※11月9日追記しました。
こんにちは、@マナです。
Segwit2×ハードフォーク中止やCMEグループによるビットコイン先物取引開始のニュースでビットコインがお祭り騒ぎですが、日本の仮想通貨市場ではビットコインFXがかなり熱いようですね。
今まではビットコインFXといえばBitFlyerLighteningを備えるbitFlyerさんのユーザーが圧倒的に多かったのですが、このままいけばGMOコインにその座を奪われるんじゃないかなと見ています。
bitFlyerのスプレッドの大きさは異常
本題に入る前に、仮想通貨の購入方式をおさらいしておきます。
仮想通貨の購入方式には、「取引所」と「販売所」の2つがあります。
板で売買できるのが「取引所」で、欲しい通貨の数量を指定すれば同価格で何枚でも買えるのが「販売所」。
販売所方式での売買はbitFlyer・コインチェック
がメジャーでしたが、今年から仮想通貨市場に参入したGMOコインも同じ方式。
そして販売所は通貨ごとのレートに手数料を載せて、ユーザーに売ったり買ったりしています。
手数料は販売所が自由に決められるので、高ければ高いほど会社の儲けになる。逆に、安ければ安いほどユーザーは喜ぶ、という状態なんですね。
bitFlyer・GMOコインのスプレッド差を比較してみる
ここから本題に入ります。
「GMOコインはスプレッドが低い」という話を聞いて、じゃぁ具体的にどのくらい安いのかをbitFlyerさんと比べてみました。
ついでにコインチェックさんとも比較してみたら、驚きの結果でございました。
ちなみにスプレッドとは、購入と売却の開きのことを言います。
ビットコインのスプレッド比較
まずはビットコインから比較してみましょう。調査時間は2017年11月6日の午後です。
GMOコインさんは3000円、bitFlyerさんは20,140円と圧倒的な乖離です。コインチェックさんもなかなか高い。
とはいえ、bitFlyerやコインチェックではビットコインは板での売買が出来るので、それを利用すれば取引手数料がゼロ。ビットコインについては、多くの人が板で売買しているでしょう。
イーサリアムのスプレッド比較
次はイーサリアム(Ethereum)の比較。これもなかなかの乖離具合ですね・・。
GMOコインが1000円、bitFlyerが3967円。
コインチェックさんと比べればギリギリ我慢できる人もいるかもしれませんが、イーサリアム欲しい場合はGMOコインか、板で売買できるZaif(ザイフ)さんの方がお得ですな。
ライトコインのスプレッド比較
ライトコインについてはGMOコインさんがキャンペーンのように「100円!」ってPRしていますからね。それにしても安い。これなら板で取引しなくても十分使える。
bitFlyerさんはGMOさんの約7倍と大きな乖離です。
ビットコインキャッシュのスプレッド
最後にビットコインキャッシュ(BCH)。
GMOコインは1500円、bitFlyerが12189円。
これはもう絶望的なスプレッド差で、これ見たら誰もbitFlyerでビットコインキャッシュ買おうって思わないのでは・・・。
コインチェックさんも検討しなおした方が良いと思える乖離。
とはいえ、bitFlyerさんではビットコインキャッシュについては板取引が出来るので、「安く済ませたい人はこっち使ってくくださいね」というスタンスなのかもしれません。ただし、ビットコインが無ければ取引できません。日本円は不可。
ビットコインキャッシュの購入で一番安く済ませたいのなら、現状では日本円でも取り引きできるZaif(ザイフ)さんという選択になるのかなと思います。
ビットコインFXのレバレッジ比較
また、GMOコインさんはビットコインFXのレバレッジが5倍・15倍・25倍。
bitFlyerさんはレバレッジが最大15倍。
この点から考えても、GMOさんがbitFlyerを相当意識してぶつかってきているのではないでしょうか。
GMOはサーバー落ちのリスクも低い
また、GMOコインはGMOグループの傘下で、GMOインターネットが株主になっていることも大きなアドバンテージ。
となれば、GMOの高負荷に耐えられるサーバーで運営しているでしょう。利用者が一定時間に殺到してもサーバーダウンのリスクもかなり低いと思われます。
bitFlyerさんの場合、ビットコインFXが盛り上がってる最中にサーバーダウンして悲鳴を上げているユーザーをよく見かけます・・。
ビットレ君アプリが使いやすいらしい
また、ツイッター見てると「めちゃくちゃ使いやすい」と評判のアプリ「ビットレ君」の存在も大きい。
bitFlyerさんのアプリはそこそこらしいですが、両方使ってるユーザーの意見では、ビットレ君に軍配が上がるそうです。
住信SBIネット銀行にも勿論対応
仮想通貨取引所のユーザーの多くが利用する住信SBIネット銀行にも勿論対応しています。
「入金手数料が無料」「土日夜間でも入金手続きできる」「PCやスマホから振込手続きが出来る」「取引所に入金が反映されるスピードも10分程度」など、多くのメリットがあります。
仮想通貨投資に関わっていくのであれば必ず1つは持っておくべき口座だと思っています。
bitFlyerは危うくなり、GMOコインが台頭するのでは
2017年になって「仮想通貨元年」のキャッチコピーを引っさげて市場を拡大してきたbitFlyerさんですが、現在のスプレッドの乖離やサーバーに対する安心感と比較すると、GMOコインさんに対して勝てる要素が見つかりません。
最近仮想通貨(暗号通貨)ツイッター界隈でも「GMOコインに乗換えました」「bitFlyerさん、せっかく大きな市場取ってきたのに、このままじゃ簡単にひっくり返されちゃうよ」という声を見かけるようになりました。
今後はユーザーファーストにならないと、仮想通貨取引所・販売所は生き残っていけなくなるんじゃないかと思います。既に乱立し過ぎですからね。
日本の仮想通貨取引所・販売所も、競争が激化してこれからどんどん変化していくことになりそうです。
今までは取引所側が異常とも言える利益追求で、やりたい放題な面もあったのではないでしょうか。
今後は、私たちユーザーにとっては仮想通貨取引所がより便利で快適なサービスに変わっていくと思われます。
【このエントリーで紹介した仮想通貨取引所・販売所・外部リンク】
GMOコイン
コインチェック

Zaif(ザイフ)
bitFlyer

住信SBIネット銀行

【追記】
今後サービス拡充・成長・改善が期待できると感じたので、私もGMOコインに登録しました。私もお勧め仮想通貨取引所(販売所)として紹介していこうと思います。残念ながら今はGMOコインさんの方がクオリティはかなり高いと感じます。
bitFlyerさんも改善をして、これからユーザビリティを高めていって欲しいと願います。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。