SBICapitalBaseキャピタルベースとCOMSAの関係

こんにちは、@マナです。

10月12日、SBIホールディングスから「SBI Capital Base(SBIキャピタルベース)株式会社」の設立が発表されました。

どんなものかざっくり言うと「御社の資金調達手段として、株・債権手法からICO(イニシャル・コイン・オファーリング)までをサポートしますよ」という会社をSBIが新たに設立したということです。

【ソース元】FinTechを活用しベンチャー・中小企業の資金調達をサポートする「SBI CapitalBaseキャピタルベース」設立のお知らせ | SBIホールディングス

SBI Captital BaseはCOMSAのライバルか?

SBI Captital Base株式会社の目的は、現在テックビューロ社が行っているICO「COMSA」と「ICOをサポートする」という点では似ていますが、現状ではSBI側は「ICO含めていろんな方法で資金調達をサポートする」ということなので、COMSAとはちょっと異なるものではないかと思います。

COMSAの場合は、企業がICOを行いやすくするシステムを作ったうえでサポートするというもの。COMSAというプラットフォームを開発して、そのシステムを使えば企業がICOを行ってトークン管理やプライベートブロックチェーンとパブリックブロックチェーンを繋ぐことができる。

この仕組みを理解するのはなかなか難しいので、手っ取り早く分かる動画を貼り付けておきます。

対してSBI Captital Base株式会社の場合は、COMSAのようなプラットフォームシステム作りを行うような発表ではありません。
SBIのニュースにも書いている通り「伝統的な株・債権の手法からICO手法まで複数の資金調達手段サービスを提供する。M&Aプラットフォームの提供を通じて、M&A案件までもサポート」とあります。

ですので、テックビューロの場合は「ICOソリューションが目的」、SBIの場合は「あらゆる手法を用いて、企業に合った資金調達手段を提供することが目的」ということになるでしょう。

両社ともICOをサポートという点では一致している

とはいえ、どちらの目的も「ICOをサポートしますよ」という点では一致しています。

テックビューロの場合はICO開催企業がmijinなどのブロックチェーン上で独自トークンを発行して、それをZaif(ザイフ)取引所に上場させる方法。

SBIの場合はどのプラットフォームでICOをサポートするかは発表されてはいませんが、おそらくイーサリアムではないかと思われます。ICOで発行したトークンをSBIVCトレード取引所に上場させていく流れになると予想しています。

ですので、”一応はライバル”ということにはなりますね。ICOで資金調達を行う会社が、テックビューロを選ぶかSBIを選ぶかになるでしょう。

ですが、テックビューロの場合はCOMSAという魅力的なシステム作り上げる予定ですので、技術面ではSBIとは差別化になると考えます。
SBIの場合は世界中にあるコネクションと、香港に設立する予定の新しい仮想通貨取引所「SBIMAX」、仮想通貨とICO格付け事業開始のアドバンテージも見逃せませんね。

どちらにしても、日本国内でさらに仮想通貨(暗号通貨)が盛り上がっていくタネになるに違いありません。

COMSAトークン、リップルには関係するか?

今回のニュースが「COMSAトークン、リップルには関係するんでしょうか?」と聞いてきた人がいらっしゃたのですが、現状ではすぐに関係することは無いと思われます。

日本国内のICOサポートシェアをSBIが握っていくのであれば、COMSAプラットフォームの需要は減るのでCOMSAトークンの需要も下がるかもしれません。その逆もあります。

リップル(XRP)については、SBIがサポートするICOでXRPでの支払いを受け付ける事になれば、XRPの需要は上がることになると思っています。

どのみち、日本で「ICOをします」という企業が出てこないとどちらの需要も上がらないので、関連した仮想通貨やトークンの価値上昇は期待できません。結果が出始めるのは1~2年後くらいかと思っています。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。