bitcoin.orgがビットコインSegwit2xを非難する声明を発表

こんにちは、@マナです。

気になるビットコインのハードフォークSegwit2×の展開ですが、昨日Bitcoin.orgが「Segwit2×を非難する」と発表。

ビットコインとハードフォークする予定のビットコインSegwit2×(=S2X)を別々にサポートするよう声明を出しました。

詳しくはmineCCさんの和訳ツリーをチェックしてみると良いです。

そして、海外取引所のBitfinexもSegwit2×ハードフォークに対する声明を発表。

Bitfinexはハードフォークする予定のビットコインを「B2X」と表記しています。大まかな内容は以下。


  • いかなるハードフォークも支持しない
  • コミュニティの同意が取れていないB2Xの為に普段の仕事を止めていられない
  • 政治的な判断はしていない
  • B2Xは大きなハッシュパワーを持っていても、今までのビットコインを引き続き取引する
  • Segwit2×はリプレイ保護が欠如しているので、顧客の資金を守るために措置を取る必要がある

おそらくこれから他の取引所やビットコイン関連企業も声明を出してくると思われます。bitcoin.orgによると10月11日までにはだいたいの声明が出そろう見込み。

仮にSegwit2×を支持する企業が多ければ、ビットコインの相場は混乱しそうですね。
取引所は面倒くさがって「支持しません」という方向になるとは思いますが。

ビットコインアンリミテッドの状況を思い出す

ビットコインは2017年3月にもハードフォーク騒ぎがありました。ハードフォークする予定だったものはビットコインアンリミテッドと言うのですが、その時は各取引所が「今までのビットコインを本流として、ハードフォークしたビットコインは全く新しい通貨とするよ」という声明でした。

詳しく知りたい人は「ビットコイン分裂阻止へ、「Bitcoin Unlimitedは新通貨」と取引所18社」の記事を読んでみてください。

結局ハードフォークは阻止される結果になったのですが、市場に不安が高まって、一時ビットコインが最高値15万円から10万円に急落しています。

マイナーが引っ搔き回した、今回は?

この時は中国マイナー大手のJihan Wooが「ビットコインアンリミテッドを支持する。ウチはビットコインアンリミテッドをマイニングするよ」と言って、市場を混乱させています。

2017年8月のハードフォークの時もさんざん混乱させてきましたが、現在のところSegwit2×に対してはマイナーが静かなので、これから一悶着ありそうだな、と思っています。

本来取引所にはビットコインの本流を決める権限はなく、マイナーにその権限があります。取引所が「Segwit2×を支持しません」と言っても、どっちのビットコインを生かすかかはマイナー次第。

個人的には、中国マイナーがSegwit2×を支持すると言って、現在のビットコインを暴落させようとするんじゃないかな、という展開も考えています。
または、ビットコインキャッシュをメインでマイニングすると言いだす展開も考えられます。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。