こんにちは、@マナです。
テックビューロ社がブロックチェーンの新しいプラットフォーム「COMSA」の開発を発表しました。
開発にあたり、2017年10月2日の14時から 2017年11月6日14時までICO(資金調達)が行われます。
ICOについて詳しくはCOMSA公式サイトICOページから見ることが出来ます。
COMSAの概要(ざっくりと)
COMSAがどんなものか、私がホワイトペーパーを読んだ限りの知識から超ざっくりとした表現で書いておきます。
COMSAとは
企業が法的な問題もクリアしつつ、安心安全にICO・トークン発行・ブロックチェーンを用いたサービスを行うためのプラットフォーム。
イーサリアム上のネットワークでトークン発行・アプリを開発・サービス開発をしてますが、それと似たようなもので、COMSAはさらに安全性を高めたものという感じです。
COMSAネットワーク上では、ビットコイン・イーサリアム・NEM(XEM)ブロックチェーンをペッグ(連動)させたトーウンを発行できるとか。
つまり、ビットコインとイーサリアムとNEMのブロックチェーンを繋いだプラットフォームを作って、そこでいろんなサービスを提供できるようにするもの、という感じでしょうか。
COMSAの目標
COMSAの現在の戦略は、中央集権化された実ビジネスをまずブロックチェーン側に誘導し、それを非中央集権化された要素で拡張し、そして技術が成熟した暁にはそのビジネスモデルをさらに非中央集権化された状態へと改良していく、というものである。
現時点での我々のポリシーは、技術の黎明期に「限りなく非中央集権化を目指す」というものではなく、明確に「限りなく堅牢で、トラストレス、且つ監査可能であること」である。
テックビューロは当然ながら未来の経済は非中央集権化された環境であることを認識しつつも、であるからこそ、その豊富な経験を以て実経済のビジネスにおけるブロックチェーン技術の導入を現実的にサポートすることができる。
↑これを読んでもあまり理解できなかったのですが、要約するとこんな感じ。
中央集権化されたビジネスサービスをブロックチェーン上で行うように営業してて、非中央集権化を目指す。
非中央集権化させれば新たなサービスを生むことができる可能性が生まれる。
ただし、安全性・信頼性が高くて監査が可能なシステムであること。
COMSAはそれが可能なプラットフォームを提供することだ。
COMSA(CMS)トークンの総発行量や価格について
COMSAのICOでは売り切れはありません。
2017年10月2日の14時から 2017年11月6日14時までにICOサイトから申し込めば、誰でもCOMSA(CMS)トークンを購入することができます。
1CMSトークン=1ドル相当=約108円。
仮に1000人がICOに参加して1億ドル集まれば、合計で1億トークンが発行されて投資額に応じてCMSトークンが配布されます。
例えば、私がNEMで10万円相当額(約917ドル)のICOに参加したら、917トークンが貰えます。
そして、総発行数はICOで集まった額の2倍量になります。
つまり上記の例で言えば、1億ドル分集まったら1億トークンがICO参加者に配布されますが、さらに追加で1億トークンが発行されます。ここでトークンの発行は永久にロックされます。
追加発行されたトークンの用途は、50%がテックビューロ社が保有、40%は経営陣、開発者、従業員、ICO協議会運営に、10%はICO紹介者に配布される仕組み。
参加通貨は、ビットコイン・NEM・イーサリアムの3種類です。
COMSAのICOで配布されるトークンの用途
COMSAはあくまでサービスを作るためのプラットフォームなので、ICOに参加して配布されるトークンを使ってプラットフォーム上で何かをする、という使い道はありません。
じゃぁこのCMSトークンは何に使うかといえば、COMSAプラットフォームを利用してある企業(A社とする)がICOを行う場合、CMSトークンでICOに参加すれば、A社が発行するトークンにプラス5%のボーナスが付くようになります。
また、CMSトークン保持者にはクローズドのICOプレセールの招待券を得ることができるなどの特権が付与される予定だそうです。
つまり、「COMSAプラットフォームを使ってのICOに、CMSトークンで支払い参加すれば、5%ボーナスが付いたり他にも特典がありますよ」というものです。
