こんにちは、@マナです。

ビットコインキャッシュ(BCH)が「決済通貨としてはビットコインより優れている」「アメリカ最大の仮想通貨取引所コインベースに上場」の話で盛り上がってきていて、市場価格は昨日から2倍(1BCH20万円から40万円)に高騰しました。

そんな中、ビットコインはライトニングネットワーク(LN)による支払いデモ動画がYoutubeで公開されていました。(大石哲之さんがtwitterでご紹介していました)

 
1分10秒くらいから見て頂ければ大体分かりますが、1秒かからずにビットコイン決済が完了します。トランザクション処理も完了している。こりゃ凄い。

動画を見れない人の代わりにキャプチャ画像で紹介。

ビットコインライトニングネットワークのデモ1

↑商品を選ぶ。

ビットコインライトニングネットワークのデモ2

価格は0.000015BTC(時価30円、1500satoshi)。普通なら手数料で1000円くらいかかるから、ブロックチェーンを使えば決済するだけで大損。でもライトニングネットワークを使えばこうした少額決済が可能になる。

ということで支払い。QRコードの下に書かれたアドレスをコピーして、

ビットコインライトニングネットワークのデモ3

アドレスを貼り付け、0.000015BTC(1500satoshi)と入力。「Send Payment」をクリック。

ビットコインライトニングネットワークのデモ4

支払い確認が1秒かからずに完了!

ビットコインライトニングネットワークのデモ5

トランザクションIDも発行され、「complete」の表示。
ライトニングネットワーク(LN)を利用することで、マイクロペイメントが一瞬で完了するというデモ動画でした。

いやーーー・・・これ、凄すぎでしょ。決済スピードでは他の仮想通貨やクレジットカードよりも断然優れてる。

ライトニングネットワーク(LN)とは

ビットコインライトニングネットワーク

ライトニングネットワーク(LN)を開設しているサイトや動画は既にいろいろあるんですが、見ればなんとなく分かったような分からないような・・・という感じ。とりあえず、私が情報収集した結果だとライトニングネットワークの特徴は下記の通り。


  • 現状のビットコインは1秒間に6~7トランザクション処理である
  • ライトニングネットワークの手法はオフチェーンペイメントである
  • つまりブロックチェーンに書き込む必要が無い、ブロック確認作業も無し
  • ライトニングネットワーク上では数百万~数十億のトランザクションが可能
  • 手数料が超低い、手数料ゼロも有り
  • マイクロペイメントが可能になる(1セントを送るなど)
  • 小売POS端末でも利用可能になる
  • ビットコインに別の機能を付加する必要がある

 
ライトニングネットワークの仕組みについての詳細は、大石哲之さん運営する「ビットコイン研究所ブログ」で解説しているので、興味がある人は読んでみてください。

【外部リンク】ライトニングネットワークの衝撃~ビットコインによる本当のマイクロペイメントがもたらすもの

ブロックチェーンにトランザクションを書き込む必要が無いのに決済が出来てしまうのはなぜか?については、記事内ではイメージとしてこう書かれています。

ライトニングネットワークは、レイヤー2ソリューションといわれる。つまり、現在のビットコインのブロックチェーンの上に、一枚別の支払い層を噛ますみたいな感じになっているからだ。

↑これ以上の説明は必要ないですよね。

ライトニングネットワークはオフチェーンペイメントである

LNの特徴に前述している通り、「ライトニングネットワークの手法はオフチェーンペイメントである」と書きましたが、仮想通貨の世界ではしばしば「オンチェーン」と「オフチェーン」という言葉が登場します。

”オンチェーン”とはブロックチェーン上のやり取りのこと。
”オフチェーン”とは非ブロックチェーン上のやり取りのこと。

オフチェーンの例としては、例えばA銀行のα支店に2つの口座、XとYを持っているとして、XからYにお金を移動させるだけならα支店内の取引システムだけの処理でOK。手数料もかからないから、1円単位で資金移動が出来る。

これがA銀行からC銀行に送るには、手数料がかかってしまう。イコール、ブロックチェーンを使った送金みたいなもの(=オンチェーン)。という解釈で良いのかな?(厳密には違うんでしょうけどね)

ビットコインのブロックチェーンシステム上に大きなレイヤーを構築して、そこで取引ができるイメージでしょうかね。

ライトニングネットワークが進展すればビットコインキャッシュは・・

あれれ「じゃぁライトニングネットワークが進展すればビットコインキャッシュはどうなるんだ?」と考えれば、
・・・普通に考えれば決済通貨としての需要は減るんじゃないかなと思いますよ、私は。

ライトニングネットワークにも問題点はありそう

ですが、ライトニングネットワーク(LN)が進展して決済で使えるようになるには、ハブはどうするんだろう?対応ウォレットはどうなる?ネットワーク構築は本当に可能なのか?などの疑問やハードルもありますので、まだまだ長い時間がかかりそうです。

また、ライトニングネットワークにアクセスするにはどのみちオンチェーンが必要になるので、そこで1度手数料は発生する仕様らしい。イメージとしてはライトニングネットワーク利用をするためにチャネルを開いてチャージする時に1度は高い手数料の支払いが必要になる感じ。(詳しくは分からん)

ゆえに、その間はビットコインキャッシュが決済通貨として台頭すると考えています。ライトニングネットワークも実店舗への構築・実現が可能かどうか分かりませんしね。

もし可能になったら決済にはとても便利になると思います。さ~~、どうなることやら。展開や相場がどうなるかは未知です。

ゆえに、ビットコイン・ビットコインキャッシュは両方持っておいた方が良いと考えています。
仮想通貨は投機であり、全てがまだ実験段階。これを忘れちゃいけないと思っています。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。