仮想通貨を購入するタイミング

こんにちは、@マナです。

本エントリーは「仮想通貨を購入するタイミング」について書いているが、あくまで私個人の意見と経験に過ぎないので、「ふ~ん、そういう見方もあるのね」程度でご理解して頂ければ幸いだ。

なお、数カ月~1年スパンで考えた場合のタイミングについて書いている。デイトレードについては書いていない。


仮想通貨を購入するタイミング

【1】3分先は分からない~プロトレーダーさんに聞いたお話

以前20年以上プロトレーダーとして食っていて、資産も〇十億円持っている人に「相場はどの程度先まで読めるんですか?」と聞いたことがある。返答はこうだ。


「いつだって3分先すらも分からない」
「こういう場合はリスクが大きい、小さい、という判断でトレードする事が多い」
「マーケットの潮目、トレンド転換は常に気にしている」
「読み違えて損失しそうなら損切り前提」
「相場上昇中は黙って持っている」
「下がりそうなら売る」


ということで一つ目の結論。「ここが”確実に”相場が伸びる買いタイミングだ」というものは基本的に存在しない。

買い向かう時は相場変動のリスクを覚悟し、相場が伸びている時は持ち続ける。もし読み違えて相場が下がったら、損切りしてダメージを少なくする。

未来は誰にも読めないので、その時々で判断しなければならない。
確実に利益を得られる購入タイミングは存在しない。タイミングとは未来の事が起きてから「良いタイミングだった」と振り返るものである。

ゆえに、タイミングというよりは「その時、買うか、買わないかの決断をすること」に終始すると思う。

【2】市場が盛り上がりそうな時~私が仮想通貨を買った時の話

私が相場を触り始めた時は、どのタイミングで買えば良いか分からず、一気買いした。今思えばバカな買い方をしていたなと思う。

だが、そのバカな買い方で大きな利益を出すことが出来た。
当時は素人感覚だったが、「bitFlyerが”仮想通貨元年”と銘打った広告で大々的に宣伝しはじめた。これから盛り上がりそうだ。早めに動いた方が良さそうだ!」

と感じたから一気に買った。バカの一つ覚えで、買った仮想通貨をひたすら握り続けた。

その時、もし私が毛が生えた程度の知識と経験を持っていたら、バカな一気買いが出来ず慎重になっていただろうし、下手な小細工で利確も早く回転売買などもしていただろうから、かなり小さな利益に留まっていたと思う。

また同じ頃、もう一人のプロトレーダーさんは「私の今年の仮想通貨トレードでは、回転売買せずに、ずっとホールドしてた方が利益額がずっと大きかったわ・・」と言っていた。

つまり、相場の知識と経験を持っていたからといって、大きな利益を出せるとは限らない。
私の場合、「マーケットの潮目が上昇方向に変わる時に、なるべく急いで一気に買ってその判断がたまたま的中した」「手放すのが怖く、”まだ伸びる”というバカの一つ覚えでただ握りしめてた」だけの結果だ。

ということで二つ目の結論。
「市場が盛り上がりそうな時」が買いタイミングだと思う。

漠然とした表現だが、市場が盛り上がりそうな時は市場に沢山のお金が流れ込んでくるものだ。そして参入が遅い人ほど高値掴みをするので損を出しやすい。

盛り上がりそうな状況判断については、相場がジワジワと伸びてきている時、ニュースやメディアで相場上昇の記事が増えてき始めた時、普段休眠しているSNSアカウントが復活し始めた時などだと思う。

常にマーケットの状況にアンテナを張ることが必要である。

【3】ビットコイン相場も上昇していて、かつ目的のアルトコインが少しずつ上昇している場合

今までの経験上、ビットコイン相場が先行して大きく上昇していて、かつ自分が買いターゲットにしているアルトコインが少しずつ上昇している場合は、結果的には良い買いのタイミングだったことが多い。

ビットコイン相場チャート

例えば、ビットコインが上記チャートのように急上昇している時、

NEM(XEM)の買いタイミング

同じ期間、NEM(XEM)は前日高値を切り上げて2週間以上少しずつ上昇している。この状況の場合、突然相場が跳ね上がる事も多く、ビットコイン相場が上昇するか横に動き続けている時、アルトコインはさらに上昇を続けるケースが多かった。

3つ目の結論。「ビットコイン相場が大きく上昇+アルトコイン相場が小さく上昇している時、アルトコインを購入する良いタイミングになる可能性が高い」

【4】仮想通貨市場全体が大暴落して、値動きが落ち着き、高値を切り上げている時

「暴落の時こそ買い場だ」と言われるが、値動きの激しい仮想通貨市場だと、暴落した後どこまで下落するか分からない。

下に貼り付けたビットコインチャート画像の①ポイントのようにしばらく値動きが落ち着いた下げ止まったと思ったら、そこからさらにもう1段下げることもある。

ビットコインの買いタイミング

ビットコイン相場を1年スパンで考えた場合、結果的には①と②のタイミングで買った後は、利益が出ていることとなるが、買うなら②の時である。

1と2のチャートは、どちらも2カ月間ほど値動きが落ち着いているように見えるが、異なる点がある。拡大して見てみよう。

1と2のチャートの違い

仮想通貨購入のタイミングとは

1の時は、値動きが比較的落ち着きつつも下降気味だ。前日高値を明確に切り上げて上昇していない。その後さらに大暴落する結果となった。

仮想通貨購入のタイミング

2の時は、2月から3月末にかけて、前日高値を少しずつ切り上げていることが明確に分かる。4月1日に突然大幅に伸びて、100日以上前の相場価格を完全に越えた状態となり、上昇トレンドへ転換した。