COMSAトークンを扱う取引所
COMSA(CMS)トークンの売買ができるのは、ICO終了後Zaif(ザイフ)取引所になります。
ICOが盛り上がってCOMSAが世界的に有名になれば、もしかしたらbittrexなどの海外取引所でも上場するかもしれませんが、現時点ではZaif取引所以外での取り扱い予定はありません。
COMSA上でICOを行う企業
ホワイトペーパーでも紹介されていますが、COMSAを利用してICOを行う会社が既に2社公開されています。
1. 株式会社プレミアムウォーターホールディングス(東証二部:2588)
2. 株式会社CAMPFIRE – 日本最大のクラウドファンディングサービス
東証に上場している会社と、クラウドファウンディングで有名なCAMPFIREさん。
つまり、プレミアムウォーター社やCAMPFIRE社が何らかのサービスをCOMSAブロックチェーン上で開発して、独自のトークン(仮想通貨)を発行するということですね。
そしてその独自トークンを発行するICOにCMSトークンで参加すれば、トークン獲得量が5%アップになるということです。
おそらく、この2社のトークンもZaifで扱っていくことになるのではないでしょうか。
COMSAの投資判断(我流)
COMSAへの私の個人的見解を軽く書いておきます。我流な判断ですので、一方的に信用しないようにしてくださいね。
まず、テックビューロ社は既にmijinの開発もしっかり行っていますし、本当に開発してるか分からないICOよりも信用はありますね。ホワイトペーパーでもユースケースなども複数例書かれていて、しっかりとしたビジョンを感じることができました。その点については二重丸です。
テックビューロ社は、日本国内でブロックチェーンを用いたサービスをいろんな企業に提供したい、そのために適したプラットフォームを作りますよ、ということだと感じました。
今までは日本企業でICOを行うところはありませんでしたが、日本企業のテックビューロ社がこういたプラットフォームを作ることで、「分からなければテックビューロ社が教えてくれるし協力してくれるはずだ。であれば我が社も新しいサービス開発の為にICOをやってみよう」と思う日本企業は増加していく可能性があります。
そうなれば5%ボーナスが付与されるCOMSAトークンでICOに参加すればお得ですから、COMSAトークンの需要も上がって、原価1ドルだったものが将来的に2ドル、3ドルとなるかもしれません。
ですが、もし日本企業の多くがICO参入をしなかった場合、COMSAプラットフォームを使ったICOも行われなくなりますから、トークンの需要も減り、原価以下で投げ売られる可能性も考えられます。
ブロックチェーン技術については日本でもいろんな企業が注目し始めていますので、私としては「伸びるんじゃないかな~」とは感じています。
これから日本企業のどこかがが「世界に向けて夢のあるICOを行います」ということになれば、日本企業が発行したトークンが海外取引所で上場されて、さらにはCMSトークンが上場されるかも??
あと、売買取引所がZaifだけに留まってしまえば、売買量が少ないことが考えられますので、大儲けできるか?と聞かれれば「No」かなと思います。2~5倍くらいの見込みでしょうか。(5倍もいったら奇跡だと思いますが)
問題だと思うのは、ICO参加者への配布トークンに対して2倍の発行量という部分。例えば1億ドル集まったら2億トークン発行されることになりますから、ここをどう考えるかも必要かと思います。
テックビューロ社や経営陣の保有分が市場で売られれば、流通量が少ないCMSトークンは簡単に値下がりする可能性も。
この先どういう未来を信じるかは個人の考え方や調査力によりますので、この先の投資判断はお任せします。
私は面白そうなのでちょっと参加すると思います。
ICOに参加するには、予め下記の公式サイトICOページからの登録が必要になります。ご興味あればどうぞ。
ではでは。
【追記】COMSAの投資判断についての疑念とメリットを挙げて別記事で書きました。こちらもご参考頂ければ幸いです。
私が考えるCOMSAのICO投資への疑念とメリット
このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。