こんにちは、@マナです。
「NEM(XEM)をウォレットからコインチェックさんなどの仮想通貨取引所に送る時、メッセージの入力を入力していなくてNEM(XEM)を紛失してしまった」
という相談を、このブログやTwitterで見かけます。
もしメッセージ未記入で海外の仮想通貨取引所やコインチェックさんにNEM(XEM)を送ってしまった場合は、残念ながらそのまま紛失して戻ってくることはありません。
サポートに連絡をしても対応してくれないとのことですので、諦めざるを得ません。
(後述しますが、Zaif(ザイフ)さんだけは対応してくれます)
NEM(XEM)を送る際のメッセージとは?
例えばNEM(XEM)のナノウォレットからZaifやコインチェックなどの取引所に送る場合、メッセージの欄に取引所が指定する文字列を入力する必要があります。
取引所はこの文字列を判別して、入金処理をしているからです。
例えば、コインチェックさんでNEMを入金する場合、「必ずメッセージを指定して入金してください。暗号化しないでください。入力しない場合nemは失われます」と注意書きがされたうえで、アドレスとメッセージの文字列が表示されるようになっています。
Zaif(ザイフ)さんでも、まず最初にメッセージの文字列が表示されます。「これをコピー&ペーストしたうえで、入金アドレスを表示しますよ」という流れ。
ちなみに海外取引所でも、NEM(XEM)入金の場合はメッセージ入力が必須です。
そして、このメッセージ入力をせずにNEM(XEM)をウォレットから取引所に送ってしまうと、NEM(XEM)は失われてしまんですよ。
これ超要注意です。
必ずメッセージを先に入力してから、アドレスを入力しましょう。
そして、”暗号化”やモザイク”にチェック入れちゃダメですからね。
なぜ仮想通貨取引所側が何も対応してくれないのか
取引所が対応してくれない理由ですが、これは取引所側がもっているNEM(XEM)のアドレスは1個~数個しか無く、取引所利用者への入出金はメッセージの文字列で識別して振り分けているからです。
仮想通貨取引所利用におけるNEM(XEM)のメッセージは、入金用アドレスの一部なんですね。
ですので、メッセージを入力せずにウォレットから取引所に送ったということは、間違ったアドレスに送ってしまったことと同じようなものです。
取引所側の立場になって考える
あなたが取引所の立場になって考えてみてください。
あなたの取引所利用者からトランザクションIDとウォレットから送信したNEMの情報を送られてきて、「メッセージ未記入しませんでした、対応をお願いします」と言われたらどうしますか?
そのトランザクションID(取引のID)は、本当にあなた自身のウォレットから送ったNEMかどうかの証明は難しいですよね。他人の取引IDやアドレスは、調べようと思えば簡単に出来ます。
もしかしたら、悪意があって他人の送信トランザクションIDを送ってる可能性もあります。あなたがそれを調べるのは凄く手間ですし、顧客のミスですから、そこに時間と労力をかける必要があるのか?と考えたら悩ましいところです。
人手不足の状態なら、「顧客のミスだからこちらに非は無い。入金アドレスの表示欄にも「メッセージを指定してください」と書いているわけだし・・・、と思うのではないでしょうか。
対応しない取引所側は、悪くも何とも無いのです。
ですので、NEM(XEM)を仮想通貨取引所に送信する時は、必ず指定されたメッセージを入力してください。
Zaif(ザイフ)取引所だけは対応してくれる
ですが、Zaif(ザイフ)さんだけはメッセージ未記入で送ってしまっても対応してくれます。
以下、ZaifさんのQ&Aから引用させて頂きます。
【メッセージ未記入入金をした場合のZaif(ザイフ)側の対応】
XEM入金時に、「アカウント > 入出金と履歴 > XEM入出金 XEM入金」ページに表示されている
「お客様固有のXEM入金用メッセージ」を付け忘れて入金をしてしまった場合ですが、お客様の本人確認と入金確認をさせていただきますので、お問い合わせページより、以下の情報をメールを送っていただきますようお願いします。
1.Zaif にご登録のお名前
2.Zaif にご登録のご住所
3.Zaif にご登録の携帯電話番号(登録されている方)
4.送金日時
5.送金額
6.送金手数料
7.トランザクションID(Hash)
8.メッセージの有無(有る場合は設定したメッセージ文字列)
9.送金元から送金履歴キャプチャ画像(スクリーンショット)
いやはや素晴らしい。日本らしい丁寧な対応ですね。
NanoウォレットからZaif取引所にメッセージ未記入でNEM(XEM)を送信してしまった人も、「ザイフさんは丁寧に対応してくれてXEMがしっかり入金されました!」と感謝しているコメントやツイートを見かけます。
Zaif(ザイフ)取引所を運営するテックビューロ社はNEMと関係が深いmijinの開発や、話題のICO「COMSA」に携わっていますから、NEM(XEM)保持者を大切にしようというスタンスなんだと思いますが素晴らし過ぎる。
ということで、最後にもう1度書いておきます。
皆さんの大事なNEM(XEM)が失われませんように。
NEM(XEM)を取引所に送る際の注意点
- ウォレットから取引所にNEM(XEM)を送る時は、先に取引所が指定するメッセージを入力してからアドレスを入力すること
- 暗号化にチェックを入れない
- モザイクにチェックを入れない
- 送金する前に取引所側の注意事項、メッセージ文字列、アドレスを再チェックすること
どうしても心配でしたら、NEM(XEM)取引はZaif(ザイフ)さんのご利用をお勧めします。
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。