このように、値動きが比較的落ち着いていたとしても、2ケ月ほど高値を切り上げている上昇している状態での購入が有利のようだ。

値動きが落ち着いている時と買い向かうべき銘柄

見出しに「値動きが落ち着いてる時」と書いたが、具体的に言うなら、相場の変動幅プラスマイナス15%状態で2カ月ほど続いた場合だと思う。

ただし、ここで買い向かうべき銘柄は、変にマイナーな仮想通貨じゃないほうが良い。時価総額10位以内くらいのメジャーな銘柄に絞った方が良いと考える。

暴落後に市場が上昇に転じた直後、メジャーな仮想通貨ほど買いが増えるが、時価総額100位以下にランクしているようなマイナーな仮想通貨はほとんど見向きされないし、開発が進んでいるかどうかも分からないものが多いからだ。単価が安いからという理由だけで購入するのは、「安物買いの銭失い」になりかねない。

ということで4つめの結論をまとめると、「仮想通貨市場全体が暴落して、値動きがプラスマイナス15%以内状態で、高値・安値を切り上げる状態が2カ月ほど続いた場合」が、買いのタイミングだと思う。

相場を読み違えた時、何もしないか、売ってしまうか

仮想通貨を買うのは割と簡単だが、問題は売る時である。相場を読み違えて、上昇すると思ったら下落してしまった場合はどうするのか?とても悩ましいところだ。

以前の私なら、何もせずに含み損を抱えたまま握っていただろうが、最近は下がりそうだと感じたら躊躇なく売っている。

仮想通貨が怖いのは、あっという間に多額の含み損をかかえてしまうことだ。買って1週間後に資産が20%マイナスになり、1か月後には50%マイナスになることは日常茶飯事の世界である。

相場も24時間365日動き続けているので、多額の含み損を抱えたまま、価値の不明瞭なモノを抱え続けるのは精神的に悪い。

だから売る。将来性など信じない。仮想通貨は信じるに値しない。現状は単なるトレードの道具として利用が大半だから。利確して初めて本当の利益になる世界である。当たれば大きいが、ミスをして黙っていればダメージが深くなる事の方が経験上、多かった。

「完全に捨て金」と割り切れることが可能なら、いくら含み損を抱えていようとも握っていれば良いと思うが、なかなかそうもいかないだろう。

損は最小限に、利益はなるべく大きくを心がけるようにしている。

仮想通貨を購入するなら余剰資金で

米相場に「野も山もみな一面の弱気なら、あほうになって買いのタネまけ」という格言がある。下落相場で市場関係者が大勢が悲観しているようなときは、阿呆になって逆に買い迎えという意味だ。

仮想通貨を下落局面で買い向かうのはとても怖いものだ。上昇局面で買っても突然大きなかかと落とし下落があるので、いつどのようなタイミングで買っても怖さからは逃れられない。

特に仮想通貨の場合、価値の裏付けが不明なものが多いので、購入するなら余剰資金のみが望ましいと思う。

生活費や教育費など、大事な資金を崩して仮想通貨に買い向かうのは単なるギャンブラーである。大きな資金を投入するほど、24時間相場が気になり、仕事に集中できなくなり、家族との会話も減り、睡眠時間も減って、精神と健康を害する可能性が高くなる。仮想通貨はギャンブル要素も強いと思っているので、注意されたし。

自分にとって最適な購入額の判断は、「夜ぐっすり眠れるかどうか」である。これも先輩投資家から教えて頂いた教訓でり、私が相場に夢中になって一度健康を大きく害した経験から、身をもって痛感している格言だ。

大勢が弱気になっている時の判断、テクニカルチャートについての書籍

大勢が弱気になっているかどうかの判断は、仮想通貨取引所コインチェックZaif(ザイフ)のチャットや、仮想通貨関連のTwitterアカウントを見る事。また、ネットニュースやメディアで話題にされなくなっている状況だったり、大手メディアが「仮想通貨に手を出して後悔した人の末路」のようなタイトル記事を出した時だった。

また、テクニカルチャートによる売買判断に興味がある場合は、

買い信号33の法則」「カラ売り35の法則」、「世界一やさしい 株の売買信号の教科書 1年生」、「世界一やさしい 株の信用取引の教科書 1年生

が読みやすく分かりやすかった。プロトレーダーさんから「なかなか良書」と紹介頂いた書籍である。チャートには人々の心理が反映されているため、テクニカルは奥が深く、はまると面白い。

カラ売りについては、出来るだけ勉強しておいた方が良い。売りから入ってくるトレーダーの心理やテクニックを学ぶことは、購入判断するうえでも大切である。

以上、ご参考頂ければ幸いだ。


【当ブログでお勧めする仮想通貨取引所】
ディーカレット(初心者向け)
コインチェック(初心者向け)
bitbank(板取引経験者向け)
Liquid by QUOINE(信用取引トレーダー向け)

このブログを書いている人

@マナです。貯金1000万円で2017年から仮想通貨(暗号通貨)売買を開始。座右の銘「外そう、自分のリミッター」。