因になっていると考えています。
取引所に早くビットコインを送ってトレードしたいという願望が大きいほど、送金手数料を高くする必要があります。今のビットコインは手数料においては負の連鎖です。
今後市場参加者が増えれば、基軸通貨であるビットコインの需要が増えトランザクションが増える。ビットコイン決済希望者が増えればその分トランザクションが増える。
トランザクションが増えれば着金が遅くなる。着金を早くしようとすると手数料を上げなきゃいけない。過熱する仮想通貨市場。
2018年は一体どうなるんだろう??と思いませんか。
ビットコインは一旦使えない金の延べ棒になるのか、ライトニングネットワークが本当に解決のカギになるのか
ツイッターでビットコイン市況をして下さっている@響さんが、今日面白いツイートをしていましたのでご紹介します。
個人的にはTx詰まり見ているとBTCは終わったとしか言葉が出てこん。
それでも需要は落ちないし、使えない金の延べ棒になっていくんだろうけど
実際に送金がまともに機能して認知されて、まともに開発が進んでいて、マイナーのいざこざが無いところが伸びていくのは常識的に考えたらわかる。— 響@個人トレーダー (@Whiskey_bonbon_) 2017年12月22日
前から「ビットコインは価値の保存としての役になる」というコメントを見かけますが、このまま需要が拡大し続けてれば本当に価値の保存、つまり金庫に寝かせてある”金の延べ棒”のような状態になってしまうことも考えられます。こう考え始めている人が少しずつ増えてきた雰囲気を感じていますよ。
だからここでビットコインキャッシュ推しのロジャー氏達が2018年はビットコインキャッシュを広めようとしている動きが活発になっているのを見ています。
ただし、ビットコインやビットコインキャッシュの送受信速度はマイナーに左右されていることもありますから、これも未来永劫安定して使い続けられる保証はありません。
ゆえに、「決済通貨はライトコインでいいじゃん」「XRPだと数秒で便利だ」という声も増えてきています。最近面白かったのは、「ビットコインを取引所に送るのは遅いし手数料も高いので、一旦XRPに換えて取引所に送ってる」というものでした。なるほど、急いでいる時はその方法良いですね。日本の場合は利確&課税問題がありますから、安易に使えない方法ですが。
また「ビットコインがライトニングネットワークで使えるようになる日が待ち遠しい」と考え、興味を持ち始めた人が増えていると感じています。私もその一人なんですが。LNについてのツイートも増えてきました。
ですが、ライトニングネットワークはまだ課題や問題点も多くて実現されるかも分からないんです。デモ動画は公開されてましたけど。
@めんてごめんてさんが以下のように言及。
Lightning Networkはチャネルを開く時オンチェーントランザクションが必要なので手数料の高騰が緩和されないと結局使い物にならない。推進派はこの事に全然触れず個々の取引の早さだけを強調してる。チャージするとき数千円の手数料がかかる電子マネーなんて誰が使いたいの?
— メンテごめんて (@gomente_coin) 2017年12月21日
最初見た時に「なるほど、そういうものか」と思ったんですが、その後よく考えればトランザクション詰まりを引き起こしている部分をライトニングネットワークで通してしまえば、詰まりも解消されてビットコインの送金手数料も大幅に減るのでは。
@tanakaさんや@ヨーロピアンさんも同様の考え。
なんだろう、一般道が混むからバイパスとか高速道路を作ろうって話がある所で意味が無いって言われた気分
恒常的に多量の送金が行われる事業者間だけでも直通でチャンネル開いていけばかなり変わるでしょ
チャンネルなんて毎回使い捨てじゃないんだし・・・— tanaka@呉提督 (@tanaka_nem) 2017年12月22日
txの大半がLNで処理されるようになれば、オンチェーンのtx数も相当圧縮されて結果的に手数料はかなり安くなることが想定されます。手数料はあくまでオンチェーンtxの優先権なので、txが削減できればそれだけレートも下がります。
— ヨーロピアン (@sen_axis) 2017年12月22日
その後再び@めんてごめんてさんが、ライトニングネットワークの将来像をツイート。
つまりLNを活用したBTCの将来像の一つは、
1. ユーザーが取引所でBTCを買うとLNで送金する権利を得る
2. 各取引所はLNのノードなので取引所間は安く早く送金できる
3. さらに取引所と各決済サービスもLNで繋がっていて安く早く決済できるって感じか……実現したらすごいな。
— メンテごめんて (@gomente_coin) 2017年12月22日
これが実現したら本当に凄い。ビットコインが金の延べ棒じゃなく、決済通貨・基軸通貨としても機能的な立ち位置になるとは思います。
ですが、これが実現するのはいつなのか、本当に実現するのか、その間に基軸通貨や決済通貨代表のポジションが他の通貨に置き換わってしまうんじゃないか、じゃぁ何にスポットが当たるのか?などなど考えています。
ちょっと前のSegwit2×ハードフォークが中止になった時、「ビットコインは不安材料も暫くないので安泰だろう」と思いましたが、次々に問題点が噴出してくるところを見ると、仮想通貨の世界や市場はまだ実験段階で黎明期なんだなと感じます。
どのプロジェクトも突然パッと消滅するリスクはあると思っています。「ビットコインであれ安心出来ない」というのが私の考えです。気絶投資法は怖くて出来ません。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。