おはようございます、@マナです。
今の仮想通貨市場を見ていると、どうやらビットコインの支配力(ドミナンス)が約85%を目指しているように見えます。
こうなれば、アルトコインのほとんどはここから20%ほど下落します。
ビットコインドミナンスとは
仮想通貨マーケットにはBitcoin Dominance(ビットコインの支配力)という考え方があります。
支配力と言わずに”優位指数”という表現もあります。
つまり、仮想通貨市場全体において、ビットコインが何割を占めているかというもの。
このグラフはコインマーケットキャップのチャートで簡単に確認できるので、各自チェックしておくと良いと思います。
↑これがビットコインドミナンスのチャート。
2017年3月までは、仮想通貨市場全体の85%をビットコインが占めていました。アルトコインは15%程度しか無かったんです。
そして2017年3月以降、仮想通貨市場に新規参入者が一気に押し寄せてきた結果、アルトコイン購入に火が点きます。
直近で最もビットコインドミナンスが低かったのは2017年6月20日頃。この時は38.93%まで下落。
それまで仮想通貨市場の8~9割がビットコインを占めていたのが、わずか3か月ほどで半分以下になってしまった歴史があります。
古参ビットコイナー達はこの状況を「異常だ」と口にしていたのを覚えています。
そして2017年11月現在。ビットコインドミナンスは61.58%に上昇。
皆さんご存知でしょう、2017年10月24日のビットコインゴールドのハードフォークから始まって、これから起こる11月15日頃のSegwit2×ハードフォークに向けて、多くの人がアルトコインからビットコインに換える動きが目立ちました。
ビットコイン先物市場の発表、ゴールドマンサックスの言及
そしてビットコインドミナンスをさらに押し上げる原因になっているのは、大手先物市場取引所CMEによるビットコイン先物取引の発表、機関投資企業のゴールドマンサックスがビットコインに対してプラスは発言を多くするようになってきたことです。
そして、copinbase取引所には1日10万人もの新規口座開設が群がっている状態。
今多くの人が、「ビットコインに機関投資家が介入するかもしれない」「ビットコインが益々伸びる」「ビットコインバブルが起きる」と思い始めている状態です。
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Segwit2×ハードフォーク前と後のビットコインドミナンス
この流れでいけば、11月15日頃のSegwit2×ハードフォークが終わるまで、ビットコインドミナンスは85%を目指す可能性が高くなってきました。
さらに、ハードフォーク問題がひと段落すれば、ビットコインに再び安心感が戻って、さらにビットコインの購入に走る展開も考えられます。そうなれば、Segwit2×ハードフォーク後でもビットコインドミナンスは80%前後のまま推移していくかもしれません。
その時アルトコインにどのくらいのお金が戻るかは分かりませんが、信用があるアルトコインや今後の期待値が高いアルトコインに集中することになると、私は考えています。
それが何か?は個々人の判断によりますが、短期間で利益を上げたいと思うのであれば、長期銘柄は捨てて今のうちにビットコインに戻した方が良いかもしれませんね。
コインチェックさんの取り扱い銘柄については、円建てで見ればそれほど大きな下落は見られません。ジワジワ下落という感じです。
ですが、ビットコインドミナンスが85%まで達するような事態になれば、円建てでも1割~2割ほどの下落は起こる可能性も考えられます。
今はビットコインがアルトコインのお金を吸い上げてる状況ですが、果たしてSegwit2×ハードフォーク後のアルトコインはどうなるのか、私にはさっぱり分かりません。
周囲のポジショントークに惑わされずに、自分で「これが良い」という判断で動くしかなさそうですね。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。