こんにちは、@マナです。

現在がどうして今のような状況になっているのか、これは過去の歴史を学習することでしか知り得ない。そして、過去に似たような歴史の動きが無いかを学ぶことで、未来を予測できることもある。

ということで私が最近着目しているのは、1999年~2000年に起こったドットコムバブル(ITバブル)です。

このバブルは、仮想通貨(暗号通貨)の状況と似ていると感じています。

ドットコムバブル(ITバブルとは)

まず、ドットコムバブル(ITバブル)とはなんぞや?を復習してみよう。
定番ですがWikipediaから引用します。

1990年代末期に、消費者との直接の双方向的通信を大量に処理できるe-コマースの可能性が現実化し、既存のビジネス・モデルを揺るがせた。

このため多くの会社がインターネット関連投資に走り、これらのサービスを提供するIT関連企業に注目が集まった。

さらに1998年から1999年にかけて持続した米国の低金利がベンチャー創業資金や投資資金の調達を容易にした。

アメリカの大学を卒業したばかりの技術者や冒険企業家たちはプレゼンテーションを配布するだけで多くの資金が集められるようになり、その企画書の多くは投資家達にとって聞いたことの無く説明されても理解できない語句で埋め尽くされていた。

多くの起業主旨書は商業的可能性が疑わしく、あるいは技術的可能性について疑わしいものが含まれていた。

【引用】Wikipedia



↑この状況、どこかで見た覚えはありませんか?覚えがありますよね。ビットコインの誕生から現在の仮想通貨(暗号通貨)のICO連発の状況と被っていると感じます。

インターネットが登場して、ネットスケープがIPO。個人が誰でもネットワークに接続できるようになたことがきかっけです。

ドットコムバブル当時の状況を、ペイパル創業者のピーター・ティールが著書「ゼロ・トゥ・ワン」でもう少し詳しく書いているので、引用させて頂きます。

ドットコム・バブルは強烈かつ短命に終わる。1999年9月から2000年3月までの、わずか18カ月の狂騒。

それはシリコンバレーのゴールドラッシュだった。
そこかしこに資金が溢れ、大勢のにわか熱血起業家がそのカネに群がっていた。

毎週数十社ものスタートアップが競い合うように派手なローンチパーティーを開いていた。(実際の成功を祝うパーティーはめったになかったが)。

ペーパー億万長者は大盤振る舞いで飲み食いを重ね、そのつけをスタートアップの株式で支払おうとした。それは通用することさえあった。

ドットコムという名がつけば、一晩で倍になった時代には、そんな不合理こそが合理的だった。

Paypalを経営していた1999年の終わり頃、僕は相当にびびっていた。自分の会社を信じていなかったからではなく、シリコンバレーでは周りの誰もがなんでもかんでも手放しで信じているように見えたからだ。

右を向いても左を向いても、誰もがいとも気軽に会社を立ち上げ、速攻で売却していた。
まだ会社すら設立していないのに、自宅のリビングルームで上場を計画している知り合いもいた。しかも、それをおかしいとも思っていなかった。そんな中では、まともな振る舞いが奇妙に映った。

【引用】ゼロ・トゥ・ワン

読めば読む程、今のICOや沢山の仮想通貨が生み出されている状況に似ていると感じます。

「それ本当に実現できるのか?」と思われるICOが沢山開催され、見栄えが良いウェブサイトとそれなりにホワイトペーパーがしっかり書かれていれば、簡単に数億~100億以上もの金が集まる。

投機家は資金を提供してトークンや仮想通貨をもらい、上場されて数倍になったらすぐに売却する。
ICOを行った運営側は、お金を集めた後の進捗状況をまともに報告しないものが大多数。何カ月間も音沙汰がないプロジェクトも多数ある。

でも、仮想通貨(暗号通貨)界ではこれが当たり前の状況になりつつあります。疑問に思っている人の割合の方が少ないかも。

こういった状況も、ドットコムバブル(ITバブル)と似ていますね。
そして2000年にこうなります。

ドットコムバブル(ITバブル)の崩壊

ドットコムバブル(ITバブル)仮想通貨似ている

NASDAQ指数5048をピークにしてバブルが崩壊。この時のNASDQ全体の時価総額は約750兆円。

3週間にかけて約3500まで暴落し、その後9.11事件も重なって指数は1000まで落ち込みました。5分の1になったので、時価総額150兆円まで落ち込んだということです。

バブルが崩壊した原因は、IT機器が急速に普及して飽和したこと、株価の急上昇に強い不安を感じる人の増加、ITベンチャーの多くが赤字経営だったこと。
これらの情報が波及して不安を煽り、売りが一気に加速したようです。

ソフトバンクの株価急落、おばあちゃんが大損をする話

ドットコムバブル(ITバブル)仮想通貨似ているチャート

ちなみに時を同じくして、ソフトバンクは最高値1株6万円から一気に1000円に暴落。
おばあさんがご主人の退職金遺産の1000万円をほぼ天井で全て投資して10万円になった話もあります。

