Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価

こんにちは、@マナです。
ここでは、日本でも代表的な仮想通貨取引所であるZaif(ザイフ)さんの特徴や評価をご紹介します。

できるだけ私的なバイアスが無いように(偏りが無いように)書いていますので、仮想通貨取引所選びのご参考頂ければ幸いです。


Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴

主な特徴

  • NEM(XEM)、MONAコイン、Zaifトークンが売買できる
  • 売買手数料が安い
  • 全ての仮想通貨が板で売買できる
  • 信用取引ができる(レバレッジ最大7.77倍)
  • 取引量がそれほど多くは無い(日本で3位)
  • 盗難補償サービスが無い
  • コイン積み立てがある
  • 運営者の顔が見える
  • セキュリティ環境は前から高い

NEM(XEM)、MONAコイン、PEPECASH、XCPが買える

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価1NEM,MONAコインの購入

Zaif(ザイフ)さんで一番特徴的とも言えるのが、NEM(XEM)とMONAコインの取り扱いです。

日本でも保有者が多いNEM(XEM)を日本で一番初めに取り扱ったことで話題になり、Zaifの運営会社であるテックビューロ社の製品「Mijin」とも繋がりがある仮想通貨です。

NEMブロックチェーンは既にコスタリカの土地登記「Landstead」で利用されはじめており、2017年冬にβ版でmijinに実装された「Catapult(カタパルト)」という技術は大きく期待されています。(いずれNEMにも実装予定)

NEMは仮想通貨の時価総額8位です。

また、日本発の仮想通貨MONAコインを取り扱っている取引所で、この取引所の立ち上げには「日本でも仮想通貨を盛り上げたい」と堀江貴文も絡んでいるとのこと。

他にもトレーディングカードの売買・作成に利用できるPEPECASHや、オリジナルのトークンを作成できるXCP(カウンターパーティ)の取り扱いなど、ユニークな銘柄を扱っています。

2017年秋には、イーサリアム、ビットコインキャッシュの取り扱いも増え、2017年では世界6位となったICOである「COMSA」を行ったのも、Zaif取引所を運営するテックビューロ社です。

なお、COMSAで配布されるトークン「CMSトークン」は2017年11月下旬~12月にZaif取引所に上場される予定ですので、こちらも注目すべき案件です。

売買手数料が安い

NEMはコインチェックさんでも購入できますが、売買手数料が2%~となっています。ですが、Zaif(ザイフ)さんでの売買手数料は0~0.1%。

ビットコインとMONAコインは何と-0.01%で、取引をすると1取引き当たり最大200円のボーナスが入る仕組みになっています。他の取引所は0~0.15%の手数料がかかる事が普通です。

さらに、取引所内に3ビットコイン以上預けておいて、過去3可決分の取引高累計が10万円以上あると、年率最大で3.6%の利殖ボーナスが付きます。

全ての仮想通貨が板で売買できる

Zaif(ザイフ)さんでは基本的に板を利用した売買取引も特徴です。全ての通貨やトークンの売買で指値注文を出すことができます。
なお、コインチェックさんだと”販売方式”ですので、指値ができません。

取引き画面は以下。

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価2板での売買

初心者の人がこういう画面を見ると「難しそう」「出来ない・・」と思われるかもしれませんが、ちょっと使えば誰にでも使える簡単なものです。
ざっと売買の流れを説明しておきます。

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価3指値注文板

↑これが””というもの。売値と買値が真ん中にあって、左右に注文されている通貨の数量が並んでいます。

右側の列を見てください。16.4円で15枚の通貨購入の注文、16.34円に20015枚の通貨購入の注文が入っています。

次に左側の列では、16.42円に19枚の通貨売り注文、16.529円に9900枚の通貨売り注文、という見方になります。

ここであなたが、今すぐに5000枚の通貨を買いたいとします。

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価3指値注文

16.529円で9900枚の売り注文が出ていますので、ここから5000枚買いましょう。

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価3指値注文

取引所に日本円を入金したら、1通貨あたりの値段と買いたい数量を入力して「買い注文」をクリックするだけです。

では、持っている仮想通貨を売りたい場合はどうするのでしょうか。
今あなたがNEM(XEM)を5000枚持っているとします。

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価3指値注文

16.34円に20015枚の買い注文が出ていますので、

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価3指値注文

「XEMを売る」をクリックした後に、売値と数量を入力して「売り注文」を入力するだけ。

このように、Zaifさんでは自分の希望価格で仮想通貨を売買することができます。

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価4簡単売買

コインチェックさんのような簡単売買もありますが、手数料はかなり高くなってしまいます。

信用取引ができる(レバレッジ最大7.77倍)

