※このエントリーは10時20分に追記して再更新しています。
おはようございます。@マナです。
先日、【2017年12月追記】ビットコインキャッシュ(BCH)の好材料ニュースまとめを書いた後に、↓の通り「2018年はBCH Yearになると妄想している」とツイートしたら、意外にも結構リツイート&いいね頂きまして、
BTCよりBCHじゃんじゃん買い増しいくつもり。2018年はBCH Yearになると妄想している。妄想している。 #私の妄想です
— マナ@仮想通貨(暗号通貨) (@1000crypto) 2017年12月14日
その後、「ビットコインキャッシュに批判的だったのに急に推し始めて一体何なんですか」という感じのコメント頂くんですが、私、BCHを批判したり推しているつもりも全く無いと断言させて頂きます。
「皆さん、BCH買おう」とか一言も言ってませんし、元々BCHに対して全く批判的じゃありません。
私が批判的に思っているのは、ビットコインキャッシュ推しのいわゆる”ビッグブロック派”がビットコインに対してのネガティブキャンペーンのような行為を行っていることに対してです。
本当に良いと思うならネガキャンや煽りなどせずに、BCHの良いと思う所や現状を素直に情報発信すれば良いのになぁ、勿体ない・・とは思っています。
長期的にはビットコインが成長する考えは変わりません
ビットコインはライトニングネットワーク(LN)の実装と実現可能性、RSKのローンチを考慮すれば、これが上手く成功して広く使われれば、長期的にはこの先も大きな成長になるんじゃないかな?という考えは今のところ変わりません。(今のところですけどね)
LNが実用化されれば、1ミリ秒単位で数千トランザクション処理ができますし、手数料もほとんどかかりません。マイクロペイメント(数円くらいの少額決済)も手数料ほぼ無しで可能になります。RSKのローンチでは、イーサリアムのようなスマートコントラクトの機能を付加できます。衛生を使ってネット環境が無い状態でビットコインの送受信を可能にする試みも行われています。
ですが、これが実現して利用される段階に至るのはまだ数年先のことだと思っています。LNは私が掴んでいる情報では14カ月後らしいので、まともに使えるようになるのは3年後とか、もっとかかると思っています。
先日は動画でLNのマイクロペイメントデモの様子がアップされていましたが、あれは凄い。アメリカ1¢(セント)が1秒かからずに着金します。
もし匿名化まで実装されたなら、他の匿名通貨の需要はひとたまりもないんじゃないかと思いました。
ビットコインキャッシュ(BCH)はここ1年~2年を考えれば実用的だと感じている
対してビットコインキャッシュ(BCH)の場合は、オンチェーンのみ(ノードとマイナーが関わって台帳を作り上げていく仕組み)でのやり取りと決済については、今のビットコインより実用的だと感じています。
最近はブロックも安定して掘られていますし、何せ手数料が安い!
↑仮に取引所から70BCH(現時価約1400万円分)をウォレットに送る場合でも、手数料は0.0005BCH~0.001BCH(100円~200円くらい)。非常に安い。
じゃぁビットコイン(BTC)を、例えばコインチェックからウォレットなどに送る場合は手数料が0.001BTC(2000円くらい)と非常に高い。
Segwitアドレスを使えばこの半額以下にできるんですが、取引所側がほとんど対応していない。送受信手数料のBTCを中抜きしてるんじゃないのか?と疑いますよ。ちなみにSegwitアドレスを使っても、ビットコインの送金詰まりが10万件くらいに達すれば、10分~20分で送受信を完了させるには1000円以上の手数料がかかります。
うなぎ料理専門店 川昌さんががビットコインキャッシュ決済に対応した理由がまさにBTC手数料の高騰で、「ビットコイン決済だと手数料だけで1~2品出せちゃいますからね・・」と仰っていました。これが現場の意見ですよ。今のビットコインは決済に向いてないんだなぁと分かった出来事です。ビットコイン決済を止め始めるお店は増えています。(始めるお店も増えてますけどね)
ビットコインキャッシュ基軸の取引所が2つ出来たこと
また、中国の仮想通貨取引所であるOKEXと、英国CoinEX(中国マイナーがサポートしてる)が、ビットコインキャッシュ基軸のマーケットを開始したことは衝撃でした。「こんなことが起こるとは」と思いましたよ。
現状ではほとんどの仮想通貨取引所はビットコイン・イーサリアム・USDT・フィアット基軸です。(ライトコイン基軸もちょっぴりありますが)
そこにビットコインキャッシュ基軸の取引所が2つも出来る。基軸通貨は需要が高まるんです。ビットコインとイーサリアムの現状を見れば分かりますよね。
さらに、coinEXは中国大手マイナーのviaBTCがサポートしている部分も見逃せません。マイナーは儲かる通貨をマイニングしますので、ビットコインキャッシュの価値が上がれば、マイニング報酬も上がります。
現状ではビットコインマイニングの覇権を握っているのは中国ですから、マイナーが取引所側にビットコインキャッシュ基軸マーケット作るように促していくのでは?BCH基軸の取引所が増えていくのでは?と思ったのです。(あくまで私が思ってるだけです)
SBIホールディングスの北尾社長もBCHをやたら推してますし、香港に新しく作る仮想通貨取引所にはBCH基軸を作る可能性があるのでは?と推測もしました。まぁ・・北尾氏の言う事はほとんど信用していませんが。
