コインチェックの金融庁認可状況,匿名通貨リスク

こんにちは、@マナです。

2017年10月12日に金融庁が「仮想通貨交換事業者登録一覧」を公告しました。

これについて、私が気になっていることでも書いておきます。

金融庁の仮想通貨交換取引所認可一覧

事業者一覧リスト↑。こんな感じで、取引所名と取り扱い仮想通貨のリストが公示されてます。

金融庁認可取り扱い仮想通貨

↑取り扱う仮想通貨の種類も全て審査されます。新規で取り扱いしたい場合は、1銘柄ごとに審査書類を提出して金融庁の許可を得る流れ。

まだ認可が下りてない取引所は、不認可の状態で取引所に上場しているってことですな。
Zaif(ザイフ)取引所で扱っている全ての仮想通貨が認可されたのが意外だった」という人もいました。どれか審査落ちすると思っている人もいたようですね。

ちなみに今bitFlyerさんがビットコインゴールドの取り扱い申請をしているようです。

まだコインチェックの許可決定が下りていない理由

で、このリスト一覧にはコインチェック取引所が含まれていません。CEOのツイートによると、「取り扱い銘柄が多いので審査に時間がかかっている」とのことです。

金融庁も公告に「まだ19社継続審査中と書いています」

金融庁の仮想通貨事業取引所審査継続

匿名系仮想通貨の取引認可が下りるのか?

ここで私が凄く気になっているのは、匿名通貨である、Monero、DASH、Zcashの3銘柄の認可の結果です。

なぜ気になっているか。匿名通貨は、送受信アドレス・履歴・送金額を隠すことが出来てしまうからです。隠すというか、証拠隠滅みたいなもんです。

誰が誰にどのくらいのお金を送ったのか、第三者から見れば一切分からないようにすることができます。とは言っても、取引所からウォレットに送れば取引所内に履歴が残るのでそこは分かってしまいますが。

ビットコインはマネーロンダリングや犯罪にも使われたりしている状況。送受信履歴がオープンにされているので、情報を追うことは誰でも可能です。国や政府機関でも情報を追うことは出来るので、日本の銀行のように透明性はあります。

ですが、匿名通貨には透明性がありません。特にMoneroはダークマーケットの支払いで使われていた過去があります。匿名通貨はこういった取引において需要が高いのです。

ですが、日本が「さぁこれから法整備を整えていこう」という段階で、取引の透明性が無い匿名仮想通貨の売買を認可したら、凄いことだと思っています。国が送受信履歴情報を追えない、匿名通貨取引を認めるんですよ、凄いことじゃないですか。

逆に、もし認可が下りなかったらどうなるか?はご想像にお任せします。

ちなみに、私は国の規制リスクに耐えられる仮想通貨を優先していますので、匿名系の仮想通貨には手を出していません。

とはいえ、イーサリアムも今後のバージョンアップで匿名性を付加できるようになるとか・・・。これがちょっと気になっています。

ビットコイン相場

それにしてもビットコイン上がりますねぇ・・。大手機関投資企業がビットコイン先物取引予定の発表で、買いの勢いがさらに増しています。
ただ、あくまで「予定」であって、今当局に審査してもらってる段階だそうです。

もし先物取引が認められれば、ビットコインはバブル相場に突入するかもしれませんね。現在アルトコインがビットコイン建てではほぼ壊滅的です。

「仮想通貨はビットコインだけ持ってれば十分良いんじゃない?」という雰囲気になってきました。そろそろアルトを買い増していこうと思っていましたが、ここからまだまだ下がると予想しています。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。