「私は、主人の残してくれた遺産、何十年も勤め上げていただいた退職金の遺産のすべてをソフトバンク株に投入しました。1000万円分です。それは孫さん、あなたの夢を信じたからです。

あなたの夢と志を信じたからです。株価が99%下がって全財産の1000万が10万円になっちゃったんです。だけど悔いはありません。今日、あなたの話を直接聞いて、私はあなたの夢にかけて本当によかったと、心から思いました。私は、信じています。どうか頑張ってください」

【引用】ITバブル崩壊で株価が100分の1に。ネット事業撤退か | プレジデントオンライン

バブル崩壊後、ソフトバンクの株は6万円には戻っていませんが、着実に成長を続けています。

仮想通貨(暗号通貨)もドットコムバブルと同じ道を歩むかもしれない

このようにドットコムバブル(ITバブル)の歴史を見ると、まるで仮想通貨(暗号通貨)も同じ道のりを歩んでいる途中のように感じます。

今が過熱していてバブルなのか、それともまだ助走の段階で本当のバブルはこれから訪れるのか、誰にも分かりません。

仮想通貨(暗号通貨)の時価総額

ただ、現在の仮想通貨(暗号通貨)市場の時価総額は約16兆円ほど。
ドットコムバブル(ITバブル)のピーク時は750兆円。そして現在は約1000兆円に達しています。

NASDAQ現在の指数

現在のNASDAQ総合指数は約6500。ドットコムバブル(ITバブル)のピークが約5000でしたが、そこから15年かかってピークを超え成長中。

ちなみに、ビットコインと性質が似ていると言われているゴールドの時価総額も約1000兆円です。(ビットコインだけで1000兆円規模にはならないと思いますが)

これをどう考えるか。
普通であれば、「こんなに時価総額に開きがあるのか。じゃぁ仮想通貨はまだまだこれからで、今はバブルじゃない。」と考えるかもしれませんね。

もしドットコムバブル(ITバブル)と同じ道を歩むのなら、仮想通貨市場の時価総額が750兆円~1000兆円ほどに伸びるかもしれない。であれば、今の約50倍です。そうなれば嬉しいですね。

そこまで市場が過熱して伸びれば、一旦は暴落することになるでしょう。ですが、仮想通貨が今後使われるいく世界になるのなら、もっと先の将来は暴落前の時価総額に戻ることも考えらる。

とはいえ、損をせずに利益を得る為には、将来長く生き残るプロジェクトの通貨やトークンを保有していることが大切になると思います。
倒産するプロジェクトにお金をつぎ込んだら損をしますから。

ドットコムバブル(ITバブル)崩壊後も生き残った有名な企業

ここでもう1度NASDAQの歴史を振り返ってみます。

ドットコムバブル(ITバブル)後でも生き残って急成長した有名な企業は、グーグル・アマゾン・Paypal・フェイスブック・イーベイです。

ITバブル後、多くの企業が倒産したかと思いきや、統計上では10%程度しか倒産していないというデータもありました。ただし、大きく株価を下げてその後鈍い成長をしながら生き残っているようです。

そして、生き残った企業の特徴で共通しているのは「堅実な経営をしていたこと」

堅実な経営をしている仮想通貨(暗号通貨)プロジェクトを探し、時には売り抜ける覚悟を持つ

なるほど、堅実な経営をしていれば生き残って成長を続ける。その中で、第2のアマゾン・フェイスブック・イーベイ・Paypalになるような仮想通貨(暗号通貨)プロジェクトを探して、その通貨やトークン保有すれば良いかもしれない、と考えました。

もしかしたら今後、ドットコムバブル(ITバブル)のように急成長して一旦バブル崩壊するかもしれませんが、その時は適当なところで売り抜けする覚悟も必要になるかもしれません。

とはいえ、堅実な経営をしている仮想通貨プロジェクトは何があるのか?相場が伸びているプロジェクトの通貨やトークンはありますが、それが堅実な経営かどうかは簡単には分からないですよね。
結局はSlackやGithubなどの状況をみながら、時間を沢山かけて流動的に判断していく方が良いのかなと思っています。

ピーター・ティールの投資スタンス

最後に、このエントリーでも紹介したピーター・ティールの投資スタンスをご紹介しておきます。こちらも、著書ゼロ・トゥ・ワンに書かれています。


  • 「競合がいない圧倒的に独占できるようなまた区違うコンセプトを事前に計画して、それにすべてを賭ける」
  • 「小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい」
  • 「出来の悪い計画でも無いよりはいい」
  • 「競争の激しい市場では収益が消失する」
  • 「販売はプロダクトと同じくらい大切」

ピーター・ティールはPayPalの共同創業者。フェイスブックの初期に融資して株式の7%に転換、イーロン・マスクのXドットコムとテスラ・モーターズを合併させ、IPOしてイーベイに売却させたりと、凄い実績を持つ投資家。

投資先の選択は「そのプロジェクトが市場で独占できるか、どうか?」を重視しているようです。

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円(+475万)で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。