こんにちは、@マナです。

先日当ブログに「ビットコイン積み立て投資」に関するコメントが寄せられたので、ご紹介&調査してみた事を書きます。

読者さんからのコメント

時折参考にさせて頂いております。ビットコイン積み立て投資に興味があるのですが、どういう仕組みなのでしょうか?

また、正直言うと出来れば儲けたいです。ビットコインはこれからどうなるんでしょうか?

ビットコイン積み立て投資とは

ビットコイン積み立て投資

ビットコイン積み立て投資とは、自分で決めた一定額を毎月銀行口座から引き落としして、ビットコインを購入していく方法です。

例えば「毎月1万円でビットコインの積み立て投資をする」と決めた場合、積み立て投資サービスをしている取引所に申し込めば、毎月27日に銀行口座から1万円が引き落とされます。

引き落とされた1万円は、次の月の10日から1カ月間、毎日少しずつ自動的にビットコインに換えられて、取引所のビットコイン資産として積み立てられていきます。

積み立てたビットコインは、自分が好きな時に取引所内で売って日本円に換えることができます。

ビットコイン積み立てサービスを行っているのは、仮想通貨取引所のZaif(ザイフ)さんです。

ビットコイン積み立て投資のメリット

ビットコイン積み立て投資の一番のメリットは、リスク分散。

「ビットコインは今後も値上がりすると思うので購入したいけれど、どのタイミングで購入すればいいのか自分では判断できない」という人に最適な方法です。

値上がりした時に大きなリターンを得ることは難しいですが、そのかわり値下がりした場合でも低リスクで抑えられます。
特に、ビットコインが一気に値上がりした時には有効な購入方法です。一気に値上がりした場合は、その後一気に値下がりする可能性も高くなるからです。

また、「相場の上下を気にしたくない」「実生活を充実させながら仮想通貨投資をしたい」という人にも向いています。

仮想通貨のチャートをあまり気にする必要がないので、日常生活を充実させつつ仮想通貨投資ができるメリットがあります。

例1:ビットコインを一気に買った場合

たとえば、あなたの手元に20万円の投資資金があって、2017年8月18日に一気にビットコインを買ったとします。

8月18日の時点では1ビットコインが47万円でした。
8月1日は1ビットコインが28万円ほど。

「短期でこれだけ値上がりしているんだから、この先も値上がりするだろう」と思いきや、2017年12月にかけて33万円までジリジリと値下がりしてしまいました。約30%の値下がりです。

投資した20万円分のビットコインは14万円の資産価値に。

【投資結果】

ビットコインに投資して5カ月目では含み損になってしまいましたが、その後、1カ月で1ビットコイン47万円まで値上がりしたので、2018年1月には、資産はプラスマイナスゼロには戻りました。
つまり、買ってから6カ月かかって1円も利益が出ていません。

例2:ビットコインを積み立て投資した場合

例1と同じく、手元に20万円の資金があって、2017年8月から4万円ずつ、5か月かけてビットコインの積み立て投資をZaifに申込みました。

毎月27日に銀行口座から4万円ずつ引き落とされて、そのお金が自動的にビットコインに換えられます。

5か月での購入経過は以下のようになりました。(以下の相場は実際の相場とは異なります)

積み立て日 1BTCの価格 購入数量
2017年8月 47万円 0.0851BTC
2017年9月 40万円 0.1BTC
2017年10月 37万円 0.1081BTC
2017年11月 35万円 0.1143BTC
2017年12月 33万円 0.1212BTC
2018年1月 47万円 合計0.5287BTC

ビットコイン積み立て投資を5カ月間、合計20万円行った結果、2018年12月には合計0.5287ビットコイン保有できました。

この時点で積立したビットコインの資産価値は約17万4千円。13%ほどのマイナスに抑えられました。

そして2018年1月はビットコインの相場が値上がりして47万円になったので、積み立てたビットコイン資産は「0.5287BTC × 47万円=約24万8千円」になりました。

【投資結果】

積立投資を始めてから5カ月間にわたってビットコインは値下がりしていきましたが、リスクを分散できたうえに最終的には値上がりしたので、6カ月かかって約4万8千円の利益を得ることができました。

ビットコイン積立投資は値下がり相場でもリスクを最小限に抑えられる

2パターンの例をご紹介したように、一気に購入する場合はその後の値下がりのリスクを大きく背負うことになります。

ですが、積み立て投資の場合は、値下がりをしても値下がりのリスクを低く抑える事ができる。
さらに、値下がりした後に値上がりした場合は、一気に購入した場合よりも利益を得られる可能性もあるんですね。

ビットコインの値上がりと値下がりグラフ

↑はビットコインの1年間の価格グラフです。1年を通して結果だけ見れば大きく値上がりはしていますが、途中で突然値上がりしたり、大きく値下がりしていることが分かります。

焦って高値で買う人は多い

もし手元の資金で、ビットコイン暴落直前の高値で一気に購入してしまった場合は、プラスになるまでそれなりの時間がかかってしまいます。

このケース、初心者に多いんです。相場が上昇傾向だと「上がる前に早く買わなければ!!」と思って焦って買ってしまう。
ですが買った時がその時の一番高値で、そこからズルズル下がっていって含み損になる期間を味わいます。

ですが、積み立て投資にして購入資金を分散すれば、手元のビットコインの価値が暴落しても大幅な損を防ぐことができます。

【実例】もし過去1年間ビットコイン積み立て投資をしていたら

それでは参考までに、過去1年間のビットコインの実際の相場価格を元に、1年間ビットコイン積み立て投資をした場合の試算結果をご紹介します。

期間は2016年8月~2017年7月、毎月1万円ずつZaif(ザイフ)のビットコイン積み立て投資を利用したとします。

Zaifで1年間ビットコイン積み立て投資をした経過

毎月1万円ずつが銀行から自動引き落としされて、自動でビットコインに換えられて取引所に保管されていきます。
1年間の投資額は12万円、約1.14BTC購入することができました。(ビットコインの単位はBTCと表記されます)

12万円をビットコインに積み立て投資した結果、利益は以下のようになっています。

Zaifビットコイン積み立て投資の結果毎月1万円

2017年8月の1ビットコインあたりの価格は47万円になりましたので、手数料を引いても利益が約41万円です。
投資額12万円が1年間で53万円、約4倍に増えたことになります。

さらに、2017年12月時点では1ビットコインが115万円に伸びましたので、投資額12万円に対して資産価値は131万円。1年間で119万円の利益を得ていることになります。凄いですね。

もし毎月2万円を積み立てていたら?

