おはようございます、@マナです。
日本発ということで今話題になっているICO「COMSA」と「Alis」について、「参加されるんですか?」という質問がちょこちょこ来るので、それをネタに書いてみます。
結論を言うとタイトル通り「どちらにも参加しない」という方針に決めています。
あくまで私的な考えのみで書いていますので、ICOへの参加判断はご自身でご自由にどうぞ。
COMSAのICOに参加しない理由
- ICO終了までトークン発行量無制限で、希望者は誰でも入手できるため希少価値が見込めない
- CMSトークン自体に魅力が少ない(COMSAベースで行われたICOで得られるトークンが5%増しなど)
- COMSAベースでICOを行う予定のプレミアムウォーター株式会社が赤字会社だった
- 我慢して長期間CMSトークンを握り続けていられる人は少ないと思う点
- 紹介者ボーナスと1000万以上の参加者が+20%トークンを得られる仕組みでの懸念
COMSAは将来性としては面白いプロジェクトだと思うのですが、半年~1年以内に花開くようなものじゃないと思うんですよ。開発にもかなりの時間を要するでしょう。
誰でも入手できる=しばらくは誰も欲しがらない
ICO終了までトークン発行量無制限ですから、ICOに参加すれば誰でもトークンを入手できるという事です。Zaif取引所に上場してもしばらくの間は誰も欲しがらない可能性が高いと判断。
隣の芝生が青く見える市場ゆえに手放す層も多いと予想
突然「やっぱり他の仮想通貨(暗号通貨)に投資したいから一旦売りたい」という人が出てきた場合、相場が原価を割ってくる可能性が高い。仮想通貨(暗号通貨)って長期間握り続けるって難しいんですよ。隣の芝生が青く見えるので。
今の状況だと、よく理解せずに「沢山の人が話題にしているICOだから儲かるかも?」と思ってる人も多いんじゃないでしょうか。COMSAは短期で儲けるためのICOじゃありませんからね。
さらに、紹介者ボーナス制度と1000万円以上での参加者はボーナスとしてCMSトークンを貰えるようですが、「資金をつぎ込んだ分はホールドしておいて、タダで貰った部分は売っちゃえ」と考える人も出てくることも考えられる。
私なら売りますので。
CMSトークン保持に魅力を感じない
あと、トークンの利用価値を考えるとそんなに魅力を感じない。
日本国内でICOが活発になる可能性が高まるという点については面白いのですが、5%のトークンボーナスでCMSトークンを保有しておくメリットはあまり無いかなと。
プレミアムウォーター会社は赤字会社
ホワイトペーパーには「株式上場の会社がCOMSAでICOする予定ですよ」と書いていますが、プレミアムウォーター株式会社は経営悪化で5億の赤字らしい。
通常の資金調達方法ではお金を集められないから、過熱流行中のICOでならお金を集められると踏んだのではないか。そんな会社のICOには魅力を感じない。
COMSAのプロジェクト自体はいろんな可能性は秘めている
COMSAはいろんな可能性を秘めているプラットフォームだということは分かるんですが、CMSトークンの保有には魅力を感じていません。
もっと盛り上がってきて魅力的になってきてから買うのでも遅くは無いかな。
COMSAに投機してしまうと、その分の資金はしばらく間眠らせる必要が出てきますから、それなら他の仮想通貨(暗号通貨)やトークン売買で回した方が、リターンを得られる可能性は高いと判断しました。
相場が落ち着いてきたので未来に目を向けよう。
世界的ICO規制の中、いよいよ和製ICOプラットフォームCOMSAが始まる。
あなたはどの通貨で参加する?#リツィートよろしく— 音速のGOX(2冠) (@GOXGOXGOX2) 2017年9月5日
TwitterでCOMSA参加のアンケートが行われていますが、4割くらいの人は参加しないようですね。
AlisのICOに参加しない理由
- 仮想通貨取引所に上場されるか分からない
- 既に似たようなプロジェクトであるSteemitが存在していて、日本語版も登場する見込み
- Steemは取引所で売買できる
取引所に上場されなかったら売れない
AlisのホワイトペーパーやTwitterで情報収集していると、現段階では仮想通貨取引所に上場されることは決まっていないんですね。
ホワイトペーパーから引用させて頂きます。
我々のトークンはそれ単体では価値を持ち得ない。しかしながら、ALIS のプラットフォームの価値があると認められれば認められるほど ALIS トークンが価値を持ち、取引所に ALIS が上場している場合は⾼値で取引されるようになる。⼀⾒懐疑的に思われるかもしれないが、STEEM は同スキームですでに$3.78 億の評価を得ていることからこのスキームは実現可能であることが証明されている。
また、STEEM をフォークしてロシア語で作り変えたサービスの GOLOS も$1800 万以上の評価を得ている(2017/07/17 現在)ことからも、このスキームが成功する可能性が⾼いことを読み取ることができる。
Alisさんは海外取引所のBittrexに上場申請しているらしい?ですが、Bittrex取引所側から見れば、世界中で1日10件くらい開催されてるICOの中の一つとしか見ていないんです。毎日沢山上場申請や打診の連絡が来ていることでしょう。
その中でAlisが選ばれて上場されるか、と考えれば・・・どうなのか。大手出資者や有名なアドバイザーが付いているプロジェクトで、ようやく上場されるような状況になりつつありますから。
そしてSteemの場合はまだICOバブルじゃ無かった頃のプロジェクトですから、取引所に上場されやすい状況でした。でも今は違いますからね。そんな簡単に上場させてくれません。
ホワイトペーパーでSteem上場と現在の価値を引き合いに出すのはちょっと疑問。今と昔じゃ状況がかなり違っている。
私個人的な考えでは、上場されないままになるんじゃないかなと見ていますよ。
我々は国内最⼤級の取引所とすでにコンタクトを取っており、将来の上場可能性と⽅法についても議論をしている。この事業者申請が完了するまでは、海外の取引所においてのみ取引可能なトークンとなることをご留意いただきたい。
↑これも議論しているというだけで、上場することは決まっていません。
ホワイトペーパーでは仮想通貨取引所への上場を示唆、「将来的に価値は上がるかもね」という書き方をしている点について、それは間違いじゃないですが不確実性が高いなと思います。
上場されなかったら、Alisトークンを得ても無価値のままなので注意。上場されてから買っても遅くは無いです。
Steemitの日本語版登場予定,Steemは売買できる状態
ちなみにSteemitは日本語版の準備中なんですね。
それなら既に取引所に上場されているSteem使う方がリスクが少ない。日本語版じゃなくても日本語で書くことは出来ます。
取引所に上場されてから購入考えます
COMSAとAlis、どちらも日本発ということで気持ちでは応援はしていますが、そこに資金を投じるかと考えれば別問題なんです。
私は損をしたくありませんから、どちらのプロジェクトも取引所に上場されて、様子を見てから購入を判断します。
日本発のICOということで日本語の情報が沢山出ていますし、開発者の顔が見えることでこのICOへの参加はしやすい状況なんでしょうね。取引所のチャットでもよく話題に上がっていますが、価値や価格だけの話が多いようなのでちょっと心配しています。
私の意見としては、リターンを得る目的での参加はお勧めしません。「この人達を応援したいから、頑張って欲しいから、一緒に夢を共有したいから」という理由で資金を投じるのは良いと思います。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。