こんにちは、@マナです。
「仮想通貨・ビットコインはバブルだ」という意見を見かけますが、本当にバブルなのかを自分なりに考えてみたいと思います。
「バブル」とは何?
まず、「バブルとはなんぞや?」を調べて言語化したいと思います。以下、Wikipediaさんからの引用。
バブル経済(バブルけいざい、英: economic bubble)とは、概ね不動産や株式をはじめとした時価資産価格が、投機によって経済成長以上のペースで高騰して実体経済から大幅にかけ離れ、しかしそれ以上は投機によっても支えきれなくなるまでの経済状態を指す。
多くの場合は信用膨張を伴っており、投機が停止すると一転して信用収縮に陥る。
【引用】Wikipedia バブル経済
信用膨張についても調べてみる。
【信用膨張とは】
中央銀行による資金供給や、それに伴う低金利などが原因で、市中に多くの貨幣が流通すること。
証券化など、さまざまな金融手法による信用供与も一因となる。多くの貨幣が流通すると、人々の購買力が増すため、物や金融商品の価格が過度に上昇し、バブル経済の発生につながる。
【引用】大辞泉
※信用供与・・金融機関などが顧客などを信用することで、自社の保有している資金や商品などを投資目的として貸与して利用できるようにすること。
要約すると、「投機マネーが入って高騰、実体経済から大幅にかけ離れてる状態」「お金が沢山流通することで、購買力が増してバブル経済が起きる原因になる」
なるほど。では次に、ビットコインをバブル経済の説明に当てはめて質問形式にしてみる。
- ビットコインは投機マネーが入り込んでいるか?
- ビットコインは高騰しているか?
- ビットコインは実体経済から大幅にかけ離れているか?
- ビットコインは信用膨張を伴っているか?
ビットコインは投機マネーが入り込んでいるか?
Yes。(だと思う)
「ビットコインを使いたいから」という目的で買わず、「値上がりすると思うから」という思惑で買われていることが殆どじゃないでしょうか。ですが、値上がりする確証は、どこにもありませんよね。
「デジタルゴールド」と表現されて、「ビットコインのは金(ゴールド)と同じ特徴を持っている。だから価値がある」という人もいますが、ポジショントークだと捉えています。(技術は凄いし素晴らしいと思いますよ)
さらに、アルトコインを購入するためにビットコインが購入されている背景もある。アルトコインのプロジェクトの殆どは、まだサービスも開始されていない、プロダクトも完成していない。ベンチャー投資みたいなものです。人によってはこういうのを投機と言いますよね。
つまり、ビットコインには多額の投機マネーが入り込んでると思うので、回答はYesになると思う。
ビットコインは高騰しているか?
Yes。(これは断言)
高騰どころか、異常な大暴騰と言っても良いと思う。
↑こちらは2013年からのビットコイン相場のチャート。
2年前から比較すると25倍以上。ここ6カ月では3倍の上昇。
↑比較対象としては別モノだということは承知で、アップルの株相場のグラフを置いておく。
7年かかってようやく6倍。ここ2年では約2倍程度。
次にアマゾン。2年で約3倍。
フェイスブックはここ2年でも2倍いってませんでした。
最後にゴールドの相場グラフ。1980年頃は4500円だったんですね。そこから1,500円割るまで下がって、今は4500円ほどに回復。ふーん。
デジタルゴールド・ビットコインと比較しきれないとは思うけど、この高騰はどう捉えればいいんだろう。
とりあえず、高騰しているのでYes,ということで。次に進もう。
ビットコインは実体経済から大幅にかけ離れているか?
↑う~~~ん、これはどうなんだろう?
とりあえず「実体経済」とは何かを調べて言語化してみる。
【実体経済】
商品やサービスの生産・販売や設備投資など、金銭に対する具体的な対価がともなう経済活動。その規模は、国内総生産(GDP)から物価変動の影響を除外した実質国内総生産によって示される
【引用】実体経済
なるほど、これは「No」かもしれない。
ビットコインはマイニングに膨大な電力と設備投資が必要ですから。中国の大手マイニングプール・BITMAINの工場なんか、広大な敷地に巨大な工場を建設していますからね。
【出典】qz.com
人件費もかかっているでしょうし、多数のアルトコインを購入することも出来るので、ビットコインは対価は伴っていると言える。
ただし、8月のハードフォークで生み出されたビットコインコピー「ビットコインキャッシュ」が価値を持って、この存在がビットコインの値を上げた事件もあるので、「具体的な対価」とは言い切れないようにも思う。
私の結論としては、YesでもNoでもないけど、Noに近いグレー。
ビットコインは信用膨張を伴っているか?
ビットコインは有限であり、信用膨張は伴っていないので「No」と言える・・・
と思ったが、先ほども書いたビットコインキャッシュ誕生は信用膨張の類いなんじゃないか?とも思った。
ビットコインの数自体は増えてないが、コピー品がビットコインの価値を押し上げた。
おまけに、ビットコインキャッシュの決済をOKとする店舗も出てきている事から、「信用膨張を伴っていない」とは断言できないようにも思う。
ということで、これはYesでもNoでもない、グレー。
結果
- ビットコインは投機マネーが入り込んでいるか?→Yes!
- ビットコインは高騰しているか?→Yes!
- ビットコインは実体経済から大幅にかけ離れているか?→Noに近いグレー
- ビットコインは信用膨張を伴っているか?→グレー
う~~~ん。
この結果だと「ビットコインはバブルだ!」「バブルじゃない!」と、どっちにも言い切れなさそうですね。
もしかしたら、「今までにない、新しい形のモノ」なのかもしれないと思いました。
ということで今回の結論。
もし誰かに「ビットコインはバブルですか?」と聞かれたら、
「前例が無いものだし、バブルの定義に100%当てはまってると言いきれないみたいだから、分からないよ」
と、私は答えることにしようと思います。
経済を知り尽くしている人だったら、ビットコインの今の状況をどう考えるのか気になります。もしくは、前例が無いものだから、これがバブルかバブルじゃないかなんて誰にも分からないのかもしれませんね。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。