ちなみに毎月2万円を積み立て投資していたら、

Zaifビットコイン積み立て投資結果月2万円

利益が82万7千円になります。

2017年12月1日まで売らずに持ち続けていれば、投資額24万円に対して資産価値は262万円。1年間の積み立てで、約238万円の利益を得られることになります。

もしこの先ビットコインが値上がりしていけば、さらに利益が膨らんでいきます。

この先ビットコインが値下がりしたらどうなるか?

読者さんから「ビットコインがこの先値下がりし続けたら積み立て投資でも損をするのでしょうか?」と返信頂きました。

この場合はもちろん、積み立て投資をしていても損をします。買った時よりもビットコインの値段が下がることになりますから。

投資というものはリスクを背負うことですし、日本円を「今後値上がりする」というものに換える行為です。

ですので、「ビットコイン積立投資での成功 = ビットコインが今後も値上がりする」ことが前提です。

「今後も値上がりする」と思うのであれば、ビットコインを投資対象にすれば良いですし、「いや、もう限界で値下がりするだろう」と思うのなら投資対象にしなければいいだけです。

投資は自己判断・自己責任であり、未来の事は誰にも分かりません。

ビットコインの今後の需要は?

ビットコインが今後値上がりするかは、需要に関係しています。
ビットコインの需要が高まれば値上がりしますし、ビットコインを使わない・不要と判断する人が増えれば値下がりします。

2017年ではビットコイン需要に関係するニュースや出来事はこんなことがありました。参考までに挙げておきます。

ビットコインの需要に関する出来事

  • 大手機関投資家のゴールドマンサックスは「1ビットコイン=1万ドル(100万円を想定している)」と発表
  • 他、機関投資家達は1ビットコイン300万~1000万円を想定していると意見。
  • ビックカメラ・メガネスーパー・マルイがビットコイン決済可能に
  • 日本でのビットコイン決済店舗が日々増加し、2017年8月で1000店舗を突破
  • オーストラリア郵便局でビットコインの購入が可能に
  • 仮想通貨取引所が世界中で次々に開業
  • 日本ではGMOグループが仮想通貨取引所を開業、SBIグループが年内開業予定
  • SBIグループが香港に大きな仮想通貨取引所「SBIMAX」の構築予定
  • アメリカの大手金融機関CMEグループで2017年12月から先物取引開始
  • ジンバブエではビットコイン相場が日本の約1.8倍になっている。
  • 韓国の大手マーケット640店舗でビットコイン決済開始

仮想通貨はまだ黎明期(夜明けのような時期)であること、仮想通貨への投資人口や市場がまだ少なくこれから伸びていくことからも考えると、私はこの先ビットコインはまだまだ値上がりしていく可能性は高いと判断しています。

ですが、あくまでも様々な情報をもとに判断した個人的な見解ですので、ご自身の判断と責任で投資をしてくださいね。

ビットコインの積み立て投資

2017年12月1日のビットコイン相場チャート。相変わらず暴落しながらも成長しています。

相場というものは、上がり下がりを繰り返しながら進んでいくものです。
ですので、ビットコイン積み立て投資は一気に購入するよりも堅実に利益を得られやすい方法です。

仮想通貨初心者の方には、特にお勧めする買い方です。

ビットコイン積立投資先

ビットコイン積立投資は、Zaif(ザイフ)取引所で利用することができます。初心者さんにも簡単に購入できます。

Zaifビットコイン積み立て投資方法

Zaif(ザイフ)で無料登録してから、

Zaifビットコイン積み立て投資方法

「Zaifコイン積立」をクリックして指示通りに進めるだけでOKです。

Zaif(ザイフ)仮想通貨コイン積み立て

今は、ビットコイン以外にモナコイン、NEM(XEM)、イーサリアムも組み合わせて自由に積み立てすることができます。
時価総額2位のイーサリアムは需要も信用も高い通貨ですので、積み立てに含めることで堅実性が得られると思います。

より詳しい申し込み方法、設定方法、ビットコインの売却方法、日本円の出金方法はこちらのページで解説しています。

引き落とし銀行は住信SBIネット銀行が吉

もう一つ、ビットコイン積立投資で大事なことがあります。
それは、引き落とし銀行口座は住信SBIネット銀行を使う事。

日本のほとんどの仮想通貨取引所は住信SBIネット銀行を利用しているので、ビットコイン積立時の銀行引き落とし手数料が無料になるんです。

地方銀行からの引き落としだと、756円の手数料がかかる。つまり、1年間に9,072円もかかるので勿体ないんです。積立買いの大事なポイントは”いかに手数料を低く抑えるか”ですので、心がけるようにしてください。
 

以上、ビットコイン積立投資のご参考になれば幸いです。
低リスクで仮想通貨投資を始めたい人には向いていると思います。


【このエントリーで紹介した外部リンク】
Zaif(ザイフ)
住信SBIネット銀行

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。