Zaif(ザイフ)さんでは株のように信用取引が可能で、証拠金13万円で100万円相当の取引をすることができます。

なお、追加担保請求(追証)が無く、取引所に預けているJPY(円)、BTC(ビットコイン)、NEM(XEM)、MONAコイン以上を負担する必要が有りません。

ビットコイン取引量があまり多くは無い

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価ビットコイン取引量

Zaif(ザイフ)さんは日本の仮想通貨取引所ではビットコインの取引量が3位で、1位のbitFlyerさん、2位のコインチェックさんに大きな差があります。

取引量が少ないと売買板に並んでいる注文数が少ないので、ビットコインやNEM(XEM)などを沢山購入したい場合は、希望価格からかけ離れた値で売買することになる可能性があります。

ですので、数十万円以内から始める少額投資には向いている取引所だと思います。

盗難補償サービスが無い

また、Zaifさんでは仮想通貨の盗難補償サービスがありません。
パスワード漏洩などによる第三者不正ハッキングをされて仮想通貨や円が盗まれても、取引所側の補償は一切ありません。

なお、コインチェックさんでは2段階認証セキュリティを設定していれば、100万円までの盗難補償サービスを開始する予定であると2017年6月に発表しています。(まだ未対応ですが)

bitFlyerさんは取引所に保管している”日本円のみ”が補償対象になります。

コイン積み立てがある

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価コイン積み立て

Zaif(ザイフ)さんでは仮想通貨によるコイン積み立てサービスも行っています。
設定すれば銀行口座から自動引き落としされて、ビットコインを毎月定額で購入していくものです。

「ビットコインには将来性を感じているけど、売買タイミングや方法が分からない」と言う人に最適で、そこそこ人気があるサービスです。
毎月1,000円から積み立てをすることができます。今後ビットコインの相場が伸びれば、積み立て金額に対しては銀行貯金よりも高い金利を得ることが可能になります。

運営者の顔が見える

Zaif(ザイフ)を運営するテックビューロ社の代表取締役、朝山貴生さんがTwitterで情報発信をしていて、中の人の顔が見える環境になっています。

運営者の顔が見えるとどんなメリットがあるのか。これは別記事coincheck(コインチェック)仮想通貨取引所の特徴と評価でも書いていますが、”やましいことが無く、ユーザーの声を聞こうとしているスタンス”が感じられることです。

全てが自己責任の投資の世界においては、取引所の運営者がこういうスタンスを見せることで安心感があります。

セキュリティ環境は前から高い

私が仮想通貨投資に参入した2017年3月時点では、Zaif(ザイフ)さんのセキュリティ環境は必要十分でした。

例えば出金セキュリティに2段階認証やアドレス制限ができたり、ログインセキュリティにReCaptchが利用されていたりなどです。
会社側の運営方針や運営側のセキュリティ意識が高いのでしょう。私は安心して使うことができましたので、この点も特徴として挙げさせて頂きます。

対して当時のコインチェックさんは、ログイン時の二段階認証が無限に入力できたり、仮想通貨の出金セキュリティが無かったりなど、セキュリティレベルは最悪と言える状況でした。当ブログではこの点を指摘する記事を何度か書いています。
現在では私が指摘しているセキュリティ状況は全て改良されて、Zaifさんとほとんど同じセキュリティの高さになっています。

まとめ

Zaif(ザイフ)仮想通貨取引所の特徴・評価

以上、長くなりましたがZaif(ザイフ)さんの特徴・評価と評価をご紹介しました。

全ての仮想通貨が板で売買できること、手数料がコインチェックさんより安い点は魅力で評価に値する点だと思います。
ですが、取引量がちょっと少な目である事は、他の取引所に比べるとマイナス評価だと感じています。

「NEM(XEM)やMONAコインを安い手数料で売買したい」という目的がある人は、登録するべき取引所だと思います。
NEM(XEM)を日本円に直接換えたい場合は重宝します。

取引所はそれぞれ特徴があって用途も異なりますので、1つ慣れたらまた別の取引所に登録して使ってみたりすると、海外取引所も割とすんなりと使えるようになると思います。

ご参考頂ければ幸いです。


【この記事で紹介している仮想通貨取引所】
Zaif(ザイフ)
コインチェック
bitFlyer

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。