COMSAのCMSトークン、MosaicとERC20の違い
※CMSトークンの上場日が決まりましたので、追記して再度更新しています。

COMSAで発行されるCMSトークンの配布が2017年11月30日から開始されますが、「Mosaic(モザイク)」か「ERC20トークン」で受け取るか、で悩まれている人も多いのではないでしょうか。

両者の違いですが、ざっくり書くとこんな感じ。

  • Mosaic(モザイク)・・・NEM上のチェーンで発行されるトークン。NanoWalletに保管可能。
  • ERC20・・・Ethereum(イーサリアム)上のチェーンで発行されるトークン。イーサリアムウォレットに保管可能。

COMSAのホワイトペーパーを読むと、両者のトークンは相互交換が可能・・というような事を書いていたので、COMSAプロジェクト上の利用においてはどっちで受け取っていても特に問題はありません。
そもそも、CMSトークンを使って何か機能が使えるようになるというものでもありませんしね。

相互交換の具体的な方法はまだ公開されていませんので、これはテックビューロ社の公表を待つことにしましょう。

CMSトークンはZaif取引所で2種類上場されることになる

CMSトークンはZaif(ザイフ)取引所で上場されることが決定されていますが、「MosaicのCMS」と「ERC20のCMS」の2種類が上場されることになります。

ICO時では1CMSトークン=1ドル相当ですので、最初はどちらのトークンも価値は一緒。
ですが、取引所に上場された後は、需要と共有のバランス差の影響で、もしかしたら両者のトークンの間に微妙な価格差が生じる可能性があります。

ということで、Twitterにて「どっちで受け取りますか?」とアンケートを依頼したところ、

COMSAのCMSトークン、MosaicとERC20の違い

今のところはMosaic(モザイク)でCMSトークンを受け取る人が多いようです。
この理由は、COMSAのICOに参加した層の割合が多いのはNEM(XEM)推しだからと考えられます。

基本的にはZaif(ザイフ)取引所での売買を考えている人が多いでしょうから、Mosaicで受け取っても問題は無いと思います。

ERC20トークンで受け取る人の意見

TwitterでERC20トークンでに受け取る人の意見を探したところ、下記の通りです。


  • ERC20のCMSトークンであれば海外取引所への上場も期待できるから
  • 海外取引所に上場されれば、Zaif取引所との価格差でアービトラージが出来る可能性もある
  • ウォレットの信頼性はイーサリアムの方が高いと思っているから

私も同意見で、Mosaicで受け取った場合は、海外取引所で売買できる可能性はかなり低いと考えらえます。海外取引所で上場されいているトークンの多くがEthereumチェーンを使ったERC20だからです。

ですので、仮に海外取引所に上場するのであれば、ERC20の方でしょう。EtherDeltaやロシアで上場する可能性は考えられますね。

アービトラージを考えている意見は面白いです(笑)そこまでは考え付きませんでした。

海外取引所でCMSトークンを売買する予定が無い場合は、Mosaic(モザイク)で受け取っておいて大丈夫かなと思います。
アンケートを見る限りだと、Mosaicで受け取りする人も多そうですから、その分出来高も多いので売買しやすいのではないでしょうか。

割合決めて両方で受け取れればベストでしたね。

CMSトークンの受け取り方

ついでにCMSトークンの受け取り方も書いておきます。
Zaif取引所で受け取るか、ウォレットで受け取るかで方法が変わります。

Zaif取引所で受け取る場合

Mosaic(モザイク)の場合

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

Zaif(ザイフ)取引所の「入出金と履歴」をクリック。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

Mosaicをクリック。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法
「お客様固有のMOSAIC入金用メッセージは下記になります」の下に書かれた文字列をコピー。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

↑Zaif取引所で受け取る際は、NEMアドレスを入力しないこと。
これは共通のNEMアドレスで、トークンの入出金はメッセージの文字列でユーザーを判別している仕組みです。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

COMSAのマイページから、「Zaif取引所 Mosaicで受け取り」を選択して、その下の箇所にMOSAIC入金用メッセージを貼り付け。
「設定」をクリックして完了。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

11月30日以降、↑のボタンをクリックすればZaif取引所にCMSトークンが送られる仕組み。

ERC20の場合

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

Zaif(ザイフ)取引所の入出金から、ERC20トークンをクリック。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

「入金用アドレスは下記になります」の下に書かれている「ERC20入金用アドレスには~~~」の緑のボタンをクリック。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

すると、0xから始まるアドレスが表示されるので、これをコピー。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

COMSAのマイページにいって、「Zaif取引所 ERC20トークンで受け取り」を選択して、アドレスを貼り付けて「設定」をクリック。

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

11月30日以降、↑のボタンをクリックすればZaif取引所にCMSトークンが送られる仕組み。

ウォレットでCMSトークンを受け取る場合

COMSAのCMSトークンのMosaicとERC20の違い、受け取り方法

ウォレットで受け取る場合の説明は割愛しますが、NEMのNanowalletで受け取る場合はNEMアドレスを入力すればOKです。
MyEtherWalletでERC20トークンとして受け取る場合は、普通に0xから始まるイーサリアムウォレットのアドレスを入力するだけ。
なお、アドレスの入力や手順などを間違うと、CMSトークンが消滅しますので、よ~~~~く見直して設定しましょう。

 
Zaif(ザイフ)取引所での上場日は未定ですが、理論値では1CMS1ドル(約114円)。プレセールでボーナス配付もされていたので、価値が薄まって原価割れするのか、それとも初値で200円超える展開があるのか、どうなることでしょう・・・。上場開始後は壮絶な相場の上下が見られるような気がしています。

【追記】CMSトークン上場日は2017年12月4日予定と公式がアナウンス

CMSトークンの上場予定日が2017年12月4日月曜日開始とアナウンスがありました。時間は公開されていません。

通貨ペアは、「CMS:XEM/JPY」「CMS:ETH/JPY」です。つまり、MosaicのCMSトークン/日本円と、ERC20のCMSトークン/日本円での取引になります。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。