アメリカ・ニューヨークでビットコインキャッシュ取引が活発になる可能性がある
そして、ニューヨークの仮想通貨に関する法律に準じた資格である”BitLisense”を得て仮想通貨交換業を行っているcoinbaseが、2018年1月1日以降、ユーザーにようやくビットコインキャッシュを付与します。そして、ビットコインキャッシュのマーケットをサポートするとも言っています。
【ソース】Update on Bitcoin Cash /coinbase blog
coinbaseで現在取引されている仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアム・ライトコインの3種類のみ。ユーザー数は100万人以上です。このマーケットにビットコインキャッシュが加われば、出来高は当然増えるでしょう。
さらにbitFlyer・USAもBitLisenseを取得してビットコインキャッシュを取り扱いますから、2018年中はアメリカでもビットコインキャッシュのマーケットが拡大していくと思いました。
ビットコインキャッシュの将来の懸念
じゃぁビットコインキャッシュの未来はどうなるのか?と考えると、1BCHあたりの価格が仮に100万円くらいになったら、その時はビットコイン同様に手数料も高くなるらしいです。
ですが、その時にはビットコインキャッシュの流動性もかなり多くなっているので、ソフトフォークなりハードフォークをして1ブロックサイズあたりの容量も大きくする必要がある。それに伴って手数料も下げていく予定らしいので、ビットコインのように送金詰まりは無く、手数料も安いまま決済通貨として使い続けることができるらしい。(bitcointalkで読んだ情報なのでここは正確じゃないかもしれない。詳しい人がいたら教えてください)
ただしブロックサイズを上げた時に問題になるのはノードで、ビットコインは1ブロックサイズ1MB、ビットコインキャッシュは1ブロックサイズが8MBと8倍なので、ノードが必要なデータ管理量も8倍。
ビットコインキャッシュのブロックサイズテストでは1000MBまで検証した結果、大丈夫だったとのことなので、トランザクション詰まりは問題無いかもしれないとはいえ、ネットワークを送受信させるデータ量が単純に大きくなるので、いずれ限界が訪れるのでは???と懸念されているらしい。
また、データサイズが大きくなることによって検閲を抜けられない可能性も出てくるので、BCHネットワークが正常に機能しなくなるかも??などなど・・。
この辺は私はまだ詳しくないのですが、2018年中に浮上するような問題ではなさそうだなと思っています。もっとビットコインキャッシュのトランザクションが増えた時には問題が起こってくるかもしれません。まだ先の話だろうなと。
さいごに
以上のことが、私が「2018年はビットコインキャッシュYearになるんじゃないか?」と思った主な理由です。
ただし、先述したようにビットコインの開発が進んでこの先「ビットコインの方が実用的になってしまった」という展開もあると思いますし、ビットコインキャッシュも今後開発が進んでもっと便利な決済通貨に進化していくかもしれません。どっちかの生き残りをかけた争いになるかもしれませんし、両者が共存していくかもしれません。これから両者がどういう展開になっていくかは楽しみにしています。どっちを応援するとか、そういう考えはありません。
未来はどうなるか分かりませんから、その時その時の情報を元に自分で考えて判断して、行動するしかないんです。
私はあくまで、現時点で公表されている事実や材料を元に推測・判断しているだけであって、新しい事実や材料が公表されれば、方針は180度変わることもあります。
突発的に悪材料が出れば、ビットコインキャッシュを全部ビットコインに換えることもありますし、その逆もあり得ますよ。わざわざ損するポジションにいたくありませんし。
最近ね、「前と言ってる事違うなじゃい」と突っ込んでくる人が増え始めたので、正直困っています。
私はこのブログでは自分の考えを書いているだけであって、将来的にリターンが確約されている推測をしているわけではありません。仮想通貨の世界は、1日情報を追わないだけで、状況がガラリと変わることもしょっちゅう。
仮想通貨の世界では「誰も信じるな」「自分で考えて自分で決めよう」です。
それが出来なければ、この世界にいることは止めた方が良いと思います。他人のポジショントークに振り回されて損をしやすくなります。
この世界、「誰も信じるな」「自分で考えて自分で決めよう」だと思いますよ。
私だって素人に毛が生えた程度のものなんですから、私の発言なんざあてにしないで頂きたい。
基本は自分で調べて自分で決めることだと思います。— マナ@仮想通貨(暗号通貨) (@1000crypto) 2017年12月15日
人の意見なんてコロコロ変わるよ。一貫して同じことを言っている人の方が怖い。特に暗号通貨の世界では1時間単位で考えが変わる。私も似たような事言われた経験があるけど、他人の意見は参考程度に自分で考えて決断しないとダメよ。 https://t.co/tg1dxJk6uN
— Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2017年12月15日
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。